Yさんの閑日好日雑記

徒然に、気まぐれに何かが見つかれば

ホームから見える・デットセクション

2015年04月20日 | 日記
鉄道の電化方式は、直流電化と交流電化の2種類あるが、これも鉄道に
興味のない方はどうでも良いと思う話。
鉄道の一昔前に電化された路線は、直流電化方式を使っている。
一方交流電化は、1960年代から旧国鉄の新規に電化する区間を、一部
区間を除いて交流電化で進められた。新幹線はすべて交流電化である。

直流電化区間から交流電化区間に切り換わる区間を交直転換と云い、デットセ
クションを設定する。デットセクションは、架線に給電させない区間・地点の
ことで死電区間、無電区間の呼称である。
このデットセクションは、大半は駅から少し離れた場所に設定されているが、
下関―門司間の特に門司駅はホーム先端から直ぐのところにある。
関門トンネルは、戦前に完成し戦中に複線化され、下関―門司間だけを直流
電化にした。九州内の電化は1960年代に交流電化で始まった。

細かいことは、省かせてもらうが何故ホームに近い所にあるかである。
門司駅は、関門トンネルを出ると直ぐに線路が登坂して門司駅に進入する。
特に下り線は、直ぐにホームがあるため登坂中にセクション惰行を行うと
急激に速度が落ちるのを防ぐために、貨物列車などの長い編成を考慮して
小倉寄りにセクションがある。

上り線は、門司駅を発車後直ぐに関門トンネルに入るため、下って行くので
ホーム先端先にデッドセクションを設けている。
写真の交直転換・注意表記は、上り線用のものであり、両サイドの架線支えが
錆びたオレンジ色に見える箇所が上り線のデットセクション(無電区間)である。
ローズピンクの415系電車は、関門トンネルを抜けて登坂線を登って、駅に
進入する下関から来る下り電車である。

注:デッドセクションについては、本文中でも書いたが特に門司駅のセクション
  は複雑なので、かなり簡略化している。
詳細なことが好きな鉄道ファンは、参考文献で調べて欲しい。

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