★★★★ 2018年/韓国 監督/カン・ヒョンチョル
ファッキン、イデオロギー。本当にそうだよ。音楽に、ダンスに人は等しく熱狂し、エモーションを共有しあえる存在なのになぜその愚かな行為を繰り返す?タップシーンの凄さに息を呑みスタオベしたも束の間、訪れる悲劇。悲惨な現実を突きつけつつ、見事なエンタメに昇華した1本。
ただ…。前半部のベタなコメディ演出。緩急のつけ方として作り手が意識的にやっているのは承知だが、自分は好みじゃない。サニーもその辺がノレなかったところで。あれをなくすと映画の個性が失われるのかもしれないが、やはりそこは好き嫌いの範疇ということになるだろう。