お灸で熱を取る

何度も紹介しているガーゼ灸ですが暖める以外に熱を取る目的でも使用します
火を使うのに熱を取るってどういうこと？
と思われるかもしれませんが使い方で非常に効果的に熱を取ることが出来ます

実は昨晩遅くから古傷の右アキレス腱の状態があまりよくありません
もともと何度もひどい捻挫をしているのと踵骨に骨棘があり、体調が悪くなったり負荷がかかりすぎると傷める傾向にあります

出院後、少し足首全体に熱がある感じなので仕事前に応急的に治療を行いました
用いたのは表題どおりガーゼ灸
熱を取るのと痛みと違和感の除去の目的で行っています

とりあえず痛みの除去と脈動で熱く疼く様な感じはとれました
続きでもう少し詳しい話をしています
ガーゼ灸での治療のいい点はともかく簡便であること
なおかつ効果も非常に高いです
慢性の膝痛を抱えている患者さんには自宅灸としてこのガーゼ灸をお勧めです

今回は熱感と痛みの除去ということで使用
こういった場合はに大雑把に行うほうが自分の感覚では良いですね
痛みを中心に指でポンポンと押さえるように皮膚でお灸する場所を探していき
組織が浮いているようなところや腫れっぽいところを探しそこに施灸します

気になるところを見つけたら周りそこを囲むように施灸
熱を持っているところを冷やしたい場合にはこの周囲への施灸が大事
またお灸のサイズは大きめ（小豆大弱）わずかに硬めにすること
施灸時に一瞬熱く感じるぐらいで
補寫で言うと寫法ですね

但し、これだけだと一時的にはいいのですが効果が長くは続きません
この施術は経絡治療の本治と標治で言うと標治になりますので
実際の治療では先に本治法で全身の状態を整えて、それから愁訴部位に対しての標治法を行います
このほうが長く治療直後の効果が続きます
これは嘘ではなく実体験
非常に不思議で、こういったところが奥深く面白くもあります
実際にお昼休みにしっかり本治法での治療も行いました
この治療の内容などについてはまたの機会に