会計業界戦線 異常アリ

インターネットの登場によって、顧客の流動化が進む会計業界。このブログでは、会計業界の変化を綴っていければと思います。

日本マクドナルド好業績の向こう側7/「社長は、“職種”だ」

2009-05-23 23:38:26 | 活躍するビジネスマン
最新の日経ビジネスに、躍進著しい日本マクドナルドの原田社長についての記事がありました。

外資系企業で、数々の成功を収めてきた原田氏。

店長の残業不払い問題を乗り越えての、好業績のストーリーを追います。


甘えを断つ一志貫徹7

日本マクドナルドホールディングス 原田泳幸CEO(最高経営責任者)

1948年長崎県生まれ。東海大学工学部を卒業後、アップルコンピュータ日本法人などを経て2004年日本マクドナルドホールディングスに転じる。現在、社長・会長・CEOを兼ねる。


◆経営とは機能に過ぎない

「社長は『職種』」。

原田の口癖だ。社長という人間そのものがいるのではなく、原田という人間がたまたま社長の「機能」を果たしているに過ぎない、そんな考え方だ。

親分肌の魅力で人を引きつける経営と、「機能」と割り切る経営。一見すれば前者の方が温かで好ましい印象に見えなくもない。しかし、組織が人間の感情という紐帯で結びついている以上、いつかは途絶えるかもしれない。親分に重んじられれば誰でもうれしいが、半面、その贔屓は、軽んじられている誰かの犠牲の上にあるのかもしれない。

原田は女性マネージャーの登用率を上げ、定年退職制度を廃止した。

性別や年齢は「機能」とは何の関係もないからだ。米国の手法を積極的に導入するのも同じ理由だ。「機能」として優れていれば国籍など関係ない。

原田の経営は、情実によらず「機能」に徹するその原理主義的な公正さゆえに、冷徹にも見え、それを突きつけられた者に畏怖にも似た感情を引き起こすことがある。誰もにとって乗り心地の良いバスではない。

それでも原山はバスを走らせる。

世界経済の混乱の中、日本型経営を見直そうという風潮が強まっている。あるいはそれは、「心の絆」に名を借りて、甘えの連鎖へ再び埋没しようという懐古に過ぎないのではないか。原田の経営は、日本の企業社会にそんな問いかけを突きつける。


【リーダーの研究】 マックはコンビニを目指す

2009年2月に神戸で開催された「マクドナルド・ジャパン・コンベンション」。講演の最後に、原田はこう宣言した。

「これまでの5年間は回復期でした。これからは成長期です」。

そのバスが目指す日的地はどこにあるのか。

マクドナルドとは、製造業である。こんな仮説で見立てると、同社の次なる成長戦略が見えてくる。


◆あなたにぴったりの税理士を無料で御紹介致します


最新の画像もっと見る