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頭の中が散らかっています

昔むかしワーホリでトロントに滞在、帰国。アイスクリーム・映画・歌舞伎・アニメが好き。

フィギュアスケートの新星アイドル加熱報道に思う

2010-12-15 00:53:09 | フィギュアスケート
正直、「あ~あ」というため息だけです。

村上選手はGPファイナルで表彰台に乗ったことにより、一躍アイドルとして祭り上げられてしまいました。
ヤフー記事の見出しとか、「世界選手権に出る!」とか書いてあったからね。ビックリしたよ。まるで村上選手がそう言ったみたいな見出し。

村上選手が世界選手権に出場するかどうかは全日本後までわかりません。安藤選手、鈴木選手、浅田選手とともに3枚の切符をかけて闘ったあとです。


この加熱報道ぶりは、かつてのミキティ報道やミラクル・マオ報道を思い出させます。今回も、持ち上げたものは、いずれ落とさずにはいられないんでしょうね。




日本は男女ともに最大の3枠を持っています。
みんな世界選手権に行けたらいいのに、なんて生ぬるいことを思ってしまったりしますが、一方で、どうせメダル仕分けされていて一国一選手しか上位に入れないように仕組まれてるなら、一国一代表制にすればいいんでないの?なんて冷めた気持ちになることもあります。
採点競技って難しいね。
陸上みたいに、速い人が勝ち、高く飛べた人が勝ち、と誰の目にも明らかな勝敗だったらなあ。

フィギュアスケートGPファイナル2010

2010-12-12 21:04:10 | フィギュアスケート
GPファイナルが終了いたしましたね。


SP、フリー終わって、総合順位
男子
1 P.チャン
2 織田
3 小塚
4 高橋
5 ベルネル
6 アモディオ
女子
1 シズニー
2 コストナー
3 村上佳奈子
4 鈴木明子
5 安藤美姫
6 フラット
(敬称略)



まず、男子の話。

今年GP始まってから、転んでも勝利の称号を得たパトリック・チャンがどうなるのかと思っていたら、今回は誰が見ても文句なしの優勝でした。でも点数はビックリ高得点だけどね。もういいや、とあきらめようと思いながらも、そう思えないわ……。

織田君は二回転倒が痛かったですね。冒頭は4回転だから、そういうときもあるさ、という感じですが、後半のは……どうしたんだー殿!!SPが決まってただけに、このまま優勝いけるかな、行ってくれないかな、と期待してただけに残念。

小塚君は、もっと演技点出してあげてよ……って思う。この点差が勝てない点差になってしまうと、やっぱり面白くないスポーツになってしまう。シニアに参戦したばかりの頃と比べて、ずいぶん風格が出てきたなあと微笑ましく見てますが、それだけに勝たせてあげたい!!

高橋君はアクシデントの影響か、本来の滑りではありませんでした。そんな中、じゃあ4Fを飛んでしまおうという男意気。怪我の具合が気になりますが、全日本には出るのかな……出ちゃう気がします。心配。



さて、女子ですが。
村上選手の台乗りは素直におめでとうと思います。
3T-3Tの安定性は素晴らしいですね。「自信があるので」と言えちゃう笑顔もかわいい。
しかし、松岡さんの「ずっとその笑顔で」というコメントはなんだかねー。数々の選手から笑顔を奪っているマスコミが調子のいいときに吐く薄ら寒いコメントに聞こえてしまう。ああ、私の心は腐ってるわ。歪んだ見方しかできないなんて。

鈴木選手。前々から言ってるけど、鈴木選手のいるリンクには光が満ちていると思う。ウットリしているうちに終わったプログラムでした。今年は昨年よりも点数(評価)がついてきているので、全日本以降も楽しみですね。
フリーの白い衣装がステキ。

5位の安藤選手。安藤選手を応援していた自分にとっては、あのフリー改心の笑顔からメダルへつながれば良かったのになあ、と思わずにはいられないです。過去にもメダルにふさわしい演技をしながら点数が低く抑えられてメダルに届かずってことが多かったですし。もうジャッジに奪われたとファンが嘆いている3Lz-3Loに果敢に挑む姿に心打たれますよ。





