Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ペパーミント・キャンディー

2020-12-03 | 外国映画(は行)
★★★★★ 2019年/韓国 監督/イ・チャンドン

旧友の集まりにふらりと現れ、自殺を図ろうとする男。なぜこうなってしまったのか。映像は時間を逆戻りしていく。若い時は純朴で優しい青年だった。もしもあの時。人生は偶然の出会いと小さな選択の積み重ね。生きるとは何と切ないことだろう。傑作。

バーニングを見る前に久しぶりに再見。イ・チャンドンは余韻の監督。線路が逆回しに映される映像を思い浮かべ、切なくて身をよじる。以前見た時より、タクシー運転手などで韓国の歴史について詳しくなっているから、余計に来る。堕ちていくソルギョングすばらしい。どういう順序で撮影したのだろう。