全国970箇所「道の駅」北海道~沖縄まで!!

自由、気ままにできるかどうか道の駅のゴム印スタンプを収集しています。現在120余スタンプですょ。Live to die

9月21日(火)キイロスズメバチ

2010-11-08 20:22:29 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
9月21日(火)キイロスズメバチ

今年はキイロスズメバチの姿を見ないと昨日書いたところ、今朝のNHKテレビがそれに関連したことを報じていた。それによるとキイロスズメバチはこれからが繁殖シーズンで攻撃的になるので注意が必要であることが第一点。第二に餌となる昆虫や甘いものなどが容易に手に入る住宅地への進出が目立つこと。そして場所にもよるが今年は猛暑の関係で出現が減ったところもあることが特徴だと言う。

わが家の近辺でキイロスズメバチが減ったのは例年にない暑さで巣の中の温度が上がり、幼虫が死滅したことと関係があるようだ。巣の中の温度が37℃を越すと幼虫は死んでしまうらしい。

キイロスズメバチに襲われそうになったときの対処方法も参考になった。慌てて逃げたり追い払おうとしないで身をかがめて静かにする。キイロスズメバチは動くものに敏感に反応するから、低い姿勢でじっとしていれば飛び去る。その隙に危険な場所から遠ざかればよい。

万一刺された場合は逆に一目散に屋内など安全な場所まで逃げる。なぜかと言うとキイロスズメバチは一刺しと同時に仲間を呼び寄せるフェロモンを出すので、もたもたしていると集団で攻撃されるからだと言う。安全な場所まで逃げたら刺された針の穴から毒液を指で絞りり出してからお医者さんに診てもらうのが賢明だと言う。毒液を口で吸い出そうとするのはもし口内に傷がある場合危険だからしない方がいい。

秋の行楽シーズンを迎え、ハイキングなどでハチに遭遇する機会が増えるから、慌てないで対処する方法を覚えておくと役立ちそうだ。


--------------------------------------------------------------------------------

9月22日(水)中秋の名月

今日は中秋の名月だが天気が悪くて観られそうもない。予報で今日の天候を知っていたので昨夜街に出た序に一日早いお月見をした。少しいびつで傘をかぶった月であったが、頭の中で形をまん丸に補正し、輪郭をぼやけさせている傘を取り払って、煌々と輝く月を観た。

中秋の名月は旧暦8月15日の月である。都会では月見だんごとススキの穂を供えて月見するのが一般的な慣わしとなっている。しかし農村部では稲の収穫祭と祖霊祭祀が結びついた行事を行うところが多い。

また「芋名月」の別名があるように本来は里芋など芋類の収穫祭だったようである。稲作が普及する前の日本人の主食は芋類だったから、こちらの方が稲を結びついた月見より歴史は古い。仙台近辺では里芋や栗を供えることが行われているので、古い形態の名残を引きずっているようである。

子どものころの記憶をたどってみると、月の光が差し込む縁側が月見の舞台だった。ススキの穂を飾るのは今と同じであるが、お供え物は手に入るものは何でもという感じであった。

茎と葉の部分を切り落とした親芋と小芋が主役だったことは言うまでもないが、そのほかにサツマイモ、ブドウ、ナシ、クリなど秋に出回る産物を何でもお供えしていた。月見だんごの記憶がないのは、わが家ではその習慣がなかったのではないか。

種が多くて酸っぱいブドウ、仙台近郊で採れる古いタイプの長十郎ナシ、小粒で虫食いが多いヤマグリなどの味が記憶の中に蘇る。


--------------------------------------------------------------------------------

9月23日(木)おお寒い

今朝目覚めてびっくり。この信じられないような寒さは何だと思った。ガラス窓の内側の障子を開けるとガラスが冬と同じように結露していて外が見えない。結露は外気が冷え込んでいる証拠である。市街地より標高が高い場所とはいえ、仙台市内でこの季節これほど冷え込むことは珍しい。天気予報によると日中の気温は14℃までしか上がらないという。10月を飛び越えて11月上旬の気温ではないか。

この急激な寒気は、本州南岸に停滞する前線に向かって北の高気圧から一時的に冷たい空気が流れ込んでいるためで、また平年並みの気温に戻るそうだが、風邪をひいてはたまらないので慌てて厚着した。どうやら今年の冬は日本列島に寒気が押し寄せるらしい。

そのメカニズムはよく理解できないが、何でも南米の赤道付近の海水温が低く、そのために暖かい海水温が西に偏る。そこで発生した空気の流れが北極圏に存在する高気圧のを発達を促し、巡り巡って冷たい空気が日本に向かって吹き込むらしい。

