7月20日(月曜)
*日本海の日祝日で休場
*ギリシャ資本市場委員会 ギリシャ金融市場は閉鎖継続、財務相の決定まで(ブルームバーグ)
*ギリシャ財務当局者 ECB、IMFなど債権者に合計68億ユーロの返済を指令(ブルームバーグ)
10:30↓↓NY金 時間外取引急落、一時1080ドル近辺…中国の金購入額が予想を下回ったことも材料視
15:00→↓ドイツ生産者物価指数(6月)
結果-0.1% 予想-0.1% 前回0.0%(前月比)
結果-1.4% 予想-1.4% 前回-1.3%(前年比)
17:00↓ユーロ圏経常収支(5月)
結果180億ユーロ 前回240億ユーロ(223億ユーロから修正季調済)
結果34億ユーロ 前回220億ユーロ(204億ユーロから修正季調前)
*独連銀月報…国内消費に加え、外需の伸びも回復へ
*NY市場…ブラード総裁発言で9月利上げ開始を再認識
*中国共産党…胡錦濤前国家主席の元側近、令計画氏の党籍を剝奪。収賄容疑で逮捕され司法機関に送り
*IMF…ギリシャが滞納していた債務を完済。滞納なくギリシャが成長を回復するために支援の用意
*ECBに本日償還予定のギリシャ国債35億ユーロの償還が実施された。利払いと合わせて42億ユーロ。
*米主要企業決算:モルガン・スタンレー↑0.79ドル(予想0.74ドル)、IBM ↑3.84ドル(予想3.78ドル)
7月21日(火曜)
08:50!日銀金融政策決定会合議事録
多くの委員は、「量的・質的金融緩和」について、所期の効果を発揮しているとの認識。
一人の委員は、需給ギャップがゼロ近傍まで改善する中、逓減している「量的・質的金融緩和」の追加的効果を副作用が既に上回っている。
10:30!豪中銀理事会議事録…豪ドルの更なる下落は可能性が高く、必要。インフレ圧力は十分に抑制され、その状態が続く公算
14:00→日景気先行指数・確報値(5月)結果106.2 前回106.2
14:00→日景気一致指数・確報値(5月)結果109.0 前回109.2
17:30↓英公共部門ネット負債(6月)結果86億ポンド 予想87億ポンド 前回84億ポンド(94から修正)
21:00!ハンガリー中銀政策金利…政策金利を1.35%に引き下げ(従来1.50%、予想1.40%)今回の利下げによる低金利を長期にわたり保持する
*フィラデルフィア連銀非製造業景気指数 結果8.1 前回54.1…急低下でドル売り要因?…受注や雇用も大きく低下・企業レベルでも51.4から2.7に急低下・これだけの急低下はあまり見ない光景…
*黒田日銀総裁…タイでの講演後の質疑応答。日本のインフレ率、向こう数カ月で相当加速すると予想。日本のインフレ率、16年度上期に2%目標に達すると見込む。国内インフレ率は向こう数ヵ月で相当加速へ。現時点で一段のQE必要ない。必要なら追加緩和躊躇しない。
米主要企業決算:アップル、トラベラーズ、ベライゾン↑・コミュニケーションズ、マイクロソフト、ユナイテッド・テクノロジーズ、ヤフー
7月22日(水曜)
10:30↓豪消費者物価指数(第2四半期)
結果0.7% 予想0.8% 前回0.2%(前期比)
結果1.5% 予想1.7% 前回1.3%(前年比)
結果0.6% 予想0.6% 前回0.7%(0.6%から修正 刈込平均・前期比)
結果2.2% 予想2.1% 前回2.3%(刈込平均・前年比)
結果0.5% 予想0.6% 前回0.8%(0.6%から修正 加重・前期比)
結果2.4% 予想2.3% 前回2.5%(2.4%から修正 加重・前年比)
12:05!スティーブンス豪中銀総裁 講演…追加利下げの是非は議論の対象、目的は持続的成長や金融安定、豪ドル相場は調整中で景気拡大促す効果がある…豪ドル売りで反応、値幅は限定的!
