みみずくの日記

旅行記録などに関する感想を書く。

しまなみ海道を歩く(3)

2013-12-23 10:57:50 | Weblog

第3回しまなみ海道ウォークは、生口島を半周して約16.5キロを歩いた。

ゴールは多々羅しまなみ公園で、そのあと多々羅温泉に入ることになっている。

旅行会社のパンフレットには、所要時間が約4時間とある。

これが正味の歩く時間であれば、時速約4キロ強だから、何とか歩けるが、

食事と休憩時間を含んでの4時間だと、ちょっと無理のようである。

天気がいい日には、自宅から往復約7キロの道を1時間約4.5キロのペースで

歩いている。この速さで、7キロをもう1回続けて歩いても、歩けそうなので、

参加することにした。

寒い時期だから、1時間に1回のトイレ休憩が必要と思っていたが、

昼食の場所から次の休憩地まで2時間近く歩いた。

 

 

            出発地から生口橋を見る(11時33分撮影)

 今日は、前回のゴール地点である渡船場と橋を挟んで反対側の所から出発した。

博多駅を出発するときは雨だったが、新幹線で東へ移動して来ると、

空は次第に明るくなり、しまなみ海道では晴天になった。

 

 対岸に因島の工場群が見える。前回は、工場の向こう側の道を歩いた。

写真の道を左へ歩き、左折して西に進む。この辺は人家がなく、

道沿いに茂みが所どころにある。こういう所が、続いていたらと思いながら歩いた。

 

                ドルチェ(12:48、 食事後撮影)

風が強い海沿いの道を40分くらい歩いて、この店に着いた。

店で弁当とお茶、それにサービスのオレンジジュースを受け取った。

風が強いので駐車場のバスの中で弁当を食べた。水分を控えるため、

缶入りお茶は残し、ジュースだけ飲んだ。少し休憩して、12時50分頃出発した。 

 

 

                    造船所(13:10撮影)

 定期検査のためか、津軽海峡フェリーが、ここまで来ているのには少し驚いた。  

    

               平山郁夫美術館(13:29 撮影)

海沿いの道を歩いて、瀬戸田の町に入る。この町には、平山郁夫美術館や耕三寺博物館がある。

何年か前に、福山から観光バスでここに来て、そのあと大三島へ行った。

町の記憶は余りない。美術館の前を通ったが、建物の外観に覚えがなかった。

   

 

                  耕三寺博物館(13:30 撮影)

門の前はツアーの人たちである。この山門には見覚えがあった。

時間がないので、中を少し覗くだけにした。

 

  

                      耕三寺の境内

この境内を散策して、写真を撮った覚えがあるが、今回は写真を撮るとすぐに出発した。

 

              しおまち商店街(13:34撮影)

最後から出発すると、信号で待たされ、集団とは離れてしまった。

ガイドさんによると、西瀬戸自動車道が建設されるまでは、

尾道からフェリーで来た参拝者は、この商店街を通って耕三寺に行ったので、

通りは賑やかだったそうだ。

自動車道路が開通して、尾道からのフェリーが廃止されると、

商店街の人通りはめっきり減ってしまったという話だった。

 

                瀬戸田のフェリー乗り場(13:42 撮影)

しおまち商店街を通り抜けると、フェリー乗り場があり、瀬戸田と三原を30分で結ぶ

フェリーが運航されている。瀬戸田水道の向こうに見えるのが高根島。

三原からフェリーでここに来て、瀬戸田の町を散策するのもいいと思う。

 

  

                     向上寺三重塔遠景(13:45 撮影)

ガイドさんが、丘の上に見える向上寺の三重塔について説明してくれた。

話を聞いて、後でパンフレットを見ると、1432年建立の古い塔であることを知った。

振り返って写真を撮ったが、最後尾なので誰もいなかった。

 

 

                橋の見える道を歩く(14:11撮影)

最後尾は4人、少し前が女性二人組で、これらのメンバーは固定してきた。

左から添乗員さん、ガイドさんそして参加者の男性である。

今回は、歩く距離が長いためか、最後尾にもガイドさんがついている。

途中で故障者が出た場合、食事をした店ドルチェから応援の車が来て、

目的地に待機しているバスまで、送ってくれる手筈になっているという。

その時は、どちらかが、しんがり役として一人残るのだろう。

今日は、歩くペースが速く、目的地に向かってひたすら歩いているようだ。

この男性も、写真を撮りながら歩いている。

「ウォーキング大会ではないから、もう少しゆっくり歩いたら、どうか」

と言っていたが、同感である。

到着した後、温泉に1時間、土産物店に30分を予定しているというから、

少しペースが速いのも仕方がないのかも知れない。

 

