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12月22日(水)冬至カボチャ

2010-12-22 10:53:52 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
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12月22日(水)冬至カボチャ

冬至にカボチャを食べる習慣はいつごろから定着したのだろう。全国的に広まったのは江戸時代かららしい。なぜカボチャを食べるのか。これもはっきりしたことは分からないけれども、冬至は太陽がいちばん勢いが衰える日なので、太陽を象徴するカボチャを食べて太陽に加勢する意味合いがあると考えられている。またカボチャはナンキンとも言い「ン」(運)が二つもつくものを食べて運を呼び込むと言う考えもあったらしい。

冬至にカボチャと小豆を一緒に炊いて食べると風邪を引かないとか中風にならないという言い伝えもあるが、冬場に不足しがちな栄養素を補給する合理的な方法でもあった。また小豆の赤は邪気を払うと信じられていた。ともかく衰弱した太陽に勢いをつけ一陽来復を願う行事は、日本のみならず北半球の高緯度地域では広く行われている習慣である。

またこの日にユズ湯に入ることも各地で行われている。これはユズの強い香気で邪気を払う禊(みそぎ)の意味があったと考えられている。端午の節句に行われる菖蒲湯と同じ意味合いを持つ。というわけで今日はわが家で取れたユズを湯船に浮かべ禊をした後でカボチャと小豆の煮物をいただこうと思っている。

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