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安土城、ルイス・フロイス、信長

2009-08-31 | 映画、音楽など
安土城築城を描いた「火天の城」という日本映画が9月に公開されるそうです。
わずか築3年で織田信長の横死に伴い焼失したという幻の城です。

「火天の城」

この当時、各大名家が後世に伝える為にかなり手前ミソな記録を物語風に文章に残しています。武田家の『甲陽軍艦』、織田家の『信長公記』や秀吉の『太閤記』などが有名ですが、宣教師・ルイス・フロイスが残した『日本史』という記録が戦国期では最も信憑性の高い重要な記録として今も評価されています。武勇伝的な物語風に記録とは違い、イエズス会への報告書としての客観的な記録なので当然と言えます。

『日本史』は1549年にフランシスコ・ザビエルの来日から1593年の秀吉の朝鮮出兵までの期間が記録してあり歴史的にも重要な期間の記録です。その中で、もちろん安土城の事も記録されております。天守閣について「私たちの塔より気品があり壮大な建築物」と記録されていて当時の日本の国力はヨーロッパのキリスト教圏の国々にも勝るとも劣らないレベルだったと推測できます。ちなみに1543年に日本に伝来した鉄砲ですが、翌年には国内生産化に成功、1600年の関ヶ原の合戦時には世界一の保有量があり、さらには1580年に織田信長が長篠の合戦で取り入れた鉄砲の一斉射撃は、ヨーロッパの戦場で行われるより100年早い戦術と言われています。

その後残念ながら徳川幕府の鎖国政策により大きく世界から後れを取ることになります。開国後、明治期には世界に肩を並べる国力へ復活しますが第2次大戦の敗戦で全てを失い、その後再び復興し世界2位の経済大国へなります。歴史上、日本は2度、どん底から這い上がっていることになります。日本史をこのように見ると非常に面白いと思います。




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