空気は地球をすっぽり包み込んでいるから、南半球で起こった海水温の変化が世界規模で気候の変化をもたらすことは理解できるけれども寒い冬は苦手である。冬が寒ければ暖房にカネがかかる。わが家では灯油で暖房しているが、その灯油の値段が高くなる傾向にある。

それは周辺諸国の暮らし向きが豊かになるにつれて灯油の需要が増えているためで、特別な事情の変化がない限り高値傾向は続くと見なければならない。宮城県内の標準的な今冬の小売価格は18リットル当たり千4百円台になるらしい。昨日から雨粒を撒き散らしている灰色の空を見上げながら、今日は朝から憂鬱な気分である。


--------------------------------------------------------------------------------

9月24日(金)検事の改ざん

大阪地検特捜部の前田検事が押収したフロッピーディスクのデータを改ざんした疑いで逮捕された事件は、どうやら大阪地検上層部を巻き込んだ組織ぐるみの犯罪の様相を帯びてきた。前田検事は逮捕後テータを「誤って書き換えた」としていた供述を翻し「故意にデータを改ざんした」と認める趣旨の供述を始めたという。

だいたいFDのデータを「誤って」書き換えるなんてことはまずあり得ない。前田検事はFDを扱ったことがある人なら誰だって知っているこの常識に反する供述をししたこと自体意図的である。その直属の上司だった大坪前部長もデータ改ざんのうわさが出たとき「意図的な変更は考えられず問題ない」と上部に報告している。したがって返却された問題のFDは精査されることはなかった。

呆れるのは動かぬ証拠を積み重ねて事件の真相に迫るはずの検察が、身内の問題はろくに調べもしないで闇から闇へ葬り去ろうと言うその姿勢である。うわさにせよ改ざんの疑いが提起されたら、内部のことであってもそれを徹底的に調べるのが検察本来のあるべき姿であろう。

もっと遡って言えば、前田検事がFDのデータ改ざんをしてまで郵政不正事件に執念を燃やしたのはなぜかと言う問題が浮上してくる。前田検事の頭の中には「厚生労働省の村上元係長の単独犯行とは考えにくい、上司も絡んでいるに違いないし、大物政治家も介在している」というストーリーが出来上がったのかもしれない。

その予断を元に事件を立証するための証拠集めが進められ、厚生労働省元局長の村木厚子氏逮捕まで行き着いた。しかし村上元係長が作成したFDの最終更新日時が村木元局長の指示と符合しないことが分かった。そこで前田検事が考えたストーリーに矛盾なく合わせるためにデータ改ざんに走ったのだろう。

このようなやり口はもとより邪道で許されることではない。それを上司まで容認したとあっては組織ぐるみの隠ぺい工作、犯罪と言われても申し開きできないのではないか。検察の威信地に落ちたりである。同じ穴のムジナに頼るもどかしさはあるが、最高検の徹底的な事件解明を期待する。


--------------------------------------------------------------------------------

9月25日(土)中国人船長釈放

那覇地検は公務執行妨害の疑いで逮捕・拘留中の中国漁船船長を拘留期限が切れる前に処分保留のまま突然釈放した。釈放の理由を那覇地検は「わが国国民への影響と今後の日中関係を考慮」した結果だと説明した。でも日本が中国の圧力に屈した印象が強く、何とも釈然としない幕引きである。

いったい今回の決定は地検独自の判断だったのだろうか。検察当局が公務執行妨害で逮捕した人間を起訴できないと判断したから釈放すると言うなら話の筋は通る。その判断の背景に今後の日中関係という政治判断を絡ませるのは検察のあり方としては邪道だと言わざるを得ない。

唐突な釈放の裏には那覇地検に対する政府の働きかけがあったような気がする。レアアースの輸入が断たれれば産業界は大打撃を受ける。中国要人の日本訪問が相次いで取りやめになった。中国側の規制緩和で増加傾向にあった観光客が途絶えた影響もばかにならない。河北省石家荘市で拘束されたゼネコン社員のことも心配である。日本からの上海万博訪問団は土壇場で拒否された。

あれやこれや考えると巡視船の損害が軽微だったこともあるし、この際船長釈放でギクシャクした関係を修復できるなら安上がりだと、政府が那覇地検を動かしたのではないか。いわば政府は表面に出ないコスイやり方だ。

しかしこれで一件落着と行くだろうか。一筋縄ではいかないのが中国である。中国は船長の拘束は不当だと言う主張を繰り返し損害賠償を請求すると言っている。事件発生以来矢継ぎ早に発動した日本に対する制裁措置を解除する動きも見られない。むしろ国民の支持を背景に暫くは日本バッシングを続けるのではなかろうか。