…明日早朝にはニュージーランド中銀の政策発表
*中国!「一人っ子政策」の全面解禁、年内にも実施
13:30↑↓日全産業活動指数(5月)結果-0.5% 予想-0.6% 前回0.1%(前月比)
17:30!英中銀金融政策委員会 議事録…第2、第3四半期に0.7%のGDP成長を見込む・多くの委員がインフレ上昇リスクを指摘・全員一致で金利を資産購入枠を据え置き
…ポンド買い反応、英中銀議事録でインフレ上昇リスク指摘
*マイルズ委員!英中銀は「向こう数年」にわたる利上げ開始へ
20:00↑米MBA住宅ローン申請指数(17日までの週)結果0.1% 前回-1.9%(前週比)
…ECBがギリシャの銀行向けELA上限9億ユーロ引き上げ
23:00↑米中古住宅販売件数(6月)結果5.49百万件 予想5.40 前回5.32(5.35から修正)
…在庫水準はほぼ変わらず
23:30↓米週間石油在庫統計 原油+247万 ガソ-173 精製+23.5 稼働95.5(+0.2%) クッ+81.3
…50ドル付近で売買交錯
*チプラス首相による9月解散総選挙説は根強い
*中国「対話にマイナス」と批判…中国外務省の陸慷報道局長は日本政府が中国による新たなガス田開発の証拠写真を公表したことについて「東シナ海をめぐる中日両国の対話や協力にとって明らかにマイナスだ」と批判する談話を発表…
米主要企業決算:アメリカン・エキスプレス、テキサス・インスツルメンツ、クアルコム↑、ボーイング↑、コカコーラ↑、アメックス↑、
*NZ中銀声明…ある時点で追加利下げの可能性・NZドルの一段の下落が必要・目標を下回るインフレはNZドル高や原油安が要因・
7月23日(木曜)
08:00↓韓GDP・速報値(第2四半期)結果0.3% 予想0.4% 前回0.8%(前期比)
08:50↓日貿易収支(6月)
結果-690億円 予想458億円 前回-2172億円(-2160億円から修正)
結果-2517億円 予想-2600億円 前回-1825億円(季調済)
17:30 英小売売上高(6月)
20:00 トルコ中銀政策金利
21:00 ブラジル失業率(6月)
21:30 米新規失業保険申請件数(18日までの週)
23:00 景気先行指数(6月)
23:00 ユーロ圏消費者信頼感・速報値(7月)
23:15 バイトマン独連銀総裁 講演
米主要企業決算:マクドナルド、ゼネラル・モーターズ(GM)、ダウ・ケミカル、スターバックス、キャタピラー、スリーエム(3M)、ビザ
・当日、ロンドン・NY時間は、大きな値動きに対する理由を追っかけ…
・翌日、ファンダメンタルを元に、各カテゴリー毎の背景と実態と損益を読み解く!
※注意:投資手法がファンダメンタルの逆張りで、単に個人メモを載せているだけなので…順張りのテクニカル・ビギナーは参考にしない方が良いと思います…というか、書いてある事の意味を理解出来ないかも知れません…価格を下げてる時に買ったり、上げてる時に売るので、マーケットの場をある程度理解していないと、参考にすらならないと思います。
●NY株式概況
20日↑ダウ平均18100(+13)決算への期待が高い・産金株の下げ続く・米利上げ期待やドル高などで、金は見切り売りが強まり、関連株も売りが止まらない状況…
21日↓ダウ平均17919(-181)大型株の冴えない決算を嫌気・前日からきょうにかけて発表になったダウ採用銘柄の大型株の決算が不調・非製造業の景況感指数が急低下・米大手証券からは米株の割高感を示す指摘…
22日↓ダウ平均17851(-68)アップルやマイクロソフトの決算を嫌気・
225指数考察:下げ後の横這いですが、材料はドル安で、下げは限定で様子見…
※欲をかかず追っかけず、上昇トレンドでも、堅い押し目だけを待つ方針継続…
●NY債券概況
20日↑利上げ期待が根強く利回り上昇・タカ派のブラード・セントルイス連銀総裁が9月の利上げ開始の可能性は50%以上と述べていたことも、その期待を高めた…
21日↓米利上げに対する行過ぎた期待が一服・株価が大幅安となった他、この日発表になった非製造業の景況感指数が急低下していたことも・ドル高が一服・
