川越雑記帳2(川越見て歩き)

春に見た 見知らぬ花は ペチュニアさ


4月の中旬に、歩道の柵の脇に咲いている花を見つけた。



うす紫の少し大きめの花が、2輪ほど咲いていた。

どこかで見たような花なのだが、名前が出てこない。



その2週間ほど後にそこを通ると、花の数が3倍ほどに増えていた。



この時もまだ、花の名前が分かっていなかった。



今月になって、またその道を歩いていると、すでにその花はなかった。

花はおろか、その植物そのものがなくなっていた。

道の反対側に、野菜の無人販売所があるので、ここに間違いない。




ところが、その左側に色鮮やかな花の固まりがあった。

その花を見て驚いた、色は違うが前に見た花とそっくりである。


駐車場なのか、敷石の格子状のスキマに、その花は咲いていた。

色は薄い紫から濃い紫、白やピンクもある。



少し離れた別のスキマにも、濃い紫の花が咲いていた。

これは、歩道に咲いていた花とそっくりである。



ちょうどその庭の奥で、こちらに背を向け、しゃがんで庭の手入れをしている女性がいた。

どうしても花の名前が知りたくて、思わず声をかけて、花の名前を尋ねた。

振り向いた女性は、こちらに歩きながら、「ペチュニア」ですよと言った。

「ペチュニアですか?」

「ええ、ええ良く花屋さんで鉢植えで売っていますよ」と教えてくれた。


「これ、前にここに咲いていましたよね?」と、歩道を指して聞くと、

「ええ、勝手に出て行ってしまって」とうなずいてくれた。


なぜ、前はこの花に気付かなかったか、自分でも不思議だったが、咲いていたのは1つ先の柵だった。

その脇には塀があり、この庭先は視界に入っていなかった。


女性は、「あまり、きれいじゃなくて」と言いながら、ペチュニアの傍の枯れた植物を抜き取った。

お礼を言ってそこを離れると、数軒先の家の庭にも、同じ花が咲いていた。

また、家の近所にも、鉢植えのペチュニアがあった。

ペチュニアの花期は3~10月らしい、長い間咲いている花で良かった。

お蔭で、花の名前が分かってすっきりした。

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