京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

□『伏見稲荷大社と東寺』♪

2007-02-27 17:24:01 | 伏見稲荷大社

《伏見稲荷大社と東寺は関連が深い…。》

伏見稲荷の『福参り』も残りわずか…。

稲荷山のふもと、仲恭天皇陵のあたりから眺める

風景は西の山が一望で、まず飛び込んでくるのは

ひときは高い京都タワーと京都駅の壁、目を少し

南(左の方向)へ移すとかすかに見えるのは、創建

以来1200年京の都のシンボルである『東寺の五重塔』

である。   わかりますかねえー。

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左の大木の下右
に茶色のマンション
がありますが、2棟
ある境のところに
かすかに、見える
のが解りますか?

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少し拡大しましたが、
こちらの方が少しは
ましかなあ。




京都タワー 131m
京都駅ビル  60m 横幅460m
東寺 五重塔 55m

の違いが京都の景観争議を生み出している。

この日本で一番高い五重塔から西へ200m行ったところ

に「伏見稲荷大社」の御旅所がある。

東寺と伏見稲荷大社は直線距離で3000mも離れているのに

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御旅所(伏見稲荷)
からみえる東寺の
五重塔。

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御旅所から見える
東寺の五重塔

東寺の五重塔は平安京遷都(794年)からまもない826年

空海によって建立されたが、この主要材が稲荷山から伐り

出されたのである。

昔の文書によれば、延べ3430人の人を動員し運搬するの

に10日間ですませたという記録が残っている。

もともと、五重塔は仏様の仏舎利塔でいわば、仏様のお墓

のようなもので、四方からでも崇められるように、そして遠く

からでも崇められるようにと高く、建立されている。

たまたま、特別公開で、初層内部を公開しておりました、その

説明に」よると、初層には、四体の如来像、八体の菩薩像が

安置され、その中心の心柱を阿弥陀如来像にみたてているため、

稲荷山の御神木が必要だったと思われる。

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それにしても、京都を示す時に必ずといって映される

「東寺の五重塔」…1200年のながきに渡り京都の

象徴として存在してきた、五重塔の材木は、稲荷山の

御神木とは、…このように、伏見稲荷大社と東寺は

密接な関係にあったとは、…

そして、「伏見稲荷大社」と「東福寺」は花の乱と称して

長きに渡り争い事があったとは、この辺はまた時間の

ある時にふれたいと思います。

東寺の五重塔(日本一高い五重塔H=55m)は今まで

は京都の建築には「東寺の塔の高さを超えない」という

暗黙のルールがあったはずだったのが。


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