22日↑利上げ期待根強く短期ゾーン利回りは上昇・長期ゾーンは低下・原油が50ドルを完全に割り込んでインフレ期待は後退・
●NY為替概況
20日:利上げ期待高まる中、ドルは底堅い展開続く・中国など外部要因が激化しない限り、FRBは年内(9/12月)に利上げとのシナリオを強めているが、ECBはもう暫く中銀預金のマイナス金利や量的緩和(QE)が続く雰囲気で、ユーロドルはパリティ(1.00)まで下落するとかも・ギリシャは遅滞していたIMFへの返済と、ECBへの国債償還を実施したが、特に市場の反応は限定的・ドル円は上値追いでも上値は重い・
21日:ドル買い一服・非製造業の景況感指数が急低下で急ピッチな動きに調整・米株は大型株の冴えない決算で大幅安・米国債利回りも下げに転じた・フィラデルフィア連銀が発表している7月の非製造業指数が8.1と前回の54.1から急低下。受注や雇用も大きく低下。これだけの急低下はあまり見ない光景も、比較的新しい指標で季節調整が無くもネガティブサプライズ・ドル円は124円を割り込み・ユーロドルは1.0965近辺の10日線付近まで上昇、1.10が次の戻りターゲット…
22日:米利上げ期待根強くドル買い優勢も勢いなし・日銀政策無く円自体には動意ない・原油が下値模索・企業決算も新興のIT関連や金融を除けば、冴えない内容・9月利上げのリスクも・ポンド円は上昇もでユーロ円は下値模索・金融政策の方向性の違いが鮮明に出ている・カナダ中銀や豪中銀も金融政策の方向感は利下げ・
為替考察:(ユーロ=ドル>円)材料待ちで概ね横這い…
・Eur/Usd:様子見継続…
・Gbp/Jpy:Eur/Jpyとの鞘(46.3⇔59.3) 57.8→54.5→56.3→51.7→59.3→57.2→58.9→57.9…鞘行って来いで利確タイミング掴めず…
・Eur/Jpy:Gbp/JpyS:Eur/JpyL維持…
・Usd/Jpy:様子見…
・Aud/Jpy:様子見…
※ギリシャ問題、中国問題一服で…視点がFRB利上げ問題に絞られるもインパクト弱く、マーケットは様子見の雰囲気継続…
7月24日(金曜)
中国財新製造業PMI速報(7月)
独・ユーロ圏製造業PMI速報(7月)
米新築住宅販売件数(6月)
米主要企業決算:
ステート・ストリート*(1.367)
バイオジェン(4.071)
●〔米欧石油市況〕 WTIとブレントのスプレッドは約7ドルに拡大…
上げ材料は、なし
※ハリケーンマップ: http://nihongo.wunderground.com/tropical/
下げ材料は、イラン産原油の輸出増加見通しやドル高が圧迫・サウジアラビアからのディーゼル油の供給増加は、もともと超安値の米ディーゼル油先物を数カ月ぶりの日中安値まで押し下げた・. 軟調な米ガソリン先物相場が原油、特にブレントの上値を抑えた・ドル高、世界的な株安、米国の石油在庫統計の増加・EIAの統計によると、サウジアラビアからの原油輸入量は日量144万バレルと、前週の132万バレルから増加・クッシングの在庫が81万3000バレル増加・
Oil(Aug→Sep)考察…鞘は(レンジ$2.8⇔8.7)7.5→2.8→5.8→5.1→6.8…Wtiが$50を切って、ハリケーンの影響魔も無く…
・Brent($52~):様子見…
・Wti($44~):様子見…
※鞘をレンジで見ると中途半端なので様子見継続…
●〔NY金市況〕 5年ぶり安値…
上げ材料は、ニューヨークでの取引終了までに下落分の一部を消す展開・
下げ材料は、上海金取引所では取引が開始されてすぐ、1分の間に売り注文が殺到・上海およびニューヨーク市場では金約33トン、金額にして13億ドル分が2分以内に取引された・ドルは対通貨バスケットで、3カ月ぶり高値・テクニカル売り・
NY_Gold・Silver(Spot)考察:SPDR→△0.28t→△1.79t→横這い→+1.49t→横這いx2→+1.19t→△11.63t→△1.79t→△4.77t→△2.38t…残高4日連続減少!ピークだった12年の約半分!…
