マイ・ブルーベリー・ナイツ

2週連続ジュードとこんにちわ。
でも2作とも全然違うお顔を見せてくれて、ホント芸達者さん。
かっこいい人は何やってもステキだわ。

ウォン・カーウァイ作品は初めてです。
何となく小難しそうなイメージがあり、めんどうで避けてきました。
そんなイメージを持って臨んだからか、あまりにもあっさりしたこの映画にちょっとびっくり。
あっさりしすぎていて、逆に物足りなさも感じましたが、なかなか甘くてステキな映画だったと思います。
N.Yで起こることは甘いラブストーリー。
旅に必ず付いてくる出会いには、ちょっと苦い人生を学ぶ場所なのでしょうか。
この出会いの中でなぜ彼らがダメになってしまったのかは、エリザベスは何となくわかっていたと思います。
そういうのって一歩外から引いたほうがよく見えるんですよね。
エリザベスもイキナリ自分の恋にすぐ向き合うことは出来なかったけど、旅を通して自分の中にあった相手との距離のズレを認めて。
2つの出会いの中でであった他人を通して、自分自身を見つめないしていく。
そんなストーリーがとんとんと進みすぎて、何だかちょっと物足りなさも感じました。
N.Yでも一目惚れみたいな感じなのかしら？
1年近くもかかっちゃう遠回りにはジェレミーの気持ちを思うと少しじれったさも感じたけれど、この後だとなんだか二人は上手くいきそうだわ。
説明は出来ないけれどそんな気がする。それでいいの。
後味は悪くないし、ふんわりな終わり方だったからよかったと思います。

今回観にいった理由が、ノラの歌声が聞けるかなーなんて思っていたのですから、同じ曲を中途半端に流したりする感じにイラっ（笑）
もっと流してもいいと思ったけど、それだとノラ音楽映画になっちゃうからかな。
演技できるのかしらーなんて心配もしたけどなかなか。
でもやっぱり彼女は歌っているときのほうが素敵だな。
2～3年前にライブに行ったときは、揺れながら楽しそうに歌われていました。
ジュードはこないだ観たのとは違いずいぶん王子寄り。
この恋は多分ジェレミーの一目惚れっぽいから、そんな彼を待たしておくなんて！！って思ってしまいました（笑
素敵でございました。ってかポスターステキよね。
ナタリーも可愛かったし、レイチェル・ワイズの髪型が素敵だーなんて思っていました。
あとはこの監督ヴィジュアル重視するのかな。
とてもきれいな画が撮れていたりでした。あのキスシーンは、相当ステキ。