今日のエキシビ放送。
一番は鈴木選手のベリーダンスかな!めっちゃ綺麗でした。



あっちへ行ったり、こっちへ行ったり

2010-11-25 23:14:37 | フィギュアスケート
以下、Aさん(つーか、青嶋ひろのさん)の記事。
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■コーチにも「ノー」と言える安藤美姫。好調の要因はメンタルの成長とバランス感覚■

 グランプリシリーズ2戦目、ロシア杯。腰に負傷を抱えながらも逆転優勝、中国杯に続いて今季2勝目。ポイントトップでGPファイナル進出――。

 安藤美姫、強し! そんな評価が高まるなか、バンクーバー五輪後、彼女のソチ五輪までの現役続行宣言に、多くの驚きの声があったことを、思い出してしまう。しかし、彼女の言葉に驚く必要などなかったのだ。2回の五輪を経験しても、今年まだ23歳。安藤美姫はこれからスケーターとしての円熟期に入ろうとしている。

 女子シングルの場合、ピークは20歳前後とされ、日本では大学卒業を機に競技から引退する選手も多い。しかし、芸術面でも精神面でもより成長ができる20歳以降にこそ、ピークが来る選手もいるのではないか。

 23歳になる安藤美姫は、まさにこれから、そんな年齢にさしかかる。これまでの彼女は、有り余る才能を持ちながら、世界選手権で優勝1回、銅メダル1回。十分立派な成績ではあるが、安藤の場合、もっと上の成績を狙えたし、五輪でもメダルに手が届くはずの選手だった。

 なぜ、彼女は真の実力を発揮しきれずにきたのだろう。その理由のひとつは、彼女のメンタル面の不安定さ、バランス感覚にあったと思う。

 たとえば少女時代から持っていた高いジャンプ「技術」に加え、ニコライ・モロゾフコーチのもと、滑りで魅了する「表現力」も身に付けた。両方をバランスよく発揮できればよかったが、「ルッツ-ループの3回転-3回転を入れるかどうか悩んで、落ち着かなくなってしまった」「難しいジャンプを跳ばないことに決めたら、やっと『心から滑る』ことに気持ちを注げました」と、両立しない場面が多かった。

 スケートを楽しみたい、という余裕と、誰にも負けたくない、と気負うアスリート魂。もちろん、そのどちらも彼女の中にはしっかり根付いているだろう。それが、どちらかに極端に集中してしまう。

「今日の美姫は、リラックスバージョンか、戦闘バージョンか?」こちらはいつも、やきもきしてしまう。安藤美姫はフィギュアスケーターに必要な資質をほぼすべて持っているし、試合の際に必要なものが何かも理解している。それでも、生来の生真面目さゆえ、バランスを取ることができない、そんなスケーターだった。

 しかし彼女も、2度の五輪を乗り越え、様々な経験をしてきた。今シーズンは迷いがなく、バランスもいい。

 たとえば中国杯で挑んだ、ルッツ-ループの3回転-3回転。「ニコライに『挑戦するのはやめよう』と言われたけれど、はっきり『ノー、跳びます』って答えました。練習での調子もよく、自信もあったから。これは行ける、って自分でわかっていたから、迷いなく決めたんです」

 一方ロシア杯では、「今日はコンディションを考えて、自分で跳ばないことを決めました。無理して跳ぶ必要もないジャンプですから」

 かつては4回転を「跳ぶ、跳ばない」で試合ごとに迷っていたし、バンクーバー五輪では今季と同じ3回転ルッツ-3回転ループへの迷いが、試合全体の不安定さの要因になってしまった。この迷いを払拭したことで、安定感が出て、表現に心を回す余裕もできている。

 さらに、スケートを楽しむことと、競技者として勝ちにこだわることのバランスもとれている。これについても、「楽しみながら、自分の感情を表に出しながら結果を出すにはどうしたらいいかを必死に考えてきた」と彼女は語る。

