
連日こうも暑いと、エアコンに頼らざる負えなくなる。
仕事柄、家に籠もる事が多いので、エアコンは必須だが、唯でさえ高い電気代が気にはなる。勿論、エアコンを使わないで済めば、それに越した事はないが、毎日の様に近くの図書館や喫茶店を職場代わりにする訳にもいかないし、一人じゃないと集中できない事もある。特に、仕事の場合はそうである。
序文
多分、在勤でなかったら今頃は死んでるだろうが、夏の暑い時期や冬の寒い時期は在勤は凄く助かるが、勿論いい事ばかりでもない。
仕事の合間にブログを書く癖がつくので、長く小難しい堅いテーマの記事になりがちだが、これも仕事の有意性ある副産物だと思う事にしている。少なくとも、夏休みの絵日記みたいなインスタ風の記事では、私にとっては有意性とは思えないのだ。
つまり、ブログも単なる備考記ではなく、思考や知能を維持する投資だと考える様にしている。映画が記録ではなく創造である様に、ブログも帰納的な創造物であるべきだと思う。
一方で、”仕事は一人でコツコツとやるもんだ”という親父から受け継いだ教訓の下、細々と大した稼ぎにもならない仕事をやってる私だが、そこそこの資産があった親父の様に、どんな嫌な仕事でも夢中になれる忍耐も能力もなく、勿論ハングリーさも飢えも渇望すらもない。お陰で、若い頃は権力に反発する傾向が強く、理屈っぽい性格が露呈して職を転々としたが、今や独学で仕事をする術を覚え、人生や仕事に関する期待値や効率が高い事を実証できた様な気もする。
例えば、今や”カオスの帝王”と称される伝説の天才トレーダーであり、テールリスクを駆使する天性のヘッジファウンダーである、N.タレブ氏に異常なまでに憧れる所がある。
ブラックマンデー(1987)やITバブル(2001)、更には世界金融危機(2007)を見事に引き当て、莫大な利益を稼ぎ出したタレブ氏だが、偶然が持つ脆弱性の測定や金融危機の予測に加え、コロナパンデミックの予言をテーマにした著書「ブランクスワン」等のベストセラー群を次々と送り出し、出版界とウォール街に革命を巻き起こした。
勿論、タレブ氏の輝かしい実績と栄光の多くは、彼とその周りを固める天才たちによってもたらされたものだが、その生活環境に追う所も大きいのも事実だろう。
例えば、自然に恵まれた山間の広い屋敷を自宅兼職場にし、高性能なサーバーとその上で延々と休みなく走り続ける”モンテカルロ・ジェネレーター”を神経を張り詰めながら睨めっこし、24時間の殆どをそこで過ごすという生活スタイルは、彼の天才ぶりを表している。
今や新型コロナ渦の影響で、日本国内でも自宅に籠って仕事をするホワイトワーカーが増えつつあるが、私もその一人である。だが、それまで企業や会社の奴隷となってこき使われ、何の夢も目標も期待値すらもなく、ダラダラと怠惰な慣性で生きていた様に思う。
少なくとも、そこに自分の思考や知覚や才能は殆ど存在しなかったし、発揮される事もなかった。多分、ごく普通のサラリーマンだったら、今頃は中途退職し、給与所得の大半を投資信託に捧げ、商品券などの配当に騙され、大損してたであろう。
タレブ氏が語る様に、ヘッジファンドが商売として成り立つのは、おバカな素人が100%近い確率で投資という地雷を踏むからだ。
つまり、投資も人生も同じで、自分を生きるとは、どれだけ自分に効率よく投資し、有効に配当できるのか?に掛かってるのかも知れない。故に、仕事もブログも自己投資と考えれば、自ずとその方向性とテーマは決まってくるだろう。
という事で、話は大きく逸れたましたが、ここからが本題に移ります。
室外機カバーの嘘とホント
夏になると、いろんな種類のエアコン室外機用カバーが売られる様になる。
