餌台のヒヨドリ
庭の小鳥の餌台に、リンゴやキュウイの皮を小さく刻んで置いておくと、小鳥がやってくる。野鳥は警戒心が強く、家の中から見ている人の気配を一寸でも感じると、さっと飛び立って逃げていく。
以前、暫く続けて餌を置いていたら、警戒心を少し緩めたのか、台から一間位離れたところに人がいても、台に来て、餌を食べるようになったときがあった。同じヒヨドリが来ていたのかもしれない。餌を置かずにいたら、また元に戻ってしまった。
メジロ
皮がかなり痛んで、柔らかくなった蜜柑を輪切りにして、餌台に置くとメジロがやってくる。一口食べると、左右を見て、常に周囲を警戒している。弱い動物のストレスは相当なものだろうと思う。こういうところへ、大きなヒヨドリがやってくると、彼らはさっと逃げる。しかし、遠くまでは逃げない。直ぐ近くの繁みの中で、大きな鳥が立ち去るのを、じっと待っている。大きな鳥も小さい鳥を徹底的に追い払ったりはしない。適当に食べると、去っていく。
餌台の雪
1月の末、北部九州は記録的な大雪だった。餌台の上に、こんなに雪が積もったのを見るのは初めてだった。30センチ近く積もったようだ。
以前、ヒヨドリが雪に降られながら、台の上にうづくまっていたことがある。その横にリンゴの皮を刻んだ餌も雪に覆われていた。雪に降られても、確実に餌がある場所が、よかったのかも知れない。