 ヒントとなったのは、このオフに国内・海外問わず多数出演したアイスショーだ。3つのエキシビションナンバーを日替わりで滑り、充実した日々を送った。「試合でも、ショーのようにリラックスして滑って、もっとお客さんに楽しんでもらいたい!」そんな気持ちが日増しに強くなっていったという。

 今季はフリープログラム後半のボーナスポイントがつく時間帯に5連続ジャンプを入れるという新たな目標も設定。楽しみながらも、勝負はきっちりする。元々の高いジャンプ能力と、オフシーズンに培ったショーマンシップ、そのバランスが高い次元でとれている。結果、今シーズンのフリーは2試合連続、ほぼノーミスだ。

 安藤美姫は、競技者としての欠点だった己の弱さを知り、強くなるためのスキルを少しずつ身につけつつある。ここから先が、本当の充実期。引退するなど、今考えればあまりにもばかばかしい。

 体力的なピークを越えた後、芸術性を身につけ、心も成熟してからが華――そんな新しいモデルを、これからの安藤美姫は見せてくれるのではないだろうか。

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つい先日の記事「村上佳奈子は魔性」にで、「真央、真央」「美姫、美姫」と言っていた男性陣(←なぜに男性と限定で書くのか。呆れる)はゴッソリ佳菜子ちゃんのファンになってしまったというようなことを書いていた人が、今度は安藤選手にラブコール記事。

まったくもって、どうしたいんでしょうねえ。

でも、この方の記事にしては、ニフティの浅田選手記事と先日の「魔性」記事に比べて、腹立ち度合いは低いですね。「あまりにもばかばかしい」がちょっと鼻につくけど。あまりにも、って……。
現役続行か引退かはアスリートにとって大変深刻な問題であり、決断は重要なんですけど。
モーグルの上村選手は、続行か引退かゆっくり考えるって言ってますよね。
柔道の鈴木選手も進退を迷って篠原監督にきいて、結局自分で決めるべきだと言われたりしてますよね。
水泳の北島選手だって、五輪二連覇をしてしばらく休んで住まいをかえて、考える期間を置いてから、現役の場に戻ってきました。


まあ、記事はともかく。

安藤選手は昔、バンクーバ五輪で引退と言っていたこともありましたが、まだまだ現役バリバリです。
トリノ五輪のとき、荒川選手は24歳。スルツカヤ選手は27歳。メダリスト3人中、2人がその「体力的なピークを越えた」と言われる年齢でした。
今シーズンは調子良く行けそうかな?と思っていた矢先に腰の怪我で心配ですが、活躍を期待しています。

この人は懲りない人だと思う

2010-11-23 17:10:56 | フィギュアスケート
フィギュア関連の記事をさらっとチェックしているときに、何だかこの記事は文章のテイストが好きじゃないなあと思ったら、例の人の記事でした。

YahooのAさん記事

そうして、いつか村上選手も次の「アイドル」にとって代わられていくのよ、と示唆しているかのように思ってしまうのは、うがった見方でしょうか。
記事内に現役ばりばりの安藤選手と浅田真央選手の名前を出してしまってるところが最悪だと思います。

伸び伸びと素敵な笑顔で滑っている村上選手を見るたびに、この笑顔が心ない報道で陰ることがなかればいいけれど、と切なくなります。

フィギュア GPロシア 女子

2010-11-21 02:03:55 | フィギュアスケート
BS放送を追っかける余裕がなくて、今期あんまり見られてないんだけど、今日は地上派でリアルタイム観戦してました。

ロシア戦女子フリー。

結果は、安藤選手の逆転優勝、鈴木選手2位で、2人そろってGPファイナル出場決定!!
おめでとう~。

3位ワグナー選手の高いジャンプなんかも見応えがありましたし、久々にジャッジのことを何も考えずに楽しく観戦できたよー。なんかもう、怪しげなスコアのせいで純粋に楽しめなくなってたからね……てか、今年は男子の某選手の採点とか異様に高いですけど、そーいうのばっかりでどんどん面白くなくなってしまうのは、なんとかならんかねえ。


