やっと観にいけました。
行こう行こうと思いつつ、なんだかちょっと抵抗があったので。
でも観たほうがいいと思ったから。
あまりにも真っ直ぐな映画のメッセージにどっと疲れてしまいましたが、長い時間スクリーンから目を離すことが出来ませんでした。
何が彼らを動かしていたのだろう。
連合赤軍とは、あさま山荘事件とは??テレビでちょっと見たことはある、聞いたことはある。でも実際に聞かれたら何も答えられない。
少し調べていってはいましたが、映画の前半でも何が始まりなのかを教えてくれたので入りやすかったです。
激動の時代の中で立ち上がったのは今の私と同じ大学生たち。
でもその光景は私の目には異様に映った。
何かを変えようとし権力に向かっていく姿は、はっきり言って考えられない。
あまりにも多くの人が集まっていて、意味がわからなかった。
あの学生運動に参加にこの様々な抗議の意味を本当に理解していた人って、どれくらいいたのだろう。
そういう意味では、遠山美枝子の存在は象徴的だった。
でもなぜ大学生が中心となったか、それはわかるような気がする。
エネルギーが有り余っているんだと思う。
束縛というものがなくなり、ある程度の自由がある。
子どもではなく大人として扱わる。自分達が将来を担っていく。
そのために何かを変えたい、なんだかできる気がする。
そんな気持ちだったんじゃないかな。
そのエネルギーと目的は全く違うところへ向かっていくのも、進しかなかったのかもしれない。もう戻れなくなっていたのかも。
集団リンチが始まったところからは、頭の中がいっぱいいっぱいになってしまった。
「総括」、「自己批判」そんな言葉が飛びかい、次々と精神が弱いとされ「敗北者」と呼ばれて死んでいく。
集団心理の恐ろしさだが、この人たちはおかしいとしか思えなくなった。
いくら誰かが革命について語っても全く意味がわからなかった。
あまりにも私の頭のなかの常識を逸脱しすぎていた。
何度も森と永田におまえらが総括しろと言いたくなった。
観ていられなかった。恐ろしくて、気分が悪くて。でも悲しくなった。
誰もこんなことは望んでいなかっただろうし、こんなことになるとは思ってなかっただろう。
人として許されないことをした彼らを、私には共感できないけど批判も出来ない。彼らをどこに位置付ければいいかもわからない。
ただ彼らの若い力をもっと違うところに持ってこれなかったことが、とても悔やまれる。
だって誰も日本を潰してやろうなんて思ってやったことじゃないもの。
ものすごい強烈なことがいっぱいいっぱい伝わってきたのでした。
世界がめまぐるしく変わる激動の時代を生きた彼ら。
今も世界は変わっているけれど、私は全く政治的なことはわからないし、別に何も考えてない。
正直今の時代の大学生はそんなこと考えてる暇ない。
そんなことにまわすエネルギーもない。
3年になった時点で2年後の自分の将来考えくちゃいけないんだから。日本の行く末より、自分のこと。
それで良いのか悪いのかわからないけれど、私はこのままでいたいと思った。
行こう行こうと思いつつ、なんだかちょっと抵抗があったので。
でも観たほうがいいと思ったから。
あまりにも真っ直ぐな映画のメッセージにどっと疲れてしまいましたが、長い時間スクリーンから目を離すことが出来ませんでした。
何が彼らを動かしていたのだろう。
連合赤軍とは、あさま山荘事件とは??テレビでちょっと見たことはある、聞いたことはある。でも実際に聞かれたら何も答えられない。
少し調べていってはいましたが、映画の前半でも何が始まりなのかを教えてくれたので入りやすかったです。
激動の時代の中で立ち上がったのは今の私と同じ大学生たち。
でもその光景は私の目には異様に映った。
何かを変えようとし権力に向かっていく姿は、はっきり言って考えられない。
あまりにも多くの人が集まっていて、意味がわからなかった。
あの学生運動に参加にこの様々な抗議の意味を本当に理解していた人って、どれくらいいたのだろう。
そういう意味では、遠山美枝子の存在は象徴的だった。
でもなぜ大学生が中心となったか、それはわかるような気がする。
エネルギーが有り余っているんだと思う。
