歯科界は日進月歩...

名取市のライフタウン歯科クリニック 院長のひとりごと。。。

歯科治療は終わりが始まり!?

2011-10-24 21:41:29 | お仕事
歯科に行くきっかけはいろいろ。

痛みを取って欲しい、

治したところがはずれた、

もっとここをキレイにしたい、

などなど。


そうみなさんの主訴はピンポイントが多い。

つまり、”ここ”を治して欲しいっていうもの。



ここ最近の講習会での話題。

歯科治療は単なる手段であって目的ではない。

いいかえれば痛みが取れればそれで終わり、

はずれたものをつければそれで終わり、

新しく入れ替えればそれで終わり。

そうじゃないでしょ。

その先の本当の意味を考えないと。


きちんと治して、

きちんと食事ができるようになり、

大きな口を開けて笑えるようになり、

肉体的にも精神的にも満たされること。


自分の口で食べ、自分の足で歩き、豊かな人生を過ごすこと、

それが本当の目的なはず。


そう、歯科治療は豊かな人生を送るためのひとつの手段でしかない。


何のための歯科治療?

これが昨日の講演会でも話題になっていました。

どんなにがんばって治療を受けても、こちらサイドからいうとどんなにがんばって処置しても、

神様がくれた身体(=歯や歯肉を含めた口腔環境)は元通りにできません。


少しでも長く快適に”置き換えた人工物”を使っていけるように手入れしていくことが必要です。

それがメインテナンス。


だから、

治療終了がスタートライン。

患者さんも歯科医師もがんばったんだから…


タイトル写真は当院のひとつの取り組み。

口を通して全身を診ることができるように、食育について力を入れていきます。

はじめの一歩は”食育アドバイザー”の資格。

ここはスタッフにもがんばってもらわないと(^^)/