大学院を終了後、健康食品の開発会社で働いていました
鍼・灸・あん摩の業界に入る前のお話です
健康食品の企画、営業、開発、生産、品質管理に至るまで一連の作業に携わるこができました
今思えばよくマトモな会社でした
当時も今も健康食品って非常に胡散臭いですよね
実際に胡散臭い会社や製品が目白押し
いろんな健康食品業界の裏も見ることがありました
ボッタクリの商品や中身の伴わない商品
催眠商法やらねずみ講まがいのマルチ販売
幸いなことに自分は関わらずにすみました
ひとえに社長のおかげです
おかげで後ろめたさを持つことなく
「健康食品の開発製造会社にいました」
と言うことが出来ます
社長にはしっかりした根っこがあったんだと思います
上っ面だけではない最先端の科学に基づいたビタミン・ミネラル健康食品の開発という根っこが
きっと渡辺正雄先生の教えなんだろうなと思うわけです
今から30年以上前に米国などのビタミン・ミネラルの最先端の情報を紹介する活動をしていたのが渡辺先生です
過去、日本の栄養学において多くの微量栄養素は無視されてきました
厚生労働省は昭和44年に初めて「日本人の栄養所要量」の策定を行い
昭和54年に「改定日本人の栄養所要量」が出され、以降5年ごとに改訂された栄養所要量が厚生労働省より発表されています
また、7次改定となる平成17年版より「栄養所要量」は「食事摂取基準」に改められ、現在は「日本人の食事摂取基準2010年版」が使用されています
昭和54年の「改定日本人の栄養所要量」で策定されている項目は
「エネルギー」 「たんぱく質」
「カルシウム」 「鉄」
「ビタミンA」 「ビタミンB1」 「ビタミンB2」 「ニコチン酸」 「ビタミンC」 「ビタミンD」
のみ
昭和59年の「日本人の栄養所要量 3次改訂」においてもほぼ同様で
「脂肪エネルギー比率」が示されている(これば2次改訂より記載)
ビタミン・ミネラルについては大きな変更は無く
「ナトリウム」「カリウム」の目標摂取量の記載
「ビタミンE」「「葉酸」「ビタミンB6」「ビタミンB12」について若干記述の追加があるに過ぎません
渡辺先生はこの当時、米国などの最先端の栄養学の論文を翻訳し紹介するということを行っていました
渡辺先生のご自宅で行われていたという勉強会で配られた翻訳物は渡辺レポートなどと呼ばれています
昭和59年には富士経済より「特別研究レポ-ト ミネラル栄養学」を上梓し、微量栄養素の国内研究への大きな流れを作っています
また平成8年には研究の集大成ともいえる「新・ミネラル栄養学」を上梓しておられます
社長は渡辺先生の元でビタミン・ミネラルについて学び、その成果で健康食品の開発をしていたわけです
社長は1982年には日本初のビタミンB群サプリメントの開発をしています
せっかく開発した商品も「生●協同組合」や「婦●団体」などの猛反対にあい苦労したそうです(まあ伏字で)
でもきちんとした下地があったから胡散臭い健康食品業界でマトモであれたんだろうなと
当時日本と世界の栄養学では20年の格差があるとも言われていました
社長が開発したビタミン・ミネラル製剤に厚生労働省が追いつくのは平成11年の「日本人の栄養所要量 6次改訂」
ここでやっと「銅」「クロム」「モリブデン」「亜鉛」「セレン」などまで記載の範囲になるわけです
くしくも渡辺先生の研究から20年余りやっと当時に追いついたわけですね
でもまだまだ健康食品の世界は闇の中
「騙すやつ 騙されるやつ」の闊歩する世界です
会社を辞めて以来、折にふれ考えてきました
健康食品は結構いいもんなんです
少なくとも必要な人に必要なものをプロが届けることが出来ればですが
「騙されて不幸に感じる人が少なくなるように」
そんな考えたことを少しずつ健康食品についてもブログにアップしていこうとおもってます