束縛というものがなくなり、ある程度の自由がある。
子どもではなく大人として扱わる。自分達が将来を担っていく。
そのために何かを変えたい、なんだかできる気がする。
そんな気持ちだったんじゃないかな。
そのエネルギーと目的は全く違うところへ向かっていくのも、進しかなかったのかもしれない。もう戻れなくなっていたのかも。
集団リンチが始まったところからは、頭の中がいっぱいいっぱいになってしまった。
「総括」、「自己批判」そんな言葉が飛びかい、次々と精神が弱いとされ「敗北者」と呼ばれて死んでいく。
集団心理の恐ろしさだが、この人たちはおかしいとしか思えなくなった。
いくら誰かが革命について語っても全く意味がわからなかった。
あまりにも私の頭のなかの常識を逸脱しすぎていた。
何度も森と永田におまえらが総括しろと言いたくなった。
観ていられなかった。恐ろしくて、気分が悪くて。でも悲しくなった。
誰もこんなことは望んでいなかっただろうし、こんなことになるとは思ってなかっただろう。
人として許されないことをした彼らを、私には共感できないけど批判も出来ない。彼らをどこに位置付ければいいかもわからない。
ただ彼らの若い力をもっと違うところに持ってこれなかったことが、とても悔やまれる。
だって誰も日本を潰してやろうなんて思ってやったことじゃないもの。
ものすごい強烈なことがいっぱいいっぱい伝わってきたのでした。
世界がめまぐるしく変わる激動の時代を生きた彼ら。
今も世界は変わっているけれど、私は全く政治的なことはわからないし、別に何も考えてない。
正直今の時代の大学生はそんなこと考えてる暇ない。
そんなことにまわすエネルギーもない。
3年になった時点で2年後の自分の将来考えくちゃいけないんだから。日本の行く末より、自分のこと。
それで良いのか悪いのかわからないけれど、私はこのままでいたいと思った。
TB&コメントどうもどうもでした。
なななさんは当時の彼らと今同世代だから、感じるところもいろいろあったでしょうね。
当初、同志粛清が明るみに出る前は、「権力を相手に気概のある学生たち」と称賛されることもあったみたいなので、実際には世の中をよくしようと理想に燃えた、正義感が強く志の高かった人たちも多かったのかもしれません。
でも、1人減り2人減りしていくうちに、変に弁の立つ人ばかり発言権が強くなり、彼らのもともと持っていた気質も手伝ってか、閉塞的な集団の中でどんどんおかしな方向に向かっていく様は本当に恐ろしかったですわ。
なかでもあさま山荘で銃撃戦を繰り広げた5人は、ある意味被害者だったのかも、とも思います。
それにしても永田洋子はムカついたよねームキーーー!
人を総括しておきながら自分は煩悩の限りを尽くす・・・そんな姿に、見かけの醜さ以上に吐き気をもよおしましたわ。
この方はいまだ言い訳しながら、脳腫瘍だかなんだか抱えながら獄中にいるそうですよ。
なななさんはパンフレットは買いましたか?
あれに載っていた当時のメンバー吉野雅邦の獄中からの手紙と、メンバーたちと若松監督とのディスカッションは非常に興味深かったです。
中にはもともとの思想というか気質が、やはり凡人のわたしなんかから見ると変わっているように思う人もいました。
今の時代にはないエネルギーは感じたけれど、全く共感も肯定もできない。。
頭は良いけど精神が成熟してない人たち・・・そんな印象を映画を通して感じました。
それにしても若松監督の渾身の作品でしたね。
他の監督じゃこんな映画になってなかったと思いますわ。
ホントにこのエネルギーだけ見れば、賞賛できるものもあるとは思うんですよね。
簡単に出来ることではないですもの。
それに今の時代にはない気持ちだと思います。
人のことを言いくるめて恐怖に貶めていた森と永田でしたが、永田に関しては女性としての嫉妬とかちょっと気に入られたいっていう人間的な感情がほとんどだったと思うので、なお更腹立ちました。
死刑囚になってるみたいですけど・・・まだ言い訳しているんですねー。
うーん、きっと今の日本を見て嘆いていることでしょう。
パンフレットは充実していたみたいですね!
