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渋谷「すっぴん女子カフェバー」に癒されたいオジサン殺到

2017年12月11日 23時50分41秒 | 市場動向チェックメモ
http://diamond.jp/articles/-/152393

渋谷「すっぴん女子カフェバー」に癒されたいオジサン殺到
森 江利子:清談社  バックナンバー一覧へ

なぜ、オジサンたちは女子の“すっぴん”が好きなのか?“すっぴん”に癒やしを求めるオジサンが殺到するという、話題の“すっぴんカフェバー”に取材し、男女双方の意見を聞いてみた。(清談社 森江利子)

日本一メイクの濃い街・渋谷の
“すっぴんカフェバー”

日本一化粧の濃い街・渋谷にある“すっぴんカフェバー”スタッフ、「りこ」さん(25)。すっぴん女子には、メイクバッチリ女子にはない、癒しの雰囲気がある
 渋谷・道玄坂の「NATURALIA」は、すっぴんの女子スタッフとの会話を楽しめる“すっぴんカフェバー”。札幌と大阪の計3店舗を構える同店の女子スタッフは、全員が正真正銘のすっぴんだという。カウンターに立ち、アルコールや軽食を提供しながら客とおしゃべりするスタッフは、大学や専門学校に通う20代女子が中心だ。

「スタッフは、ナチュラルで地味なことが条件。普段から、メイクをあまりしていないという子も多いです。どこにでもいる普通の女の子と、気軽に話せるリアルさが店のコンセプトです」こう語るのは、代表の小川功祐さんだ。

 いわゆる“夜のお店”に行けば、綺麗にドレスアップをしてメイクもバッチリな女性からプロの接客を受けられるが、同店はその真逆。「女子スタッフは、ナチュラルなこと、地味なこと、夜のお店は未経験なことが採用の基準です」(小川さん)

 女子スタッフは、学校の帰りであれ、デートの帰りであれ、店に立つのは必ずすっぴんになってから。小川さんは、全スタッフの“すっぴんチェック”を毎日行っているという。

 渋谷という土地柄からは若い客層を想像するかもしれないが、客層は30~50代の仕事帰りのサラリーマンが中心。肩の力を抜いてちょっとしゃべりたい、お酒を飲みたいなという仕事帰りに立ち寄る人が多いという。

「女性がすっぴんになった時のナチュラルな雰囲気が好きという男性はとても多い。当店でも、飾らない女性に接することでホッとする、癒されるというお客様が多いです」(小川さん)

“日本一メイクが濃い”というイメージの渋谷の街で、すっぴんの女子を見られるのはこの空間だけだろう。この日は19時に店を訪れたが、サラリーマンや学生風の男性客で、席の大半が埋まっていた。

「メイクを落とすと気を抜ける」
すっぴん女性の本音
 実際にすっぴんを見られている女子は、どう思っているのだろうか。「NATURALIA」の女子スタッフに話を聞いた。

 りこさん(25)は、「メイクをしている時は、キリッとした気持ちになるのですが、すっぴんだと気が抜けて、自然な雰囲気でしゃべることができます。こちらがぼんやりとしているので、お客さんも肩の力を抜いてお話できるのかなと思います」。

 また、あすかさん(21)は「お客さんとは、友達といる時のような感覚で気軽に話しています。その日に学校であったこととか、Twitterにアップした旅行のこととか。メイクしてるときよりも、自然にお客さんと接することができます」とのこと。

 普段は人に見せないすっぴんになることで、女性側にも心境に変化があるようだ。

「お客さんからは『メイクしてるんじゃない?』なんて聞かれることも多いのですが、そんな方には『目の前で顔を洗って見せてもいいですよ!』って答えています(笑)」(りこさん)

「今、女子の間で流行っている“すっぴん風メイク”じゃないかと言われることもありますが、ちゃんとすっぴんですよ!でも、そう言われるのは素顔がキレイってことだと思うので、嬉しいです」(あすかさん)

 男性がしばしば聞いてしまいがちな“質問”については、このように口をそろえる。

「男性はメイクこそしませんが、日頃からスーツを着て、ネクタイを締めてと、きっちりと身だしなみを整えて仕事をしていますよね。ここでは、そういう気持ちから開放されて、心身ともにリラックスしてもらえる場所でありたい」(小川さん)

 すっぴんカフェバーで癒されるのは、男性もすっぴんになれる空間だからかもしれない。

すっぴん好きは
日本の男性特有の“文化”
 そもそも、なぜ男性は女性のすっぴんが好きなのだろうか?

「世の男性の全てが、女性のすっぴんを好むわけではありません。すっぴん好きは、とくに日本男性に特有の嗜好といえるでしょう」と語るのは、化粧心理学者の平松隆円氏だ。

「諸外国では、化粧はおろか整形にすら寛容な国が多い一方で、日本ではまだまだ賛否があります。これには、日本人が“天然モノ”を愛するという、文化的な背景が存在しているといえます。日本食のお刺身を例にすれば、天然ものと養殖ものに対する評価は大きく変わりますよね」(平松氏)

 天然モノの刺し身は、身が締まり、臭みがない。高級料亭などでは、その素材の味を生かすため余計な味つけは不要と考えられている。自然のままであることが、そのまま高い価値となるのだ。

 残念ながら「NATURALIA」のメニューに刺身はないが、代表の小川さんも「東京の街を歩く女性を見ていると、そんなに濃いメイクをしなくてもいいのにな、もったいないなと感じることが多いんです。もちろん、時と場所によって最低限のマナーとしてのメイクは必要ですが、女性には、もっと自身の素材の美しさを生かしてほしいなと感じているんです」と話す。

 言わずもがな、小川さんもすっぴんの女性を好む日本人男性の1人なのだ。

 すっぴんの美しい女性と、天然モノの刺し身を食べる…これが、日本男性の理想なのかもしれない。

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