みみずくの日記

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帆船プリンス・ウィレムの製作1

2011-09-03 21:08:39 | Weblog

 今回は、17世紀半ばに建造されたオランダの帆船プリンス・ウィレムの模型を作ることにした。

  説明書によると、1651年にバタビアに向けて、処女航海を行ったとある。 オランダで建造された復元船が、かつて、長崎県にあったテーマパーク「オランダ村」にあったらしい。そこは何回か訪れたことはあるが、大分以前のことであり、当時、帆船に関心がなかったので、船の記憶はない。

 

 

 

 接着する前に、キール、フレーム、甲板を組み立ててみた。キールに差込むフレームの切込み幅を、少し広げると、フレームはキールにきっちりとはまった。部品は、かなり精度よく、作られているようだ。

 

 

 

 

 

  甲板の両端を2枚のフレームに接着し、これをキールに差し込む。フレーム上端の二本の突起を、甲板の切込みにはめ込むために、フレームを少し動かして、突起がうまく切込みに入るように調節した。このため、接着剤は速乾性ではなく、普通の接着剤を用いた。

 

 

 

 

  中央の甲板(正式名は知らない)を各フレームに押しピンで抑えて接着した。

 甲板は、中央部分が高く、排水のために、両側は低くなっている。船首、船尾の甲板も同様で、両側は低くしている。これらの甲板は、長さが短いので、はんだこてで加熱して、板を少し曲げた。

 

 

 

  甲板の接着が終わると、舷側に厚さ1.5ミリ、幅5ミリの下張りの板を順次張り付けていく。

 

 

 

 

 下張りの板をある程度張った所で、砲門を開けた。砲門の裏側には、砲を取り付けるために、U字形の溝をつけた。

 

 

 

 

 

 船底まで、下張りの板を張り、砲門の内側を赤色に塗装した。船尾の両側にギャラリーを取り付けて、一応、第一段階は、終わりである。