世界の手づくりおもちゃ館「海賊船」(愛知県日進市)に展示されていたおもちゃの一つを描いてみました。
おもちゃは木片や竹、土、新聞紙、段ボール、針金、廃材、生活ごみなどを素材にして子どもたちや親子らで手づくりした車や飛行機、人形、台所用品など。そこには子どもたちの自由で豊かな個性や発想力、表現力、創造力がいっぱいです。形や色付けなども「人物はこう、車はこう・・・」といった決まり文句は感じられません。
描いたのは赤いバス。サッカー選手を乗せたチームバスでしょうか。車体に描かれた絵に引き込まれました。日本でも子どもたちが描いたペインティングバスが走っているのを見かますが、この赤いバスにも子どもたちの夢と楽しさが詰まっています。
だから僕もいつもの描き方を忘れるようにして10号大の絵に取っ掛かりました。
鉛筆で荒っぽくデッサンし、着色も透明水彩や不透明水彩、アクリルも使って、勢いよく進めました。バスの車体がおもちゃより少し長くなったり、色が違ったりしましたが、描き直しや塗り直しはしませんでした。細かなことにこだわり、結局つまらない絵にしている反省もあります。
実物のおもちゃと見比べると、僕の絵はやはり見劣りします。でも楽しく、疲れは感じませんでした。