そういえば、ニフティのフィギュア記事が先月末からまったく更新されてないね。
またあのAさんの適当すぎる記事に反感が集まって、更新停止になってのかしら~。まさかあの方の記事が再び掲載されるとは、とビックリしたもんですが、内容もビックリだったからな。
脳天気な個人的コメントはライターとしてではなく、個人ブログとかでやってほしい。


せっかく日本人選手が好成績を修めたばかりでグダグダ言って申し訳ないのだが、ヤフーのフィギュア関連の写真には悪意を感じる。もはや、記事が更新されていても、クリックするのをためらう。
写りのよろしくないものを選んでいるのか、そんな写真しか撮れないのか、何にしろ、選手への愛情が見られない。
自国のトップ選手を応援しないなんて、ヘンなの。


それはともかく。
浅田真央選手は、次はどんな滑りをみせてくれるんでしょうか。
どんな滑りでも応援したいと思う。四年後のためのプランなのだから。

世界フィギュア・エキシビの感想をちらっと

2010-04-02 23:44:59 | フィギュアスケート
世界フィギュア2010のエキシビ、録画しといたのを観ました~。


ジュベールの曲がかかったとたん、


シウバだ~


とか思った私。今はなき総合格闘技団体でシウバが活躍していた頃の入場曲だったので、つい興奮。
同時に、この曲は同じ曲調の繰り返しでメリハリつけづらいぞ、と思ったんですが。


そこは、ジュベールだからね!
それも、復活したジュベールだから!!


このひたすら押せ押せな「サンドストーム」にまったく押されることなく、ダイナミックなジャンプなど決めて、ステップも……と思いきや、このステップの部分、テレビ放送ではやけに遠くからのアングルになってしまい、解説荒川さんが「小刻みなステップを」って言ってるのに、あんまり良く見えない!!そこはちょっと残念でしたね。



カメラアングルといえば、Pチャンも途中で思い切り引きのアングルになってて、これは何狙いの演出なのかしら、と思いました。リンクで生でみてる気分をテレビの前のみんなも味わってみてね、ほうら、こんなに超スピードでリンクの端から端まで滑っていって、ジャンプなんかこんなに小さく見えるんだよ、ということですか??わたしはPチャンのファンというわけではないですが、ほかの選手はこんなアングルがなかっただけに、これでいいのだろうかと疑問に思いました。


高橋くんのエキシビは、ただただうっとり。




フィギュアって事前に大まかな採点が決まってるんだろうね

2010-03-29 02:30:55 | フィギュアスケート
この選手にはこのくらいの点数をあげましょう、という事前ジャッジが成される競技なんだろうね~フィギュアって。

ジャンプミスなどをして全体としてのプログラム完成度が下がってるはずの選手に、いつもと変わらない高得点の構成点を与えたり。



単なる私のおぼろげな記憶なんで、間違ってるかもしんないけど。
長野五輪だったかなあ、あれは。
解説者が「三回転・三回転をとんでますので、もうちょっと点を出して欲しいなと思いますけれど、事前の練習の様子などからある程度点数が決められてしまってますからね」的なことをコメントしていたと思う。
あれは旧採点時代だけど。


そのとき、わたしはフィギュアだから見てるのではなく五輪の競技の一つとしてフィギュアを見ていただけだったので、こう思った。

「フィギュアって、シンクロとかと一緒なんだ」

シンクロと言えば、それまでの戦績が採点に大いに影響し、順位をひっくり返すのが大変な競技として有名よね。



この選手にはこのくらいの点数。
そういう採点ベースがあるとしか思えない。

しかも、悲しいのは、ミスした場合の下げ幅が選手によって違うように思えること。




現行採点ルールの最もいけないのは、試合ごとに回転不足とかの基準がころころ変わることだけどもね!
シーズンごとどころか、試合ごとに基準が変わっちゃあ、選手たちは対応しきれないでしょうが~。前回はOKでしたが、今回はダメです。そんなんで納得できますかね。



