青年法律家協会和歌山支部主催「これからの日本 憲法と教育の危機」 と題して、元文科省事務次官 前川喜平さん、同じく元文科省官僚で前川さんより4歳先輩の寺脇研さんの講演と和歌山大学名誉教授堀内秀雄さんコーディネーターによる3人のディスカッションが4/27午後6時より和歌山県民文化会館大ホールで行われました。聴衆1500人。さすが前川威力。
会場を大きなところに変更し、混雑予想されるとfbで拝見し、5時に現地に着いたら文化会館入り口から下の階段まで長蛇の列になってました!
でもしっかり真ん中前方の席に座れ、加計学園問題で「あったことをなかったことにできない」「行政が歪められた」で時の人となった前川喜平さんじっくり拝見、拝聴させてもらいました。
自主憲法制定と言って憲法を変えたがる自民党は、国民投票が不要な憲法に基づく教育基本法から手をつけ変えてしまった。でも、政治権力が教育に介入する事については許さない文言は守れた。
今、法律で政治が介入可能な入り口を作られたので、それを跳ね返していくのも教育現場と国民世論。名古屋の中学での前川さん講演についての文科省の介入は戦後初の出来事で言語道断。
改憲反対言う前に、まず憲法読んで自分たちの生活に活かすこと。そして、小さな出来事でも、憲法に照らして基本的人権が侵されていないか自分たちでチェックし、声を上げていくことが大事。
安倍政権は保守ではなく右翼政治。
中曽根内閣は教育を変えようと臨教審を立ち上げたがその理念が、個人の尊重と個性を育てるとなったことに中曽根首相は「失敗した!」とこぼしていた。
この事からも、時の政治権力から文科相の職員や教育現場、国民が子どもたちの教育を自民党の戦前の軍国主義教育につながる個人の上に国家を置く狙いを封じ込めたことがわかる。
しかし、封じ込めただけで、ずっと内在し続けた。
小泉内閣時代までは各省庁が物が言えて議論できた。
しかし、今、官邸が人事を握り、モノ言えない安倍一色になった。
いま第二次安倍内閣になって道徳教育の教科化が今年四月から小学校でスタートした。道徳教科書には礼の仕方、1つの事象を例に挙げ、それに対する対応を書いている。しかし、どれが正しいかは現場で教員と子どもが議論し、たどり着けばよい。
日本は憲法変えて戦争する国になるか、変えずに平和路線を歩むか岐路に立っている。確かに危機的状況だが、若者はしっかり育っている。
道徳教科書ができたからと言って落胆することはない。そんな教科書を使って、アクティブラーニング。
憲法も教育も危機的だけれど、とても楽観的に講演者のお二人は構えておられました。
いま大事なことは、草の根で憲法を語り合うこと、生活の中で憲法を考えること。
それが国民として力をつけることになる。これが生涯学習です!
知らない間に憲法が変えられ、基本的人権が奪われないように国民として、常に学習をしていかねばなりません。今、夜間中学の生徒は「憲法を学びたい」と言う人が増えています。
危機的なのに、なんだか爽やかで明るい気持ちになった講演会でした。
もっといっぱい書きたいけれど、これくらいにしておきます。岸和田から行ってよかった!3時間半かけて来られた方もいらっしゃったとか。




会場を大きなところに変更し、混雑予想されるとfbで拝見し、5時に現地に着いたら文化会館入り口から下の階段まで長蛇の列になってました!
でもしっかり真ん中前方の席に座れ、加計学園問題で「あったことをなかったことにできない」「行政が歪められた」で時の人となった前川喜平さんじっくり拝見、拝聴させてもらいました。
自主憲法制定と言って憲法を変えたがる自民党は、国民投票が不要な憲法に基づく教育基本法から手をつけ変えてしまった。でも、政治権力が教育に介入する事については許さない文言は守れた。
今、法律で政治が介入可能な入り口を作られたので、それを跳ね返していくのも教育現場と国民世論。名古屋の中学での前川さん講演についての文科省の介入は戦後初の出来事で言語道断。
改憲反対言う前に、まず憲法読んで自分たちの生活に活かすこと。そして、小さな出来事でも、憲法に照らして基本的人権が侵されていないか自分たちでチェックし、声を上げていくことが大事。
安倍政権は保守ではなく右翼政治。
中曽根内閣は教育を変えようと臨教審を立ち上げたがその理念が、個人の尊重と個性を育てるとなったことに中曽根首相は「失敗した!」とこぼしていた。
この事からも、時の政治権力から文科相の職員や教育現場、国民が子どもたちの教育を自民党の戦前の軍国主義教育につながる個人の上に国家を置く狙いを封じ込めたことがわかる。
しかし、封じ込めただけで、ずっと内在し続けた。
小泉内閣時代までは各省庁が物が言えて議論できた。
しかし、今、官邸が人事を握り、モノ言えない安倍一色になった。
いま第二次安倍内閣になって道徳教育の教科化が今年四月から小学校でスタートした。道徳教科書には礼の仕方、1つの事象を例に挙げ、それに対する対応を書いている。しかし、どれが正しいかは現場で教員と子どもが議論し、たどり着けばよい。
日本は憲法変えて戦争する国になるか、変えずに平和路線を歩むか岐路に立っている。確かに危機的状況だが、若者はしっかり育っている。
道徳教科書ができたからと言って落胆することはない。そんな教科書を使って、アクティブラーニング。
憲法も教育も危機的だけれど、とても楽観的に講演者のお二人は構えておられました。
いま大事なことは、草の根で憲法を語り合うこと、生活の中で憲法を考えること。
それが国民として力をつけることになる。これが生涯学習です!
知らない間に憲法が変えられ、基本的人権が奪われないように国民として、常に学習をしていかねばなりません。今、夜間中学の生徒は「憲法を学びたい」と言う人が増えています。
危機的なのに、なんだか爽やかで明るい気持ちになった講演会でした。
もっといっぱい書きたいけれど、これくらいにしておきます。岸和田から行ってよかった!3時間半かけて来られた方もいらっしゃったとか。