(鞘取レンジ320-556)→440→383→400→320→400→350→386…スパイダーは減少の一途で価格は下落、鞘は開いて来た印象も横這いで…
・Silver:様子見…
・Gold:様子見…
※中国・インドで金需要減少傾向!?+FRBは利上げ+各国の金融緩和も仲間入りで、さて方向感は!?…
●〔LDN・NYコーヒー/NY砂糖〕
Coffeeの上げ材料は、なし
Coffeeの下げ材料は、なし
NY_Coffee(jul→Sep)考察…もう一段高の戻り売り狙い…
Sugarの上げ材料は、今週に発表される7月前半のブラジル中南部のサトウキビ圧砕量は減少すると予想・7月上旬はブラジル南部の一部のサトウキビ産地で珍しく降雨が多かったことから、生産が低下した公算・2015~16年度に6年ぶりに世界的に砂糖が供給不足になるとの見通しに伴い、粗糖価格は15年末までに13セントに、16年は平均14.50セントに回復する見込み・
Sugarの下げ材料は、タイとインドの在庫が大量に積み上がっている・
NY_Sugar(jul→oct)考察…戻り売り狙いだが…
※Coffee・Sugarは余程の気象異変が無い限り、戻りS方針継続…
●〔シカゴ小麦・トウモロコシ・大豆〕
小麦:
上げ材料は、なし
下げ材料は、ドル高や米中西部の天候回復を受け、約1カ月ぶりの安値・中西部で向こう10日間の大半で降雨がなく、小麦農家が雨による軟質赤色小麦の収穫の遅れを取り戻せる見通し・米国産小麦に対する海外からの需要が乏しいことが弱材料・飼料としては米国産小麦はトウモロコシよりも高過ぎる・米国の製粉用小麦は黒海産などと比べると、世界的には競争力に乏しい・米国産に対する輸出需要の低迷・ドル高や、エネルギー、非鉄金属など他の商品市況の低迷も弱地合いに拍車・今週は米中西部の天候回復も圧迫材料・
トウモロコシ:
上げ材料は、週間輸出検証高はアナリストの予想を上回る・
下げ材料は、作物の生育に適した米国の天候と、テクニカル面からの売りや投資ファンドの売りが下押し圧力・中西部の東側がより乾燥し、作物にとって有害な暑さが発生しないとの予報・受粉に重要な時期に、水浸しの土地に有益な天候となるとの見通し・米中西部の作物の生育にとって好都合な天気予報・イランは過去数週間でブラジル産トウモロコシ18万トンを買い付けた・中西部穀物ベルトの生育環境が改善・ドル高や小麦の急落、エタノールの生産減少・
Chicago_Wheat(jul→sep)考察… (¢93⇔197)171→129→197→106→115…
Chicago_Corn(jul→sep)考察…WheatL/CornS鞘取り維持で様子見…
大豆:
上げ材料は、米商品先物取引委員会(CFTC)の前週末の統計では、投機筋が大豆の買い持ちポジションを4週連続で増加させた・予想を上回る輸出需要も、下げ幅を限定・米農務省発表の先週の輸出検証高が増加し、市場予想を上回った・海外からの需要も堅調・ここ数週間、農家の売りが乏しく、圧砕業者向け供給が細っていることを受け、現物の引き合いは堅調・
下げ材料は、米中西部の天候回復で、生育中の作物の状況が安定するとの見通しが下押し圧力・米中西部で生育に好都合な天気が予想されている・生育に良好な天候に圧迫され、期先物は下落・ミシシッピ川の米中西部東域は天候が乾燥、収穫予測が改善し、新穀は圧迫・
Chicago_Soybeans(jul→nov)考察…1035以上の戻りS指値を入れて様子見継続…
●総括:全般にインパクトのある材料待ち!…
・225指数は、大きな押し目が来るのを待つ…
・為替は、鞘取り追加せず利確待ち…
・Oilは、更にジワジワ下落継続で、ミドルウエーブが来るまで待つ…
・Metalは、下落傾向も、鞘がどちらかに大きく動くのを待つ…
・Softは、小麦/コーン鞘取り維持…
※超堅い取引の基本を忘れずに…
・動きの読める銘柄だけの一段高(戻り売り)・一段安(押し目買い)だけを狙うようにする事で、ポジションとトレンドを一致させると共に、リスクを最小限にする!
・鞘取りについても、必ずトレンドを考慮する!
・ポジションを持っている銘柄のトレンドが変わり、読めない状態になったら、迷わず損切りする事!