とりあえず今季は終わったので、エキシビを楽しみにしよう……。
復活ジュベールさん、どんなのみせてくれるかなあ。



真央ちゃんおめでとう。だけど……

2010-03-28 12:03:43 | フィギュアスケート
真央ちゃん、金メダル。
でも、フリーだけの得点では、ヨナのほうが上なんですね。
もう一回言おう。ヨナのほうが上なんですね(笑)

なにこの点数。

転んでも130点。


さすが、男子なみの得点をたたき出す選手は違いますね~。





フィギュアはホーム・アウェイが響く競技でもあります。
だから、自国選手のコストナーは有利なんじゃないかなあ、と思いきや、彼女の点数も低く抑えられてた。びっくりです。
久々に、コストナー選手のいい演技みられたのにねえ~。


それより何より、安藤選手なんか今季一番じゃないかと思う良い表情でほぼノーミス(スピンでふらついたけど)でクレオパトラ演じきったのに、もちヨナより下。




なんかもう……。



うがった見方と言われるかもしんないけど!

ヨナ選手には表彰台は約束されてたんじゃないかと思う。



好きだから知りたいんじゃんね

2010-03-28 03:43:25 | フィギュアスケート
こんな記事があったのですが。

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昨年末、ある日本人のベテラン国際ジャッジから、こんなメッセージをもらったことも印象的だった。
「ファンのみなさん、もっとフィギュアスケートを楽しんで見てもらいたいですね」
 実は自分がジャッジをしている試合では、大好きなフィギュアスケートを楽しむことはとても難しいのだ、と彼は言う。新ジャッジシステムが始まってからは、特にそうだ。ひとつひとつのエレメンツを細かく評価し、5つに細分化された視点でプログラムを見て……私たちはほんとうは、もっとフィギュアスケートそのものを、トータルな目で楽しみたいのにね、と。
「今のお客さんはルールに詳しくて、まるでジャッジのような目で試合を見ている人がいるでしょう? それではもったいない、と僕らは思うんです。せっかくスケートを丸ごと楽しめる観客席に座っていられるのに」
 もちろんフィギュアスケートの楽しみ方、人それぞれの自由だ。
 しかし、長くフィギュアスケートとともに歩んできた彼の言葉の中には、もっとこのスポーツを楽しむためのヒントが隠されているような気がする。

text/Hirono Aoshima

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


なにそれ~。

採点とか気にせず、ただ見て楽しむんだったら、競技じゃなくてアイスショーみたほうがいいじゃないですか。

フィギュアは競技でしょ。
だったら、見て楽しもうとすると、ルールを知ろうと思うのは当然の流れ。
ルールを知ったら、「回転不足じゃないよね~?」「これは加点もらえそうかな?」なんて思うのも当然の流れ。
だって、応援している選手の得点数は気になるでしょ。



だいたい、みんながジャッジみたいに採点を語りはじめたのは、現行のジャッジが不明瞭すぎるからなんじゃないですかね。いつも採点が納得のいくものだったら、ここまで多くのファンがジャッジ目線で採点を論議することもないでしょうよ。



スポーツをトータルで楽しむためには、ルールを知らないと駄目です。


たとえば、ラグビーってステキだな、格好いいな、と思っても、わたしはルールを知らないので、ぼんやりとしか楽しめません。


野球、ルールに詳しくないですが、試合中継をみていると面白いです。でも、ルールを完璧に知っていれば、もっと楽しめるでしょう。


格闘技。昔(PRIDEが全盛期だった頃)は、勝敗の決め手となるもの、反則行為などを試合をみるごとに覚えようと頑張っていました。だって、こっそり肘つかってるよ、反則だよ、とかいうのがわからんかったら、一体どうやって楽しむの?



