最近テレビで大々的に宣伝している「皇潤」、治療院に来られる方の中にも買ってみたという人がいらしゃいます。
いくつか質問をいただいた関係でイロイロ調べてみたのですが・・・・ため息をつきたくなりますね。
まずこの「皇潤」健康食品として自分はオススメできません。
理由は3つ有ります。
1.健康食品として誠実な商品ではない
「飲むヒアルロン酸」として大々的に広告、宣伝を行なっているこの商品、商品にも販売ページにも一切ヒアルロン酸の含有量の記載は有りません。
この点を見るだけで誠実な商品ではないことが見て取れます。
商品の説明に記載されている内容をあげていきますと
○1粒(300mg)あたりの栄養成分
○原材料
ただし、ヒアルロン酸の含量表示は義務ではありません。
でも誠実な会社であれば表示をすると思いませんか?実際に優良な多くの健康食品メーカーは義務表示のない素材の含有量も表示しています。
また、原料中にビタミンB1、B6、ビタミンE、ピロリン酸第2鉄、ビタミンB12が入っていますがこれらの含有量表示もありません。
しかも、食品添加物であるこれらを原料として使用しているのに
「皇潤(こうじゅん)は自然由来の素材を原料にした安心出来るヒアルロン酸食品です」
という記載が有ります。しかもネット上では検索に引っかからないように画像での記載です。
自然由来と言っていますが、原材料表記を見るだけで合成の原料を使用しているのは明らかです。
まず間違いなく、ビタミンB1 ビタミンB6 ビタミンB12 ショ糖脂肪酸エステル ピロリン酸第2鉄は合成品でしょう。
以前ブログの記事にも書いていますが、天然自然を唄ったサプリメントはまず疑ってかかるべきです。
2.膨大な広告宣伝にともない、商品価格が高い
まああれだけ膨大なCMを流しているのですから効果になるのは当たり前でしょう。
商品購入の際にはあの膨大なCM費用がかなり含まれていることを承知すべきです。
3.そもそもヒアルロン酸は健康食品としてエビデンスレベルが低い
CiNiiという学術文献検索サイトがありますが、このなかでヒアルロン酸を検索すると1000本程度の論文が集まってきます。
ただし、ほとんどの論文が食品として摂取した場合ではなく、腹腔投与や関節内注射などに関しての論文です。
残念ながらサプリメントとして摂取した場合の効果については「エビデンスレベルが低い」つまり科学的に根拠があるとは言いがたい状態です。
ではなんでこんなに持て囃されるのか?というと、お医者さんが注射で使用しているからというのがあるでしょう。
お医者さんが膝などの関節腔内に行うヒアルロン酸注射は関節炎等に非常に有効なことが数々の論文からも見て取れます。
ここから「ヒアルロン酸が膝に良さそう」というイメージになっているのでしょう。
購入摂取するのであれば、エビデンスレベルは低いということを覚悟しておくべきです。
注射として使用する場合と食品としての摂取を比べた場合、効果が全く異なる場合が多いです。注射で効くお薬でも錠剤で飲んだら全く効かないというのはよくあることです。
「ネットには聞いたという話がいっぱいあるじゃないか」と言う人もいるかも知れません。でもね、本当にヒアルロン酸が効いたのでしょうか?よくよく考えてみることです。
皇潤にはビタミン類も多くの種類が配合されています。こっちで効果を実感したという可能性もあるんです。
以上3点の理由から自分はあまり皇潤をおすすめしません。
少なくとも身内であったり、大切な自分の患者さんに対してはね。
いくつか質問をいただいた関係でイロイロ調べてみたのですが・・・・ため息をつきたくなりますね。
まずこの「皇潤」健康食品として自分はオススメできません。
理由は3つ有ります。
1.健康食品として誠実な商品ではない
2.膨大な広告宣伝にともない、商品価格が高い
