名古屋城の梅林前の通りを御深井丸(おふけまる)方向に歩いていて、目に止まった古木です。石段を上がった石垣の端にどっしりと陣取り、身を乗り出して堀の底や対岸の場内を見渡しているような姿です。 表札には「アキニレ」とあります。暖帯の樹木で、日本では中部以西で見られるとか。 イシゲヤキ、カワラゲヤキの別名もあり、ケヤキのように硬くて、樹皮の所どころ剥がれ落ち、赤い木肌がのぞきます。