[現代日本史]: 郵政民営化(郵政事業民営化) 国民のサイフとカネを奪い取る政府・財界
<パイロット(試行)郵便局>
ずっと以前は、不在郵便物の受取りに横浜駅隣にある 横浜中央郵便局 を使って以来
中央(セントラル) なら郵便物も早めに(相手に)届くのかも知れないとわざわざ 横浜駅まで出向き 利用する機会も多かった。
だが 最近では、 民営化しなくとも職員皆で頑張ってきた 生田前総裁率いる 郵政公社 の努力で 時間によっては 集中 まで行かなくとも 近所の郵便局(集配)でも結果は同じようだと知った事もあり、 横浜・港北郵便局 もよく利用するようになった。
<新総裁で悪化>
政府・与党(自民党・公明党)の強行採決で 郵政民営化法が成立し、 さらに 現西川総裁に代わって、 どの郵便局も雰囲気はひどく低下している。
さらに 港北局での変化が 著しいので気に掛けていたが、 横浜・港北局は 民営化に先駆けたパイロット(試行局)だと聞こえてきた。 民営化後の郵政3事業を 港北局で実験してきたのだという。
<民営化で国民に利得なし>
利用者、観察者として 港北局 を見てきたとき、 民営化は失敗であると断言しておく。
かつての 郵便局は 貯金・保険・郵便 のどれを利用するにしても 郵便局全部の客であった。 客用の長イスにはどこに座っても平気だった。 だがこれからは違う。
局舎の広かった客用スペースは小さく3つに分けられ、 他の窓口の前には座れない(客が自由に座る事を前提にしていない)。
あくまで 郵便会社、貯金銀行、保険会社 それぞれの客として、 窮屈な思いで 郵便局を利用しなくてはならないのである。
なぜなら、
<折り取られた『3本の矢』>
職員スペースでさえ、 郵便課職員以外は通り抜け不可 と張り紙が有ったり、 逆に貯金課職員はICカードで使える扉も他の職員には使えない。
これまでは仲間であった職員同士が 別会社人間として 分離 されているのだろう。
家庭で云えば 仮面家族 だ。 そんな家庭に未来が無いように、 国民のものとなっていた郵政3事業は もはや 内部でぎくしゃくし、 どちらが稼いでいて、どちらは儲けていない(頑張っていない)と無意味なライバル意識を創造するだけになる。
私は 『ダメ男』たち には 「辛酸」 で責任を取らせる主義である。
記録する。
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