3.そもそもヒアルロン酸は健康食品としてエビデンスレベルが低い
2.膨大な広告宣伝にともない、商品価格が高い
3.そもそもヒアルロン酸は健康食品としてエビデンスレベルが低い
1.健康食品として誠実な商品ではない
「飲むヒアルロン酸」として大々的に広告、宣伝を行なっているこの商品、商品にも販売ページにも一切ヒアルロン酸の含有量の記載は有りません。
この点を見るだけで誠実な商品ではないことが見て取れます。
商品の説明に記載されている内容をあげていきますと
○1粒(300mg)あたりの栄養成分
エネルギー1.13kcal、たんぱく質0.11g、脂質0.01g
炭水化物0.14g、ナトリウム2.0~6.0mg
炭水化物0.14g、ナトリウム2.0~6.0mg
○原材料
ヒアルロン酸含有鶏冠抽出物、デキストリン、セルロース、乳酸カルシウム、プロポリスエキス、ショ糖脂肪酸エステル、ビタミンB1、ビタミンB6、キトオリゴ糖(エビ、カニ由来)、ビタミンE、セラック、ピロリン酸第2鉄、ビタミンB12
ただし、ヒアルロン酸の含量表示は義務ではありません。
でも誠実な会社であれば表示をすると思いませんか?実際に優良な多くの健康食品メーカーは義務表示のない素材の含有量も表示しています。
また、原料中にビタミンB1、B6、ビタミンE、ピロリン酸第2鉄、ビタミンB12が入っていますがこれらの含有量表示もありません。
しかも、食品添加物であるこれらを原料として使用しているのに
「皇潤(こうじゅん)は自然由来の素材を原料にした安心出来るヒアルロン酸食品です」
という記載が有ります。しかもネット上では検索に引っかからないように画像での記載です。
自然由来と言っていますが、原材料表記を見るだけで合成の原料を使用しているのは明らかです。
まず間違いなく、ビタミンB1 ビタミンB6 ビタミンB12 ショ糖脂肪酸エステル ピロリン酸第2鉄は合成品でしょう。
以前ブログの記事にも書いていますが、天然自然を唄ったサプリメントはまず疑ってかかるべきです。
2.膨大な広告宣伝にともない、商品価格が高い
まああれだけ膨大なCMを流しているのですから効果になるのは当たり前でしょう。
商品購入の際にはあの膨大なCM費用がかなり含まれていることを承知すべきです。
3.そもそもヒアルロン酸は健康食品としてエビデンスレベルが低い
CiNiiという学術文献検索サイトがありますが、このなかでヒアルロン酸を検索すると1000本程度の論文が集まってきます。
ただし、ほとんどの論文が食品として摂取した場合ではなく、腹腔投与や関節内注射などに関しての論文です。
残念ながらサプリメントとして摂取した場合の効果については「エビデンスレベルが低い」つまり科学的に根拠があるとは言いがたい状態です。
ではなんでこんなに持て囃されるのか?というと、お医者さんが注射で使用しているからというのがあるでしょう。
お医者さんが膝などの関節腔内に行うヒアルロン酸注射は関節炎等に非常に有効なことが数々の論文からも見て取れます。
ここから「ヒアルロン酸が膝に良さそう」というイメージになっているのでしょう。
購入摂取するのであれば、エビデンスレベルは低いということを覚悟しておくべきです。
注射として使用する場合と食品としての摂取を比べた場合、効果が全く異なる場合が多いです。注射で効くお薬でも錠剤で飲んだら全く効かないというのはよくあることです。
「ネットには聞いたという話がいっぱいあるじゃないか」と言う人もいるかも知れません。でもね、本当にヒアルロン酸が効いたのでしょうか?よくよく考えてみることです。
皇潤にはビタミン類も多くの種類が配合されています。こっちで効果を実感したという可能性もあるんです。
以上3点の理由から自分はあまり皇潤をおすすめしません。
少なくとも身内であったり、大切な自分の患者さんに対してはね。