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10月1日(金)タバコ大幅値上げ

2010-11-08 20:23:39 | ★⑤★レンタルDVD映画の記録
10月1日(金)タバコ大幅値上げ

今日の話題の筆頭は国際情勢でも政局でもない。何といってもタバコの大幅値上げであろう。怪我の功名と言おうか小生は去年の入院が切っ掛けで、60年余り付き合っていたタバコをきっぱり止めることが出来て幸いだった。

愛煙家は昨日の夜まで値上げ前の買いだめに走る風景が見られる一方で、大幅値上げを機会に禁煙に踏み切ろうと決意を固めた人も多かったようである。でもタバコと縁を切るのは簡単ではないと言う。自分の場合はもともと吸う本数が少なかったうえに、病院ではタバコを吸うことができないので、強制的に禁煙させられたわけであるが、たいした抵抗もなくすんなりやめることができた。

しかしヘビースモーカーの中には自分の決意だけでは止めることが出来ず、医者の助けを借りて悪戦苦闘している人もいるようである。処方された薬を医者の指示通り継続して服用すること自体がかなりの忍耐を必要とするらしく、途中で脱落する人も多いそうだ。経験者の話では吐き気を催すことがあるらしい。

今度の値上げは税収目当ての小幅値上げと違って、税収は減っても国民の健康が大事だという政策に梶を切り替えたのだろう。紀元前から中央アメリカのインディオが吸っていたと言われるタバコは南蛮船によって日本に伝えられ、天正年間(1573-92)ころには喫煙習慣の端緒が開かれたと言う。それから400年あまり経った今喫煙は健康の敵と考えられるようになり大きな転機を迎えようとしている。

タバコの功罪を論じたら切がないけれども、百害あって一利なしといわれる喫煙だからこの世からなくなった方がいいのだろうが、人間は有史以来戦争をやめられない愚かな存在だから、いくら値段が上がっても喫煙者はなくならないのかもしれない。1年後ぐらいに調査したら果たして何㌫ぐらい喫煙者が減っているだろうか。


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10月2日(土)失われた信頼

大阪地検特捜部は予測どおり組織ぐるみの不正をしていたようである。その容疑が濃くなったから最高検は大阪地検前特捜部長の大坪弘道容疑者と同副部長の佐賀元明容疑者逮捕に踏み切ったのだろう。二人は先に逮捕された前田検事がフロッピーディスクを改ざんしたのを知りながら、データの改変を故意ではなく過失であるように事実をすり替える隠蔽工作をした容疑である。

真実を追究し不正を暴き正義を貫く助けをする立場の特捜部のトップ二人が不正を働いていたとは開いた口がふさがらない。取調べに当たっている最高検が「国民の皆様に深くお詫び申し上げます」と頭をさげて済む問題ではない。失われた信頼はあまりにも大きい。

東京・大阪・名古屋の3箇所にしかない特捜部は、権力中枢部の犯罪など重大な事件に切り込むために設けられた組織である。捜査権と起訴権を同時に持つ強大な権限がありロッキード事件やリクルート事件などを手がけてきた。

そのような強大な組織そのものに今回の不正を生む原因があったとすれば、特捜部を一度解体して不正を生まない組織に改変する必要がある。9月24日の本欄でも指摘したように、見立て捜査とそれに沿う証拠集めは日常的に行われている。そして集めた証拠が見立てに合わなければ、何とか辻褄を合わせようと言う誘惑に駆られる。前田検事はその誘惑に負けてFDのデータを改ざんした。

本来ならば上司である副部長・部長がデータ改ざんの疑いが出た時点で、証拠の洗い直しと命じるべきだった。それなのに直属の上司である副部長も部長も身内の恥を外部に曝すまいと体面を繕うことに走り、地検トップと次席にうその報告をしたのだから悪質である。

地に落ちた検察の信頼を回復するために検察組織の改変は避けて通れないだろう。その際はぜひ組織外部にいる第三者の意見も参考にして不正を防止できる組織を構築して欲しい。


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10月3日(日)敬老乗車証

仙台市が高齢者用に発行しているカード式の敬老乗車証の色が10月1日から変わった。従来は男女とも濃い青の地に水玉模様をあしらった磁気カードであったが、今度は男がグリーン、女が濃い紫の地色になった。市から特段の説明はないけれども、不正使用防止の目的があるようだ。

