《長刀鉾(なぎなたぼこ)》
平成になって一番遅い入梅宣言まじか!
もう、宵々山(よいよいやま)まで一ヶ月あまりとなってしまいました。
山鉾紹介トップはやはり、『長刀鉾』です。
山鉾巡行で常に先頭を行く鉾!
歴史、意識、格式すべてにおいて祇園祭を代表する鉾!
鉾名は鉾頭の長刀に由来する。長刀の刃先は長さ1.13m。
昔の鉾は船鉾を除いて、すべての鉾に「生稚児(いきちご)」が乗っていたが、
現在は、長刀鉾のみ。禿(かむろ)を従え、生稚児が注連縄(しめなわ)を切って
山鉾巡行が始まる。
昨日の新聞に、長刀鉾の水引(みずひき):懸装品のひとつ。(山鉾の本体は太い材木を
縄だけで巻きつけて組み立てられるが、それを覆う染織物や金具の総称)
稚児が乗る直ぐ下の染め織物を水引と言うが、今まで使っていたものが、江戸時代の
もので、傷みがひどく、今年252年ぶりに新調された。
一年がかりで、川島織物が製作し1面あたりの制作費が1250万円。
このように、祇園祭の山鉾はこの懸装品が歴史あるものばかり。
ゆえに、動く美術館。街中美術館と言われる所以である。
長刀鉾の鉾町は四条通り烏丸東入る長刀鉾町。
大丸百貨店の横である。