アクロス・ザ・ユニバース

ビートルズの楽曲は馴染みがあります。
多くの人は同じじゃないでしょうか？
英語の教科書にも載っていましたし、授業中にも曲を聞きました。

そんなビートルズの楽曲をたくさんちりばめた、少し珍しい青春＆ミュージカル。
その場面場面に合った曲が使われていて、とても面白かったです。
曲に合わせて作ったのか、それともストーリーに合わせて選んだのか。
何でもいいけど、彼らの曲の幅って広すぎって思いました。
全体は60年代という激動の時代を背景にしながらも、とても甘ったるい世界。
いい意味でね。
戦争やデモなどが暗い影を落としながらも、全体はとても力強くて爽やか。
ストーリーは予測できるものではあるんだけど、曲と独特の映像のおかげでかなり面白い映画にはなっていたと思います。
ただ映像が特徴的でもあるのですが、ちょっとついてけないところもありました。
サーカスみたいなとこや、死体を連想させる白い方々は・・・。
ちょっと奇抜すぎて、これは映画でやるとちょっとなぁって思いました。
でもイチゴの爆弾や自由の女神を背負って戦場に行かなきゃいけないっていうのとかは、なるほどなーって思ったりしました。

でもこの映画の主役はビートルズの楽曲。
音楽の詞というのはただでさえ心に響くものがあると思うので、直接伝わってくるものが多かった気がしました。
それぞれの曲がぴったりで。
「Let It Be」は映像とともにその曲が伝えたいことが伝わってきて、とてもよかったって思いました。
一番印象に残ったのは「I Want To Hold Your Hand」。すごく切ない歌い方するんですもの。
ただこの映画は結局はこれがやりたかったんだろうなって思えるラスト。
すべては「Hey Jude」から「All You Need Is Love」をつなげるためだったんだろうな。
彼女を映して、She loves you～♪っていうのもやりたかったんだろうな。
「All You Need Is Love」は、今もそしてこれからも必要とされ変わらないであろうことですよね。
それをたくさーん伝えてくれました。
LOVE&PEACE、ビートルズ伝えたかったことは今も伝えられているけど、なかなか実現しないのよね。
役者さんたちもとっても歌が上手で、なかなかステキな映画でした♪