                サンセットビーチ(14:14 撮影)

きれいな砂浜だが、人口砂浜だそうである。

海水浴客が利用する2階建ての建物があるが、改修中だつた。

ここで、トイレ休憩の予定だったそうであるが、先へ行く。 

 

                 ひょうたん島(14:40 撮影)

 NHKの子供番組「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなった、

ひょうたん島が見えた。地図を見ても、ひょうたんの形である。

沖合、約2キロにあり、大三島と生口島の中間に近い。

風が強いので、海面も少し波立っている。 

 

                   垂水港(14:41撮影)

ここには、しまなみ海道をサイクリングする人たちの休憩所らしい店があり、昼食後

初めてのトイレ休憩をとった。テーブル席で添乗員さんと話していると、

隣のテーブルのおばさんが、飴を勧めてくれたので、貰って口に入れた。

板チョコを持ってくる積りだったが、最近、尿から糖分が検出されたので、

チョコレートはやめた。昼食からゴールまで、口に入れたのは、

貰った飴玉1個だけだった。

 

 

               休憩後、再び出発 (14:41撮影)     

  

                          (14:52撮影)

 橋全体の姿が見えるようになったが、まだ、だいぶ距離がありそうだ。

 

                   紫色の草(15:02撮影)

 道端に紫色の知らない植物があった。自生ではなさそうなので写真を撮った。

 

                   多々羅大橋 (15:15撮影)

 ここまで、海抜0メートルに近い道を歩いて来て、最後は一気に橋の高さまで登る。

 昨年、福山から高速バスで大三島へ行った。多々羅大橋の手前のバス停で、

「橋を歩いて渡る人は、ここで降りて下さい」というアナウンスがあった。

この橋を歩いて渡れることを初めて知った。対岸が大三島である。 

 

                   みかん畑 (15:15撮影)

海岸から橋へ登る道は、結構距離がある。途中みかん畑が多い。

いろいろな品種のみかんが植えてあるようだが、違いは分からない。

手を少し伸ばせば、届くところに実が沢山なっている。  

 

                  鳴き龍(15:24撮影)

橋の上は風がかなり強い。帽子はポケットにねじ込み、

コートのフードも、風にはためいて煩わしいので、これも頭から外した。

橋の主塔の所に、多々羅鳴き龍と書かれた説明版があった。

拍子木があり、これを叩くと、塔が高いので残響が生じる。

拍子木を叩いて試してみた。説明版は、もう一つの主塔の所にもあった。 

 

                     これより愛媛県(15:32撮影) 

主塔の中間地点に県境を示す表示板があった。海も県境があるのか、知りたいところだ。

橋の上の県境の標識を見たのは、多分初めてである。  

                多々羅大橋と観音山(15:44撮影) 

 橋の長さは約1.5キロ。

渡り終えて生口島を振り返ると、橋の向こうに、標高472.3メートルの観音山がある。

  

               目的地に到着(15:55撮影)

添乗員さんは、3時45分頃までには着きたいと話していたが、約10分遅れて、

最後に到着した。10分程度の遅れは、許容範囲と勝手に決め込んでいた。 

デジカメを持ってきたが、一眼レフより扱い難く、写真を撮っていると遅れがちになった。

11時30分ごろから歩き始め、食事とトイレ休憩を30分乃至40分とみなすと、

約4時間歩いたことなり、平均して時速4キロ程度の速さになる。

第一回の向島大橋の時には、橋の上で追い越していったが、今回は、

終始マイペースで歩き、追いつき、追い越すことは考えなかった。

春頃から体重が4キロ増え、急ぐと膝の痛みが出るかも知れないこと、

距離が長く、前半はかなりの向かい風であったこと等を考えると、

適当な速さで歩いたので、故障もなく到着できたと思う。帰りの広島駅で、

足を引きずっていた人もいたから、少し、ペースが速かったように思った。

 

  

                     道の駅(15:55撮影)

 多々羅温泉はここからバスで直ぐだった。

ウォーキングのたびに温泉に入れたらいいなと思いながら、湯につかっていたが、

しまなみ海道では、温泉はここだけらしい。

「宝船」という土産物屋に立ち寄った後、バスは広島駅に直行した。

バスの外は真っ暗で、疲れていた体が温泉で温まり、すぐに眠ってしまった。

目が覚めた時には、バスは広島市内を走っていた。

これまでは、駅のレストラン街で食事をする時間は十分にあったが、今回は

改札口前に集合して打ち合わせると、発車時刻まで30分位しかなかった。

新幹線の「こだま」では、車内販売がないので、駅弁とお茶を買って、

車内で食べることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 


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