象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

蘇る天才アーベルのアイデア”その4”〜1824年の論文と解の不可能性(前半)

2024年06月21日 14時35分49秒 | 数学のお話
 前回「その3」では、5次対称群と5次交代群と5次方程式の可解性との繋がりを、正12面体を使って証明しました。 ガロアが方程式のガロア群により代数的非可解性を証明したのとは対照的に、アーベルは方程式の可換性に着目し、非可解性の証明にこぎ着けました。 勿論、”可換な解の対称性”という視点では両者共に共通してますが、ガロアこそが解の置換を方程式の群として論じた最初の人物でした。 . . . 本文を読む