博士の愛した数式

数学大嫌い！
でも解けたときの嬉しさはどの教科にも勝りますよね！

春の日差しの中で優しくて温かい雰囲気が漂っていました。
家政婦さんと√と博士の何だかのんびりした気持ちの良い空気がよく表現されていたと思います。
原作を読んだときもそうなんだけどこの映画でも数がとても親しみやすくて素敵に見えるんですよね。
数学嫌いなのに魔法がかかったように数が楽しくて優しく感じるんです。
博士の数字への愛もたくさん感じられました。
全体に暖かい空気がふわふわと漂っていてとても気持ちよかったです。

√先生が話す昔話の回想形式にしたのも納得。
途中途中に入る公式の説明は原作を読んだ時は字ではわかりづらかったんですけど映画ではわかりやすくついでにもっと親しみやすくなっていました。
「友愛数」って何か響きがとてもいいですよね！何か好きです。
あんな授業だったらきっと寝ずにもっと頑張っていたんだろうなぁ（笑

でも1時間過ぎくらいから時間が気になってしまいました。
テンポが悪いというか・・・。
お姉さんと博士のエピソードが中途半端でこじつけたみたいになってましたし。
それから最後の√＆家政婦さんのプレゼントが違うのになっててショック。
あそこはカードにしておいて欲しかった。
でなきゃあそこでカード見せた意味ないじゃん！と思ったのでした。
でも余韻を残らせるようなキレイなラストだったのでそれはそれでいいかな。

ラストは原作の方がイイ。
原作読まなきゃまだ素直に受け入れられるかも。
もしかしたら原作を読まないほうが楽しめるのかも知れません。
でもどちらにしろ原作は読んで欲しいです。
読んでる間は時間がゆっくり進んでるように感じますが気付いてみればあっと言う間に読み終わってしまいます。
とても温かいです。