カードにはその人の生年月日、名前などが印刷されているけれども、地下鉄もバスも機械が読み取る方式なので他人が借りて使用しても咎められることはまずない。それに付け込んで本来なら料金を払って乗車しなければならない人が他人のカードでただ乗りしていたのだろう。

その損害がいくらになるか知らないが、万年赤字の市営交通機関にとっては無視できない金額に違いない。男女の色を変えれば、少なくとも女が男のカードを借りる、あるいは男が女のカードを利用することが難しくなる。それでも運転手のそばを通る必要がない地下鉄では効果がないかもしれない。だが周囲の目があるから無言の圧力にはなるだろう。

それでは同じ性の人同士で他人のカードを利用した場合はどうか。これは機械はもちろん人間の目でも不正を見破ることは難しい。不正使用がなくならないのは悲しいことであるが、そこは使用者の倫理観に頼る以外にないだろう。

残された方法として顔写真入りのカードにして抜き打ち的に検査する手が考えられる。そうすれば不正使用はぐっと少なくなるに違いない。しかし、そこまで人間を信用しない仕組みを導入するのはどうかと思う。寝たきり老人の名前で申請して取得したカードを意図的に不正使用するようなケースはなくならないだろうが、交付を受けた本人の自覚と家族の協力があれば不正使用の大半は防げるはずだ。


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10月4日(月)モクセイの花

庭がキンモクセイの清澄な香りで満たされている。今日のように曇りか小雨の日にはなおさら濃い香りが漂う。空気がよどんで香りが拡散しないからだろう。春先のジンチョウゲの香りも好きであるが、何となくまとわり着くような媚びるような香りであるのに対して、キンモクセイの香りはさらりとして清々しくいかにも秋の空気になじむ。

モクセイは漢字で木犀と書く。木肌が動物の犀の皮膚に似ているからだと言う。原産地の中国では桂花または九里香とも言われている。後者は香りが九里四方にまで匂うという意味である。確かにいい香りで遠くまで匂うから自分の庭に植えていなくても風に乗って流れてくる香りを楽しむことが出来る。

西宮に住んでいたとき阪急電車の駅までの途中にキンモクセイを刈り込んで生垣にしたお屋敷があった。花の時期には辺りがすっぽり花の香りに満たされた。しかし集団で発する香りはあまりにも強烈で辟易したのを覚えている。

桂花茶と言ってこの花の香りを中国茶に移したものがあるらしい。お茶で楽しめるなら紹興酒に入れても良いのではないかと思って試したことがあるけれども、思ったより香りもしないし失敗であった。あの香りを封じ込めようなんて考えないで、自然の花の香りを楽しんだ方がよさそうだ。


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10月5日(火)小沢氏強制起訴

小沢一郎・元民主党代表が強制起訴されることになった。容疑は政治資金規正法違反(虚偽記載)である。検察は小沢氏本人から何度も事情聴取をしたが起訴を見送った。それを一般市民で構成する検察審査会が2度目の決議で強制起訴に持ち込んだのである。

これによって今後は法廷で黒白が争われることになる。結論が出るまでには長い時間がかかるだろうが、もやもやした部分を洗い出し胸のつかえが取れるような結論を導き出してもらいたい。

小沢氏は疑惑を真っ向から否定している。政治資金の動きはもらさず記載しており、かつ公表していて何らやましいことはないと主張してきた。しかし公の場で納得できるような説明は一度もしていない。本人は鳩山前代表とともに幹事長を辞任したことで「政治とカネ」の問題に責任を取ったつもりでいたのだろうが、国民の目は厳しかった。

その結果、市民の判断によって政治家が強制起訴される初めてのケースとなった。このことは裁判員制度で市民が裁判に参画できるようになったことと合わせて画期的な出来事である。検察が起訴に踏み切れない事件でも、国民の目線で見て納得できなければ検察の壁を越えて起訴できることの意義は大きい。

強制起訴と言う今回の決定を受けて、小沢氏は法廷で徹底的に争う姿勢を見せているが、今後の身の振り方はどうするのだろう。周辺がとやかく言うよりも、党にとどまるのか離党の道を選ぶのか、国会議員を続けるか否かを含めて最終的には本人が決めることである。しかし、野党にとっては格好の攻撃材料であり民主党はまた新たな難問を抱えることになった。


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10月6日(水)ゼロ金利復活

日銀がゼロ金利を復活した。小生はお金とは縁が薄いので直接の影響はないけれども、これで少しは景気が上向くのだろうか。家を新築しようとする人や運転資金を必要とする企業はお金を借りやすくなるから、確かに景気刺激にはなるだろう。