鍼・灸・あん摩の業界に入る前のお話です
健康食品の企画、営業、開発、生産、品質管理に至るまで一連の作業に携わるこができました
今思えばよくマトモな会社でした
当時も今も健康食品って非常に胡散臭いですよね
実際に胡散臭い会社や製品が目白押し
いろんな健康食品業界の裏も見ることがありました
ボッタクリの商品や中身の伴わない商品
催眠商法やらねずみ講まがいのマルチ販売
幸いなことに自分は関わらずにすみました
ひとえに社長のおかげです
おかげで後ろめたさを持つことなく
「健康食品の開発製造会社にいました」
と言うことが出来ます
社長にはしっかりした根っこがあったんだと思います
上っ面だけではない最先端の科学に基づいたビタミン・ミネラル健康食品の開発という根っこが
きっと渡辺正雄先生の教えなんだろうなと思うわけです
今から30年以上前に米国などのビタミン・ミネラルの最先端の情報を紹介する活動をしていたのが渡辺先生です
過去、日本の栄養学において多くの微量栄養素は無視されてきました
厚生労働省は昭和44年に初めて「日本人の栄養所要量」の策定を行い
昭和54年に「改定日本人の栄養所要量」が出され、以降5年ごとに改訂された栄養所要量が厚生労働省より発表されています
また、7次改定となる平成17年版より「栄養所要量」は「食事摂取基準」に改められ、現在は「日本人の食事摂取基準2010年版」が使用されています
昭和54年の「改定日本人の栄養所要量」で策定されている項目は
「エネルギー」 「たんぱく質」
「カルシウム」 「鉄」
「ビタミンA」 「ビタミンB1」 「ビタミンB2」 「ニコチン酸」 「ビタミンC」 「ビタミンD」
のみ
昭和59年の「日本人の栄養所要量 3次改訂」においてもほぼ同様で
「脂肪エネルギー比率」が示されている(これば2次改訂より記載)
ビタミン・ミネラルについては大きな変更は無く
「ナトリウム」「カリウム」の目標摂取量の記載
「ビタミンE」「「葉酸」「ビタミンB6」「ビタミンB12」について若干記述の追加があるに過ぎません
渡辺先生はこの当時、米国などの最先端の栄養学の論文を翻訳し紹介するということを行っていました
渡辺先生のご自宅で行われていたという勉強会で配られた翻訳物は渡辺レポートなどと呼ばれています
昭和59年には富士経済より「特別研究レポ-ト ミネラル栄養学」を上梓し、微量栄養素の国内研究への大きな流れを作っています
また平成8年には研究の集大成ともいえる「新・ミネラル栄養学」を上梓しておられます
社長は渡辺先生の元でビタミン・ミネラルについて学び、その成果で健康食品の開発をしていたわけです
社長は1982年には日本初のビタミンB群サプリメントの開発をしています
せっかく開発した商品も「生●協同組合」や「婦●団体」などの猛反対にあい苦労したそうです(まあ伏字で)
でもきちんとした下地があったから胡散臭い健康食品業界でマトモであれたんだろうなと
当時日本と世界の栄養学では20年の格差があるとも言われていました
社長が開発したビタミン・ミネラル製剤に厚生労働省が追いつくのは平成11年の「日本人の栄養所要量 6次改訂」
ここでやっと「銅」「クロム」「モリブデン」「亜鉛」「セレン」などまで記載の範囲になるわけです
くしくも渡辺先生の研究から20年余りやっと当時に追いついたわけですね
でもまだまだ健康食品の世界は闇の中
「騙すやつ 騙されるやつ」の闊歩する世界です
会社を辞めて以来、折にふれ考えてきました
健康食品は結構いいもんなんです
少なくとも必要な人に必要なものをプロが届けることが出来ればですが
「騙されて不幸に感じる人が少なくなるように」
そんな考えたことを少しずつ健康食品についてもブログにアップしていこうとおもってます