特に多いのが、太陽の直射光を反射するアルミシートを室外機の上にベタ貼りするタイプで、薄手なら百均でも売られてるが、スーパーでも700円ほどで厚手のやつが手に入る。
安ければいいと思う民には一番人気であろうが、これには大きな落とし穴がある。
そういう私も昨年の夏に、百均の薄手のアルミシートを室外機の天板(上面)に両面テープで貼り付け、冷却効果を高めようとしたが、室外機の天板は放熱を兼ねていて、逆に冷却効率が悪くなるらしい。また、アルミシートをベタ貼りしても、熱が内に籠もり、更に冷却効率が悪くなるという。
ただ、両面テープは熱に弱く、エアコンが思ったほど冷えないと首を傾げる内、1ヶ月しない間に全てが剥がれ落ちてしまった。
全ては都市伝説を信じたおバカな私の失態だったが、一方で、濡れタオルを室外機の天板の上に敷くと冷却効率が良くなると噂も過去にはあったが、これも結局は都市伝説に過ぎなかった。
今更何度も言うが、エアコン室外機の上には何もおいてはいけないのだ。
そこで、私なりに色々と調べ、出した結論が簾(すだれ)を室外機に接触しない様に立て掛ける事である。これに関しては、(専門家や評論家ではなく)エアコン取り付け業者のお墨付きだから、間違いはないだろう。
他方Amazonでは、サンシェード風の遮熱シートタイプが売られてるが、シートを支える支柱がプラ製で弱々しく感じたし、更には、プラ製カバー型のバンド紐で固定するのもある。価格は両差共に2200円弱とリーズナブルだが、作りが貧弱に思え、耐久性も心配である。
我が家では、1階のエアコンの室外機は日陰にあるので、真夏でも天板が熱くなる事はないから、そのままで効率よく冷えるが、2階は屋根裏に設置した室外機の天板に太陽光が直接当たり、昼間は中々冷えない程に効率が悪くなる。
一方で、すだれ自体は百均で安く調達できるが、それを固定する細い木材が必要となる。が実は、小屋に古い木材が山ほどあり、将来何かに使う事があるだろうと、捨てずにとっておいたのだ。そのうち、長さが1m弱で、太さが3cm×2cm程の、すだれを固定するに丁度いい木材が都合よく3本ある。
すだれは、ダイソーで88cm×112cmと44cm×112cmが其々220円と110円で売られてたので、出費は僅か330円だけで済んだ。
まず、上で揃えた細い木材のうちの2本を屋根の軒を支える40cm程の間隔で並ぶ細い柱に、1つ開けて80cmの間隔になる様に其々の木材をネジ2本を使って打ち付けた。その後、大きい方のすだれの竹で出来た端の部分を小ネジで両端の突き出た木材に固定し、室外機に垂れかける様に固定する。但し、吹き出し口を塞がない為に、余ったすだれは巻き戻し、小ネジで同様に固定。
これだけでも十分と思いきや、室外機の右側が少しだけカバー出来ず、夕日が逆から差し込むともろに直射光を浴びるので、もう1本の木材を右に隣接する柱に同様に固定し、小さいすだれをこれまた同様に固定。更に、紐ですだれを何箇所か固定し、強風でも吹き飛ばされない様にしたつもりだが、台風のシーズンにはすだれを全て巻き上げる必要があるだろう。
だが、(写真で見れば)ほぼ思い通りの仕上がりであった様に思う。
最後に
ただ今回は、すだれを固定する細い木材が運良くあったので、コストは必要最低限で済んだが、そういうのがない人は、先程紹介した2つの製品も選択肢の1つにはなるだろう。
特に、プラカバー型はYouTubeで紹介されてるせいか、レビューは1000件を超えるが、殆どが高評価(4/5)である。但し、プラカバーと室外機の天板との隙間が狭く、上手く空気が抜けるのかが疑問ではある(写真下)。
という事で、暑い夏を乗り切る為の生活の知恵でした。

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