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茜空日記 goo版

映画と本をこよなく愛するラルゴです。
自然と美味しい食べ物に恵まれた福岡からあれこれ脈絡なく綴ります。

『ハンサム☆スーツ』

2008-11-09 16:49:46 | 日本の映画
ユナイテッドシネマ・キャナルシティ



あの人気脚本家・鈴木おさむだけあって、笑わせて、ハラハラさせて、ちょっと考えさせられて、ホロリとさせられて最後はハッピーな気分にさせられてとたいへんバランスの良い楽しめるお話でした。誰が観ても平均点以上に面白い映画じゃないかな~(*^^)

「男は顔じゃない」という建前と「男は顔だ」という本音を皮肉った設定も興味深いですね。

谷原章介が外見は谷原章介なままなのに、ちゃんと「中身は塚地武雅」を演じ分けてるのに感心しましたよ。いやいや芸達者・・・。大森美幸の役は美味しすぎでしょう(笑)
カメオ出演のゲスト陣がムダに豪華で爆笑モノでした!

どうでもいいけど私が男だったら、福山雅治になれるハンサム☆スーツ所望です(笑)
いちばん愛してるのはチョン・ウソンだけど、別に自分でウソンさんになりたいわけじゃないのよね・・・。


『休暇』を観て思ったこと

2008-11-06 12:08:44 | 日本の映画
こういう映画を観ると、死刑というものについてあらためて考えさせられますね。別に死刑廃止論者とかではなかったけど(あまり深く考えたことがなかっただけ)実際に刑を執行する刑務官の心身の負担や葛藤が非常にリアルに描かれていて、正直ここまで苦痛の大きいものだとは想像をはるかに越えていました。

死刑制度がある限り仕事としてその執行に関わる人が常に必要になるけれど、ここまで重い行為を仕事として人にやらせて本当にいいのか・・・と考えると、いたたれない複雑な気持ちにもなります。主人公の同僚の「何度やっても慣れることが出来ない」という言葉は、人間としての正直な心情ではないでしょうか。

かと言って、世間を震撼させた凶悪事件の犯人には「あれだけのことをやって死刑にならないのはおかしいだろう」と思ったりするのも確かだし、どちらにすればいいと簡単には結論が出ない難しい問題ですね。

『休暇』

2008-11-05 12:07:14 | 日本の映画
KBCシネマ北天神



「死刑執行の際に支え役を務めれば1週間の休暇を与える」。挙式を目前に控えたベテラン刑務官の平井はこの執行命令に、新しい家族と生きるため究極の決断をする。生死と直面した人々の、骨太で感動的なドラマ。(シネマふくおか11月号より)

ちょっと疲れぎみで眠かったし、途中で寝てしまうかも・・・と思っていた予想は完全にはずれました。

死刑囚・金田がどんな罪を犯したのかの説明はあえて最小限で、いつ下されるのかわからない死刑執行を待ちながら淡々と過ごす毎日が描かれます。それでも一見淡々とした中に、金田と周囲の人々の心の奥底に流れる恐怖とか緊張とか罪悪感とか悲しみとかの感情が痛いほど伝わってきて、観ていて息苦しいくらいでした。

刑務官・平井役の小林薫、死刑囚役の西島秀俊ともに演技には定評のある俳優ですが、抑えた言動の中にふとした拍子に溢れ出てしまう感情の表現がリアルでした。冒頭、物音でうたた寝から目覚めた平井の表情が痛々しいです。

平井のしたことはある意味、身勝手と呼ばれる行為かも知れません。でも、ここまで極端な構図にはならなくても、人が生きていくのって多かれ少なかれ、死んだ人を乗り越えた身勝手の上に成り立ってるところがありますよね。そういう生きてる人間のささやかな身勝手を、それこそ身勝手な言い分だけど、死者は許してくれるのではないか、いや、許してくれてるといいなぁと思います。今、生きている人間も、誰でも等しくいつかは死ぬ存在ですから・・・。

『しあわせのかおり』

2008-10-14 12:14:02 | 日本の映画
ユナイテッドシネマ・キャナルシティ



前半、やたら不幸顔だった中谷美紀(友人・副会長氏によると日本三大不幸顔女優のひとりらしい・笑)が、物語が進むにつれて、どんどんおだやかで満ち足りた包み込むような雰囲気になっていくのが印象的でした。おいしい料理には人を幸せにする力があるんですね~。藤竜也の無愛想だけど根は優しい老料理人も良かったです。

観たあと、ものすごく食べたくなって、トマトと卵炒めを作ってみました。



見た目はわりあいイケると思ったのですが(実は前にも作ってみたことがある)食べるとトマトの火の通りがあとひといきでした。これ以上炒めると卵が固くなるから、トマトの湯むきの時間をもう1~2分多めにした方がいいのかな。でもあんまり長くお湯にひたすとトマトがベタッとして崩れやすくなるし。



単純な料理だけに意外と難しい・・・。


『ネコナデ』

2008-10-07 12:11:35 | 日本の映画
ソラリアシネマ



子猫、可愛いー。大杉漣、可愛いー。あ、黒川芽衣も気が強そうで可愛かったですね。以上、感想おしまい。てゆーか、他に述べるほどの感想をあんまり思い付かなくてスイマセンねぇ。
コワモテ部長が柄にもなく、拾った子猫を周囲に隠して必死にかくまう姿がポイントなんだけど、それにしてはあんまり緊張感が伝わってこないし。そもそも、ばれた頃にはそんなことたいした問題じゃなくなってるし。

ま、いいか~。子猫が可愛いし(結局そこに戻る)。『グーグーだって猫である』とは、いろいろな意味でテイストの違う映画だったかも。

大杉漣がダマされて押し付けられるヒラマヤン(違)ヒマラヤンが巨大でびっくりしました。あんなに太ってしまったらもう自力で動けないとか・・・?でも、それはそれで可愛いな>でぶ猫