指宿枕崎線山川駅へ

　ドライブで薩摩半島の知覧、枕崎、坊津を巡ったことはあるが、指宿枕崎線に乗ったことはない。そこで、指宿温泉に宿泊し、砂むし温泉にも入って、翌日「山川」駅まで行くことにした。列車ダイヤとスケジュールの関係から、終点「枕崎駅」に行くことはやめた。


　
　雨は降らなかったが、桜島は雲に覆われていた。時間があるので、島津家の別邸だった仙厳園へ行くことにした。　



　指宿温泉に泊まるのは、今回が初めてである。
　以前、西鹿児島駅前から観光バスで特攻基地があった知覧へ行ったことがある。客は私一人だった。バスガイドが観光案内を始めたので断ったが、普段通りやりますと言って、観光案内をしてくれた。市内で並行したバスの中の乗客が、ガイドと客が一対一であるこちらの様子を見て笑っていた。指宿からは大勢の宿泊客が乗ってきた。
　
　砂むし温泉では、浴衣姿で砂浜に仰向けに寝て、体の上に砂をかけてもらう。顔だけ出して砂の中に仰向けにもぐっている格好だが、背中の下の砂がやたらと熱い。体の上の砂も重く感じる。暫く我慢していたが、家内より早く砂から出た。私の寝た場所が特に熱かったのかもしれない。
　


　山川駅には「日本最南端の有人駅」と書いた標識が立っている。山川駅より無人駅の西大山駅の方が最南端であるが、一応最南端駅に来たことにする。昔、車でこれらの駅の横の国道を走っている筈だが全然記憶にない。