あやふやな態度で尖閣諸島が日本固有の領土であると言うことまで揺らぐことがあってはならない。日中関係は極東全体の安全保障の構図の中で、中国を牽制しながら辛抱強く再構築する以外に道は開けないようだ。中国はアメリカと仲良くしようとしている。日本もアメリカの力を上手に日中関係に利用する外交努力も必要だと思う。


--------------------------------------------------------------------------------

9月26日(日)行商

むかしはたくさんあった行商がめったに見られなくなって久しい。子どものころは毎朝納豆売りや豆腐売りが来た。納豆売りは「なっと、なっとう」と声を張り上げ、豆腐売りは「とーふー」と聞こえる真鍮製のラッパを吹いて客を集めた。

納豆は今みたいな化学製品の容器に入ったものではない。ワラで作った「つと」か経木で三角形に包んだものだった。豆腐は器を持って買いに行った客の求めに応じて一丁単位で売った。豆腐のほかに同じ店で作る油揚げも商っていた。

リヤカーを曳いた野菜の行商、魚の行商もあった。仙台特有のものとしては、中を何段かに仕切った縦長の籠をリュックのように背負ってやってくる「おばちゃん部隊」も居た。仙台市郊外の名取川河口に開けた閖上(ゆりあげ)漁港の漁師のおかみさんたちが、水揚げされたばかりの鮮魚や焼き魚を持って来るのだった。

行商は食べ物ばかりではない。今はトラックに積んでスピーカーで宣伝するのが普通になった物干し竿売りも、かつては肩に担いだり荷車に積んで本物の竹竿を売り歩いた。ステンレスや鋼製の竿を売っているのに、スピーカーから流れる売り声が「竹やー、竿竹。竿竹、布団竿」とむかしの真似をしているのは滑稽である。

煙管掃除や羅宇(らう)すげ替えの行商もあった。戦前はキセルで刻みタバコを吸う人が大勢居たので成り立った商売だったのだろう。このようなむかしの商売を思い出したのは、数日前珍しく行商がわが家に現れたからである。玄関のチャイムが鳴ったので出てみると、立っていたのは箒売りだった。長い柄の座敷箒と短い柄で箒の先端がやや斜めになっているものを数本ずつ背負っていた。

わが家では久しく箒を使っていないのでお引取り願ったが、何とも懐かしい気分になった。あれは自分で作ったものを小遣い稼ぎに売りに来たのだろ。箒の原料は竹と稲藁だと思う。箒作りには脱穀したばかりだばかりの新しい稲藁を使うとすれば、今が新箒作りのシーズンなのだろう。


--------------------------------------------------------------------------------

9月27日(月)白鵬を手本に

横綱・白鵬が4場所連続全勝優勝を果たし連勝記録を62にまで伸ばした。これはたいした記録である。日本人の横綱が土俵を去ってから久しい。弟子に対する暴行事件や野球賭博などでファンを失望させ、ガタガタになった相撲界をモンゴル出身の一人横綱が重圧に耐えて支えてきた。そして日本人よりも日本人らしい横綱に成長した。

優勝インタビューでは「私は決して、力強い人間ではありません。ただ、運があった。運は努力をしている人間にしかこない」と謙虚な中にも努力の大切さを訴えた。これは自分と互角に戦える力士が早く出てきて欲しいという願いと稽古不足をたしなめる言葉と受け止めよう。

次なる目標は昭和の大横綱・双葉山が昭和14年1月14日に達成した69連勝を更新することである。気力・技ともに充実している今の白鵬なら達成できると思うけれども、その一方で不世出の横綱・双葉山の記録は無傷のまま残しておきたい気もする。また白鵬の進撃を阻止するのは誰だろうと言う興味もある。

白鵬はたいそうな勉強家のようである。相撲の歴史にも詳しいようだ。日本人でも忘れている人が多い江戸時代の名横綱・谷風梶之助(1750-95)の名をあげた。第4代横綱谷風は陸奥国七郷村霞目(現仙台市)出身の名横綱である。

62連勝まで達した白鵬は来場所、63連勝の記録を持つ谷風を追い越し、さらに双葉山の69連勝を乗り越えようとしている。ところが谷風は京阪場所を含めると98連勝と言うとてつもない大記録保持者なのだ。白鵬はおそらくそのことも知っているのだろう。

白鵬を乗り越える日本人横綱はいつ出てくるのだろう。それまでは相撲の精神を体得し日本人以上に日本人らしい横綱になった白鵬をお手本として精進を続けることが肝心だと思う。


--------------------------------------------------------------------------------

9月28日(火)粛々

今朝の朝日新聞の報道によると、25日の本欄に書いたように尖閣諸島海域で逮捕した中国漁船船長の釈放には政治介入があったようである。報道でも動かぬ証拠を挙げているわけではないけれども、検察に対する働きかけがあったと見られる状況証拠は十分ある。