フィギュアは規定が細かい分、好きでルールを覚えるうちに専門家みたいになる傾向が強いってだけで、トータルで楽しみたいからルール覚えてるんですよ。




へんちくりんな採点に目をつむって、演技だけ楽しもうと思ったって、競技なんだから。どうしても点数が見えちゃうじゃないですか。




フィギュアの採点に激怒パンチくらわしたい

2010-03-28 02:19:33 | フィギュアスケート
注目の女子シングルSP。

女子選手は五輪で見た顔がずらり、ですね。
有力選手ではカナダのロシェット選手が欠場しているくらいかな。

五輪のあとの世界選手権でこんなに有力選手が出場しているのもスゴイと思うわ。


でも、演技はみんなお疲れモード。
仕方ないよね、わずか一ヶ月前にあれだけ大きな試合をしたばかりなんですから。



そんな中、伸びやかに完璧な演技をした長洲未来選手。
ジャンプは3Lz-3Tに挑んだし(エッジにアテンション着いてしまいました)、スパイラルもスピンもきれい。スピンは本当に現在のシニア女子選手で一番なんじゃないかなっていうくらい、回転がはやく、ポジションもきれい。
五輪で、成長したなあ、と思わせてくれた長洲選手ですが、今後もぐんぐん力をつけていきそうな勢いですね。


浅田真央選手は……なんで3AがDGなの!?ネットのあちこちで皆さんが疑問を投げかけているのをみると、やっぱ明らかに回りきってますよね。

ジャッジに激怒パンチくらわしたい。

演技中の笑顔がステキだったのが印象的。あと、仮面舞踏会の衣装は、今季ではこのワインレッドが一番好きだなあ。



安藤美姫選手は冒頭の3Lzからのコンビネーションジャンプが、ルッツの転倒により失敗。これは残念でしたが、それをひきずることなく、あとはきれいに決めたと思ったんですが、点数は伸びず。
モロゾフさんは笑顔でした。


鈴木明子選手は、ジャンプがぼろぼろに……。でもステップは持ち味を出して、華麗に踏んでました。
浅田選手もそうだけど、鈴木選手は四大陸、五輪、世界選手権と試合が続いてきているので、疲れが出るのも仕方ないです。
本人はキスクラで落ち込んでいる姿を見せましたが、長久保コーチは穏やかな表情をしてました。
フリーにすすめたので、ウエストサイドに期待。



さて、五輪の女王キム・ヨナ選手。
まるで魂のぬけた007。やはり、最高のタイトルを手にしたあとでのエントリーはきつかったのでしょう。
出たくなかったのかもしれないけど、ヨナ選手が出てくれないと、韓国の出場枠にかかわるので困るというお国事情もありますし。
3Lz-3Tは相変わらずクリーンに決めてましたが、次の3Fで着氷に乱れ。直後のスピンはすっとばし(バランス崩した?)、スパイラルでも3つのうちの1ポジションが保持できず。ステップもいつもに比べて緩急のメリハリがなく、らしからぬ演技。
それでも、60点。構成点だけでみたら、浅田選手と1点も開いていないという……。
ふだんが70点オーバーなんで、失敗してもこのくらいの点数になるってことですね、ハイ。


しかし、目立ったミスなく元気いっぱいリズミカルに演技したレイチェル・フラット選手がヨナ選手とわずか0.5点くらいしか差がないって、何~。
キスクラでフラット選手のコーチたちが「なんでや~」みたいな呆然とした顔をしてました。
選手本人は笑顔。なんかもう達観しちゃってるのかな?若くして……。




いやー、採点がよくわからない。
素人は見なくていいよってことかしら。





ところで、今大会、日本選手は男女ともに五輪とまったく同じ顔ぶれ。
四年前は、五輪も世界も出たのは、村主さんだけだったと思います。


そういや、四年前の世界選手権で織田くんが好成績をおさめたから男子の枠が1から2に増えたんだったなあ。
織田くん……。
今大会はこんなんになっちゃいましたけど、またなめらかなランディングのジャンプで魅せて欲しいです。