スルース

リメイクらしい。
もちろんそんなことは知りませんー。

2人きりの密室劇。
会話だけで進むストーリーは、それなりの面白くなくっちゃ退屈決定なのですが、なかなか面白く観れました。
先手必勝とばかりに最初から噛み付くおじさんと、ちょっとバカかもと思ってしまうイケ面。
よく分からない状況から明らかになる用件と、お互いの目的。
そんな二人がなかなか手の内を見せてくれない上に、ストーリー上の重要なシーンを見せてくれない。
どちらも明らかに怪しいのだが、なぜか相手もコチラも信じてしまったりもする。
えー、でも・・・。と何度も何度も思ってしまい、観ないといけないと思ってしまうくらいに目の離せない展開でした。
ただストーリーが進むにつれて、二人の話しの主題がだんだんずれていってようで。
奥さんどうのこうのよりも自分のプライドと、この話しの主導権をめぐっての争いになってしまいました。
その辺からなんだか呆れてしまって（苦笑）どうでもよくなってきたのも確か。
というか、正直混乱してきちゃって二人の会話がなかなか理解しづらかった（苦笑
多分それは私がアホだからなんですけどね。
ラストはこの戦いにどう終止符をつけるんだろうと思っていたのでが、そこでもちょっとびっくりしちゃって。
そこでも、混乱！！みたいになってしまいました。
終わり方としては一番しっくり来るのですが、それをどう解釈したらいのか。
そんなラストがぐるぐると頭の中を回っていました。
こういう映画って舞台で観た方がいいんじゃないかなーとか思うのですが、この映画の場合はとっても「映画」な感じに作られているように感じました。
なんだかそこもちょっと気に食わない。
ただそんなことを思いつつも、結構見入ってしまったので会話だけでここまで見せれるのはすごいなーと思ったのでした。

ジュードは「ホリデイ」の正統派王子でときめいたりもしたのですが、やっぱキレ役のほうが似合っているなー。
すごく楽しそうだった。
特に反撃に出た辺りはもうキレちゃってキレちゃって、なんだか観ている方も楽しかったですよ。
でっかいお家がチカチカしていて、あのボタン使って遊びたいなーとかかくれんぼしたら楽しそーとか余計なこと考えてしまったりもしました。