私は買えませんでした。やっぱりパンフは高い~!!
んでも興味出てきたり。
なんだか頭のいい人ってそれなりに色々考えているんでしょうけど、ちょっと自分に酔っちゃってる部分もあるのかなーとか思いました。
何でも出来るんだぜ~~!って。
んでも実際、頭のいい人たちの気持ちは私にはわからないですけどね(苦笑
とにもかくにも観てよかったって思える映画でした。
今の若い世代の人が、この作品を観て
何を思うんだろう?って興味深かったです。
≫ただ彼らの若い力をもっと違うところに持って
これなかったことが、とても悔やまれる。
ホントにそうですね。
あれだけ理屈を並べられる賢い頭もあって、
国を変えたい!と思うほどのエネルギーもあって、
なのになぜ人殺しになるのか・・・さっぱり分からん。
でも思えば、某宗教団体も高学歴の連中ばっかり
でしたよね。
天才とバカは紙一重とよく言うけれど・・・
ホントにそうかもって思ってしまわざる負えないわ(苦)。
ところで先日は突然ごめんなさいね。
今度はちゃんと事前に予定を組んでお誘いいたしますわ♪
そのときはぜひお相手いただければ嬉しゅうございます。
お返し遅れてすみません。
私ね、彼らのこと全く理解できなかったですよ。
ホント、そのエネルギーはわかるんだけどね。
でも頭いい人って何でそういう持っていき方するんでしょうね。
みんなそうってワケではないんですけど、どうしても色々考えている故にそうなっちゃうのかな。
やっぱり頭いい人と話していると、それなりに考えているんですよね。
将来のことも、その職業だってすごいもの考えていたりする人いますもん。
でもたまにものすんごい偏った考え方の人もいます。
恐くなりますもの。
こういう人が・・・って思ってしまうことはあります。
どの道中、途半端に大学行ってる私にはわかりませんが(苦笑
私、睦月さんに思い出してもらっただけでも嬉しかったですよ♪
だから今度も思い出してあげてくださいな。
永田洋子役の女性が、監督と一緒に映画祭に出てた映像をTVで見たんやけど、普通にカワイイ女優でびっくりしました。
同じく面白いなーって思いました。
作りにしても全体の雰囲気にしても。
あら、カワイイ人なんですか?
うーん、もう女狐にしか見えないですから、ちょっと想像がつきません。
「日本中の若者がみんなそうなればいいのに・・・」と当時の国家権力がもくろんだとおりですな。
>良いのか悪いのか・・・悪いです。
ってなことを、当時を知っているオヤジは、説教を垂れるんですよね。
それは私も思います。
今こうなってもらっては一番困るのは政府ですもの。
でも勝手な考えですが、今のままで私はいいと思っています。
果たしていまも、90%の学生が、しらけて、日本なんて変わりっこない、変革って怖い、と思っているのでしょうか。
それは半分近く、この連合赤軍事件の責任であり、それを利用した人たちの責任だとは思うのですが、ぜひとも若い人たちにはそれを乗り越えて欲しいなあ、とおじさんとしては思うのでした。
大学生の全体が今どう思っているのかはわかりませんが、少なくとも私の周りは自分で国を変えようなんて思っている人はいません。
革命なんて言葉を使ったことすらないかも。
でもきっと政府とかにとってはそれが好都合なんでしょうね。
それがよいのかはわかりませんが、何か熱いものを持っていた彼らの意思だけはすごいと思います。