となると、仙谷官房長官がこの件に関して「検察当局が国内法にのっとり粛々と判断して行ったと理解している」と発言したのはウソになる。粛々には1、つつしみ敬うさま、2、静かにひっそりしたさま、3、ひきしまったさま、4、おごそかなさまの意味がある(広辞苑・岩波書店)が、外部から圧力がかかったのではとても粛々と事を運ぶことは出来ないからだ。

政治家は粛々という言葉がよほど好きと見受けられる。日常会話ではほとんど使うことがない言葉を頻繁に使うのは何か効用を期待してのことだろう。困難にぶち当たったとき、面倒なことが起きそうなとき、野党から攻撃されたときなどに「粛々と対処する」と言えば、どんな難問でも慌てず騒がず冷静に対応できる大物政治家らしく見えると言う計算があるのかもしれない。

でも国民の目はそう甘いものではない。平静を装っていても「粛々」の陰に隠れている発言者の自信のなさ、おののき、とまどいなどを見抜くことは容易である。国民をなめてはいけない。不用意に粛々を多用するのは粛々と言う言葉に失礼だからやめた方がいい。


--------------------------------------------------------------------------------

9月29日(水)ジョンウン大将

北朝鮮のキムジョンイル総書記が昨日、3男のジョンウン氏に大将の称号をあたえた。ジョンウン氏の名前が北朝鮮の公式メディアに登場したのは初めてで、いよいよキム総書記の後継作業が本格化したとみられている。

よその国のことだから、とやこう言うべき問題ではないけれども、一国の指導者が3代にわたって世襲とは「変な国」だと思う。君主制など世襲体制をとっている国は他にもあるが、それは象徴的な存在で実際に国を動かしているわけではない。

しかし、北朝鮮の総書記は自分の意思で何でも動かせる絶大な権力者だから、日本の天皇やイギリスの王室とは訳が違う。一人の人間に権力が集中するのはある意味では効率的である。みんなが集まってああでもないこうでもないと論議を交わすよりも意思決定が早い。

そして決めたことをピラミッド型の組織に号令をかければ末端まで迅速に伝わる。けれども独裁的な権力者が誤った意思決定をすればいちばん苦しむのは末端の民衆である。経済不振、食糧難、言論統制、渡航制限など苦しい生活を強いられているのはキム総書記一人の責任ではないにしろ、グローバルナ付き合いを拒否し鎖国にも似た孤立政策を長年続けてきた国のあり方と無縁ではないだろう。

ジョンウン氏が3代目の後継者になれば、社会主義国としては稀有な世襲権力者が「君臨」する体制が続くことになる。それとも若い指導者の下で新しい国の運営が始まるのだろうか。日本に近い隣国だから核武装した怖い国よりはごく普通の国になって欲しいものである。


--------------------------------------------------------------------------------

9月30日(木)キノコ

暑くて放ったらかしにしたせいで荒れていた東側の庭の雑草を鎌で刈った。腰の辺りまで伸びたミヤマイラクサ、ワラビなど山菜から雑草までバッサバッサとなぎ倒すのは痛快であった。鎌の一振りで草とともに砕けたキノコの傘が飛んだ。拾ってみるとムラサキシメジである。数年前にもその近辺に出たことがあるので間違いない。

涼しくなり適度なお湿りもあったので出てきたのだろう。まだ傘が開かない幼いキノコも混じっていたが踏みつけて壊れたのもあったので収穫した。両手に山盛りになるくらいの量である。この分なら裏山にもキノコが生えているかもしれないと思って行ってみた。

間違いなく食用と分かるのはロクショウハツタケだけで、あとは毒とも食用とも分からないけれどもサンプルを摘んで近所のキノコ博士に鑑定してもらうことにした。博士は一目見てロクショウハツタケだけを取り出し「あとはダメだね」と言った。

多分そんなことだろうと予想していたが、大部分がゴミ箱行きになったのを気の毒に思ったのか、自分が採ってきたシロシメジを「うめーがら食ってみさいん」とくれてよこした。これは庭で採ったムラサキシメジと一緒に煮て保存した。

ハツタケは夕餉のお吸い物にした。ハツダケはゴソゴソした感じで口当たりは褒められないが良い出汁がでる。短冊に切ったナスと一緒に煮て火からおろす間際に薄切りミョウガを散らした一品はいかにも秋らしい味がした。

ホダ木に菌を植え付けたシイタケはまだ出てこない。夏の暑さの影響がどうなのか気がかりであるが、去年出始めたのはもっと秋が深まってからだったような氣がする。


最新の画像もっと見る