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ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「好き」なのに、なぜ?

2019年05月27日 18時49分14秒 | owarai
こんなに好きなのに、
どうして好きなだけでは
いられないのでしょう。

恋しさは寂しさによく似て
いて、
逢いたい想いも淋しさに
似ていて、
あなたひとりを見つめていた
くて、

愛する人をひとりじめにしたく
なって。
やがて淋しさからやきもちが
生まれて。

そんな恋の渦巻きに巻きこまれ
そうなとき、

やきもちなんて知らないよ、
と、見上げた空の青さがなんだ
か悲しい。


YouTbe
Mr.Takakura Ken's Movie 遥かなる山の呼び声(Last scene)

https://www.youtube.com/watch?v=p2w7jlBIMRI

恋人たちができうる最小で最大のこと。

2019年05月27日 11時47分56秒 | owarai
便せんから見えない手が
伸びてきて、読み手の心を
わしずかみにする。
これがラブレターの理想
だと思う

 相手の心になんのインパ
クトも残さないなら、ださない
方がましだ。

 相手の心をノックするこ
とから始まるものだと思うが、
平凡な手紙で終始していて
は、相手の心をひらかせる
のは難しい。

やはり自分なりの工夫を
こらしたやり方で、
相手の心をノックして、
この内部をのぞきこみたい。

そのためには、まず自分の
心の扉を開けることが、
必要だと思う。

「もうそこにサヨナラという語があって一問一答式の夕暮れ」 > 苦しい

2019年05月27日 08時54分23秒 | owarai
あの時間は、あの場所は、
今はどこに「在る」のか。
それとももう、どこにも
「ない」のか。

私の体の中に、確かに
それは残っているのに、
なのに私はそれに、
触れることができない。



YouTube
Theme from Taxi Driver - Bernard Herrmann (Smooth Jazz Family)

https://www.youtube.com/watch?v=guV8Tp9oi3Q

恋人になかなか質問できないことランキング

2019年05月27日 08時23分42秒 | owarai

つき合い始めていつか訪れる
疑問、不思議とイベントがある
直前に聞きたくなるとか、

そんな不安心理の順位をネット
のデーターから紹介。

1位:結婚は考えているか。
      ↓
女は、考えるとこともあるか
と思いますが・・・・。

2位:自分のことが本当に
好きか
     ↓
えっ、え~~~!???

3位:貯金額
     ↓
聞いてどうするの?

4位:元彼女と今も連絡を
取るか。
       ↓
危険だわさ、
そんなイメージを持つ男は
最初からやめなさい!

5位:自分といて楽しいか
       ↓
まじか!?

6位:過去の恋人の数
       ↓
”何かい恋人になって”と申し
こまれたのほうがいいんじゃ
ないか?
多くても少なくても喜べない
んじゃないかぁ~。

7位:年収
聞いていいよ

8位:浮気をしていないか
    ↓
オマエハどうなんだ⇒となる。

9位:本当の理想のタイプ。
    ↓   
なんじゃそりゃぁ~?

10位:デート以外の日の予定
    ↓
聞いてどうすんの!?





「遠 恋」真夜中の雨音 ―完―

2019年05月27日 00時00分14秒 | owarai
ああ、でも、彼からの連絡は今、
途絶えているんです。ずっと
電話を待っているんだけど、
かかってこないんです。
そう言いそうになるのを、懸命
に堪えた。

言ってはならない。この人には
絶対に。なぜだか、そう思った。

いったん口に出してしまうと、
現実が牙をむいて、わたしに
迫ってくるような気がする。

いいえ、そうではない。牙を
むいてわたしに襲いかかって
くるのは、わたしの邪心。
あのひとを信じたいのに、信
じられない弱い心。

それから短い時間、わたした
ちは他愛ない世間話をした。
テーブルの上の小皿はすべて
空になり、代わりに、和やか
な空気だけがふんわりと残っ
ていた。

テーブルの陰で腕時計に目を
落とすと、すでに十ニ時近く
になっていた。
「じゃあ、そろそろ」
芦川さんが先に腰を浮かせた。

「わたしはここから歩いて帰り
ます。十五分ほどの距離ですか
ら」
と、わたしは言った。
「そうですか。それならせめて、
アパートまで送らせて下さい」

ふたつの傘で、歩いた。切り通
しのゆるやかな坂道。闇は深く、
向かい風は冷たく、わたしたち
の躰は傘ふたつ分離れていたし、
激しい雨の中、言葉を交わすこ
ともなかった・

なのに、わたしは芦川さんと
「一緒にあるいている」と
思うだけで、身のうちに、途方
もなく暖かく、包みこまれてい
るような居心地のよさを感じて
いた。

あとにも先にも、その時ほど
強く「わたしとあのひとの距離」
を感じたことはない。それは、
絶望にも似た距離感だった。
まるで、あのひとの存在その
ものが、距離なのだと突きつけ
られているような。

「部屋はこの上です。今日は
ありがとうございました」
「俺の方こそ、桜木さんと飲め
て、よかった。俺でよければまた
いつでも・・・」

そのあとを、芦川さんは言い淀
んだ。言い淀んだまま、わたし
に背を向け、今来た道を引き返し
始めた。傘が右に、左に、揺れて
いた。彼の躰はほどんど、ずぶ
濡れだった。

追いかけていって、背中から、
声をかけてしまいそうになっ
た。よかったらわたしの部屋
で、温かいお茶でも飲んでい
きませんかと。

今夜、ひとりぼっちでいたく
ないと、思っていた。ひとり
ぼっちで、かかってこない
電話を持っているのがいや
だった。

だから今夜だけ、芦川さんで
なくても、かまわない。

優しい誰か、穏やかな誰かに、
そばにいて欲しい。
そんな、ずるい、
自分勝手で、どうしようもない
女が、わたしの中で蠢(うごめ)
いていた。

雨は降り続いていた。
あの日、佳代子は言った。愛
は、帰る場所が同じ、ふたり
のあいだにあると。朝まで隣
に寄り添って眠る、ふたりの
あいだにあると。

「愛は他愛ない会話と、つない
だ手のぬくもりの中にあるの。
愛は一緒に歩いていくこと。

愛は一緒に坂道を登っていく
こと。だから愛は、狂お
しくはないの。だから愛は、せ
つなくないの」
愛は、そばにいてと、願ったり
しないの。

願わなくとも、いつもそばに
あるもの。

「愛は、愛は、愛は」と、繰り返し
ながら、降りしきる雨の中、わたし
は芦川さんの姿がすっかり見えなく
なってしまうまで、路上に立ち尽く
していた。