今日も眠たい目をこすりながら、4時35分頃から海へ。入って少し行ったシコロサンゴを見てると、ボヤーと霧の中にいるような感じになってきました。ぉおおお、これは!もしや放精では!?と思い周辺のシコロサンゴを急いで見て回ると、明らかに放精とは違う、ものすごい細かい粒を出しているシコロサンゴがいました。これはもしや放卵では!!と思いよく観察してみたのですが、あまりに粒が小さく色も、通常夜に産卵するようなものと違うため採取して確かめないとと思いました。しかし、残念なことにいつも身に着けてる採卵器を昨晩使用して何ももっていませんでした。。。。明日も放卵?してくれることを祈ります。シコロサンゴはいろいろ思い入れのあるサンゴで、四国を代表するサンゴのひとつでもあるので、朝から異常に感動して、放卵放精が終わったあと、しばらく海底でひっくりかえってぼっーとしてしまいました(目崎)。写真:1、放精 2、放卵?
今日は昨日に引き続きクシハダミドリイシとゴカクキクメイシが中規模で産卵しました。さらに、ホソエダミドリイシ4群体、スゲミドリイシ2群体、ミダレカメノコキクメイシ1群体、パリカメノコキクメイシ4群体、ニホンミドリイシ12群体が産卵しました。今日は2002年に林元研究員が移植したクシハダミドリイシが昨年に引き続き産卵しました。群体の下には移植する時にサンゴをつけていた小さい板が見え、いまではその板を軽く覆いつくすほど成長しています。採取した卵を育て移植し、そのサンゴが産卵するなんて、なんと言えばいいかわかりませんが感動しました(目崎)。明日の産卵確率50%
写真:1.移植したクシハダミドリイシ。矢印は移植したときの板
2.移植したクシハダミドリイシの産卵。
3.ニホンミドリイシ
今日は産卵を観察することができませんでしたが、元ハマシコロサンゴのサンゴ個体の口が徐々に膨らんできたので、期待して観察していましたが空振りでした。この手探り状態の観察が、妙に新鮮で楽しいです(目崎)。
今日はクシハダミドリイシ5群体(ほとんどが部分的)、キッカサンゴ1群体(観察コースの折り返し付近の一番水深が深い群体。そろそろ収束の可能性)、ゴカクキクメイシ2群体(サンゴの個体の大きさが典型的なものと比べて大きいタイプ。卵塊のセット状態がほとんどわからず、口の奥のほうからいきなり卵塊を放出。卵塊は球形で、トゲキクメイシより少し大きい程度。)でした。そろそろ下弦の月に向けて、サンゴも産気づいてきたかもしれません(目崎)。明日の産卵確率60%(クシハダミドリイシとニホンミドリイシが産卵する可能性が高いです。)
今日は波が高く、海は少し濁っていました。キッカサンゴの周辺にチョウチョウウオが何匹もウロウロしていたので、産卵したかもしれませんが確認はできませんでした(目崎)。明日の産卵確率10%