日銀はそのほか物価が安定するまでこの政策を続けることと、5兆円規模で金融機関から国債や社債を買い上げることも同時に明らかにした。このことで暫くは低金利のお金を安心して借りられるし、株や不動産が値上がりして投資意欲がわくと言う効果も期待できる。

日銀がこのような包括的金融緩和策を打ち出したのは、それだけ日本経済が危機的状態にあると言うことに外ならない。円高圧力、輸出不振、企業の海外逃避など企業を取り巻く環境の悪化、そのとばっちりを食って失業者の増加、就職難、消費の低迷と悪循環に陥っていた。

その流れを何とか食い止めて、緩やかな成長路線に乗せようとするのが日銀の狙いであろう。しかしその目的は政府の景気刺激策、とりわけ来年度予算編成と密接に連動してこそ効果が期待できる性質のものだと思う。

もう一つ世界的に観れば、ドルを機軸とするアメリカ、ユーロ圏のヨーロッパとも景気浮揚・輸出振興策としてドル安・ユーロ安を目指している状況下では、円買いが持続する傾向は収まらず、したがって円高、輸出不振など日本経済の足かせは容易に外せないような氣がする。

日銀は打つべき手は打った。あとは民間の奮起を期待すると言いたいのだろうが、しがない年金生活者は情けないことに何も出来ず指をくわえて見守るしかない。


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10月7日(木)日本人2氏にノーベル賞

日本人の化学者二人がノーベル賞に輝いた。鈴木章・北海道大学名誉教授と根岸英一・米パデュー大学特別教授である。日本人のノーベル賞受賞者はこれで18人になる。

「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」の業績が評価されたものだという。そう言われても何のことやらまったく分からないが、平たく言えば炭素同士を効率的に結合させる方法の一つだそうだ。まだよく分からない。多くの有機化合物の骨格は炭素の結合によって出来ている。その骨格を作るための合成方法に根岸さんが亜鉛化合物やアルミニウム化合物を使う方法を考案し、鈴木さんがそれを汎用性の高い形に改良し実用化に結びつけた。

その結果、多くの医薬品や農薬がこの方法の応用で作り出され、いまやテレビの主流になった液晶テレビに欠かせない液晶生産にも使われている。このように両氏の業績は応用範囲がきわめて広いのが特徴で、世界中の化学メーカーが恩恵を受けている。

お二人に心から「おめでとうございます」と申し上げたい。昨夜から今朝のかけてお二人の喜びの声を聞いた。根岸さんは「ある目標を立てそれに向かって50年も努力すればたいていの夢は叶う」と喜びの中にも努力継続の大切さを説いた。鈴木さんもアンビリーバボーと素直に喜びを語ると同時に「資源がないわが国で世界に貢献するには頭を使うこと以外にない」と指摘し、独創的な後継者が続くことに期待を寄せられた。

確かにお二人の業績は1970年代のお若いうちに確立されたもので、このところ若い日本人による世界の注目を集める研究が少ないのではないかと危惧しておられるのかも知れない。お二人の受賞が刺激になって未来のノーベル賞候補者が続々あとに続くことを期待したい。


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10月8日(金)イチジクとアケビ

果物屋やスーパーの果物売り場にイチジク、アケビなど季節の果物が並んでいる。懐かしいから買おうかとも思うが値段を見て諦める。それほど高いのである。イチジクは庭の木でどっさり採れたし、アケビは山でただで手に入れるものだった。

イチジクは完熟すれば生で食べるのがおいしいが、砂糖を加えて甘く煮たもの、あるいはジャムに加工したものもうまい。イチゴと同じように噛めばプチプチと種を感じる。もぎ取ったときに出る白い液は皮膚に出来たイボを取る特効薬である。おそらくイチジクに含まれるたんぱく質消化酵素が効くのだろう。

イチジクはクワ科の落葉中高木でアラビア半島南部が原産地といわれる。有史以前から栽培され紀元前14世紀以前にはフェニキア人の交易ですでにギリシャに伝わった。そこを拠点としてヨーロッパ各地に広まり聖書にも出てくる楽園の植物として親しまれるようになる。

日本へは中国経由とヨーロッパから直接の2ルートで徳川時代初期に渡ってきた。アメリカに伝わったのも同じころである。

一方アケビはほとんどが野生のものであろう。表皮が茶色のものと紫のものがある。たまに長さか15cmほどもある巨大なものを見かけるが、あれは栽培ものだろうか。種を多く含んだ半透明の果肉は甘くて食用になるが、調理して食べるならむしろ表皮の方が量もあるしうまい。

果肉を食べたあと表皮の汚れを取り、短冊状に切ったものを油炒めして味噌で味を調えたものはほろ苦くて酒の肴にもってこいだ。また挽肉とタケノコ・シイタケ・クルミなどのみじん切りに味噌を加えて練ったものを皮に詰め、口が開かないように楊枝でとめるか糸で縛ってからフライパンに並べて焦がさないように蒸し炒めしたものは立派なご馳走になる。


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10月9日(土)劉氏へノーベル平和賞

ノルウェーのノーベル賞委員会は今年のノーベル平和賞を獄中の中国人権活動家・劉暁波(リウシアオポー)氏に贈ると発表した。まだ言論の自由が実質的に認められていない国で、弾圧をものともせず人権擁護の論陣を張った劉氏の業績を評価したもので、普通の国なら国を挙げて喜ぶはずなのに、やっぱり中国の反応は違っていた。

中国外務省は授与は「平和賞を汚すものだ」と激しく反発し、ノルウェー大使を呼びつけて両国関係を悪化させると抗議した。中国にしてみれば犯罪人に平和賞とは受け入れ難いのだろうが、ノルウェーという国まで非難するのは行き過ぎだろう。

ノーベル平和賞はノルウェー政府が決めるものではない。ノルウェー議会内に設置された政府の息がかかっていない独立の委員会が選考して決定するものだから、ノルウェー政府を攻撃するのは筋違いである。ましてや制裁措置をちらつかせて脅すとはもってのほかだと思う。

中国在住の中国人初のノーベル賞対象者が中国の法律を犯した罪人だと言うことに、中国政府が反発する気持ちは分からないでもないが、中国に注がれる世界の目は違うと思う。「まだ中国は言論統制をしないとやっていけない国なのだ」というマイナス評価につながるるのではなかろうか。

中国の憲法は言論・報道・集会・デモなどの自由を認めている。けれども国家体制を危うくするような言論や報道の自由は厳しく制限されている。そうでもしないと一党独裁政権を維持できないのかもしれないが、思想の面でも「改革解放」を推し進めないと、本当の意味での大国にはなれないような気がする。

劉氏へのノーベル平和賞授与決定は、中国政府に対してその決断を促すシグナルを送ったものでもあると言えよう。


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10月110日(日)紅葉の季節

そろそろ紅葉のシーズンである。標高が高い山ではもう見ごろを迎えたところもあるようだ。樹種にもよるが紅葉は高いところから始まり徐々に里へ降りてくる。地域的に言えば桜前線と反対に北から南への道をたどる。書斎の窓から見える裏山の木にも色づいてきたものがある。早いのはヤマザクラのようだ。

日本の紅葉ほど美しい紅葉は他にないといわれる。紅葉の季節に外国旅行をしたことがないので自分の目で確かめたことはないけれども、写真やテレビの映像で知る限り黄色なら黄色一色で変化に乏しいようである。日本の紅葉が美しいのは多様な落葉広葉樹がモザイク状に生えていて、それぞれ違った色を見せてくれるからだ。

日本人はむかしから紅葉を楽しんできた。春の花見と並んで紅葉狩りは秋の行楽の重要な要素である。仙台近郊にも紅葉の名所がたくさんある。名所とまで行かなくても街路樹など歩いて楽しめるところなら仙台市内至るところにある。ケヤキ・トウカエデ・ユリノキ・イチョウなど時期を変えてさまざまな色彩を見せてくれる。松の緑と断崖に生えているカエデの赤が美しい穴場は仙台城址裏の辰ノ口である。車で通り過ぎたのではあっという間であるが、徒歩で断崖をまたぐ橋の上から眺めると絶景である。

秋になると葉が色づく過程は大別すると二通りある。一つは気温が下がると葉柄基部に葉を落とすための離層ができ、葉で合成された糖類が枝の方に移動できなくなって葉に蓄積される。それがアントシアンやフラボン酸化物になって紅色を発色するのである。

もう一つは落葉前に葉緑体のクロロフィルが分解されて葉の緑が消えてしまうために、残ったカロチノイドの色が現れて黄色になる仕組みである。その代表的なものはイチョウである。

紅葉をちゃっかり商売に結びつけることも行われている。安芸の宮島土産の「紅葉饅頭」が代表的なものだろう。また季節限定で赤や黄色のカエデの葉のてんぷらを売り物にしているところもある。


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