ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

若葉マーク

2018年04月06日 21時13分14秒 | owarai
流行はいつも、生まれながら
の不器量や年齢の与える
不快感をできる少なくしようと
心がける。

ーヨーロッパのことわざー

『熟練』

「正直に言うけ
ど」と昌也は、
雅子を抱いた後告白した。

「きみが初めてじゃないんだ」

「じゃ、私も正直に言うけど」
と雅子は答えた。
「あなた、まだまだ勉強不足
ね」

色えんぴつ

2018年04月06日 12時42分48秒 | owarai

心の中をのぞきこむ
あなたのしぐさ

若草色のおとといが
あなたとわたしを包みこむ

未来のことがわからない
あなたと私がどうなるのかも

私の心に光があって
それがあなたを信じると言う

疑うことが何もない
それゆえにいっそう見えな
い未来

楽しいことも悲しいことも
ふたりにはただのひとつの未来


「瞳に映るひと」

2018年04月06日 08時40分38秒 | owarai

男性一般 女性一般ではなく
名前のついたひとりの人を
求めていた

どんなに多くの人が質問
する意見よりも
ただひとりの人の意見が
その人の心をとらえるものを

他の人なんてどうでもいい
ただひとりの人だけが
私に大切だった

 You Tube:

Stacey Kent - Quiet nights of quiet stars (Corcovado)

https://www.youtube.com/watch?v=ICX-1VGvUpY

 

 


「五つのアカン」

2018年04月06日 06時16分01秒 | owarai

『人の上に立つ人に五つのアカン』
江戸時代の船頭、高田屋嘉兵
衛は、船を探る極意を、「無用
の我を捨て、己が船になれ、風
になれ、潮になれ」と言っている。

これは、人と人との世界にも
通じることです。

また、「幹部は、山であるな、谷
であれ」という、どなたかの言
葉にも通じることです。

また、「幹部は、山であるな、
谷であれ」という、どなたの
言葉が脳裏にあります。

私たちは、ともすれば自分を
優位に考え、一方的に話すだ
けで相手の声に耳を傾けなく
なりがちです。

しかし、自分を谷して、虚心
に相手の声を聴くと、文殊の、
もしくはそれ以上の知恵が流
れ込んできます。

それは、相手を立て、相手よ
りも自分を低いところにおい
て、はじめてできることです。

近鉄の元鈴木監督がある講演
会で、次の五つの「アカン」
を肝に銘じて頑張りますと

言っていたが、どんな立場
の人にも通用することである。

①人の話は聞かなアカン

②判断は的確にせなアカン

③心理学者にならアカン

④根気よく指導せなアカン

⑤よく気がつかなアカン


『若葉』   好きでいさせてー uno ―

2018年04月06日 05時27分29秒 | owarai

飛行機の小窓に額をくつけて、
眼下に広がり景色を見つめた。
なんて広大な森。

アメリカに来るのは、初めて
だった。海外旅行は高校生の
時、母とふたりでツアーに参加
したパリとウィーン、大学時代
に友だちと出かけた香港、その
二回きり。

今回も、パケージツアーに申し
込んだ。「ニューヨークシティ
五日間のバカンス」。飛行機
とホテルと、空港・ホテル間の
送迎バスだけがついてくる。

残っていた有給を、まとめて
取った。退職が受理されて、
冬のボーナスをもらったあ
とで、会社を辞めることに
していた。

どうか会えますように。
神さま、あのひとに、会わせて
下さい。

ツアーに申し込む前に、あのひと
の借りている家の一階に住んでいる、
大家さんに電話をかけてみた。
その電話でやっと、わたしはあの
ひとが家を留守にしていること
を知った。

「カイセイは、この町から車で三時間
ほど北へ走ったところにある、
ナチュラル・アグリカルチャー・
プログラムに参加しているのです。
おそらくあと二週間ほどしたら、
戻ってくるでしょう」

「彼の滞在先の電話番号は、わか
りませんか?」

「残念ながら、それは聞いており
ません。もしかしたら、電話も
電気も水道も、ないところかも
しれませよ。あのあたりは山奥
ですから。かまびすしい現代
文明から開放された、聖域みた
いなところなんです」
そう言ってジャネットは笑った。

わたしは彼女に、渡米の予定
――――それもちょうど二週間
のちだった――――を伝え、

「もしもそれまでに彼が戻って
きたら、わたしに直接、℡を
かけててもらえるよう、伝えてく
ださい」と頼んだ。

「わかりました。伝えます。
問題ありません」
と、彼女は約束してくれた。

マンハッタンを出て三十分ほど
過ぎると、電車の窓から見える
景色は一変した。

電車の揺れに身をまかせ、夕闇
を溶かし込むように暮れていく
河を眺めているうちに、緊張と
昂揚のあまり張り詰めていた
気持ちが、ゆるゆると解けて
くるのがわかた。
きっと会える。

必ず会える。
絶対に会える。

胸の中で念じ続けていたそれ
らの言葉が、静かにその輪郭を
失ったあと、澄みきった心の
表に浮かんできたのは、たった
ひとつの想いだった。
あのひとが、好き。

父が逝った夏、八番目の曜日に、
あのひとは言った。
泣いていいよ。泣きたければ、
いつまでだって、好きなだけ
泣いて。俺はずっとそばにいる
から。

あのひとの言葉を、ひとつ残らず
覚えている。
優しい言葉も、熱の籠った言葉も、
さり気なく置かれたひとことも、
ただの相槌でさえも。いいえ、それ
は覚えているのではなくて、突き刺
さっているのだ。

ガラスの破片のように、柔らかい
薔薇の棘のように。だからわたし
の胸は、こんなにも、痛い。

北へ、北へと、あのひとの住む
町に向かって、まるで河面を滑る
ように走る電車の中で、泣き出し
てしまいそうになるくらい、叫び
出してしまいそうになるくらい
・・・・
あなたが、好き。

アイシテイル
トオクハナレテイテモ
ワタシタチハ
ツナガッテイル


「素晴らしい一日にする方法」

2018年04月06日 00時06分51秒 | owarai

毎日をステキに過ごすコツは
とてもかんたん。毎朝

「今日は素敵な1日になる」

とイメージするだけでOK。


反対に、毎日憂鬱に過ごす
コツは、毎朝、
「今日もつまらない、イヤな
ことしか起こらない」と

決めつけること。

どちらを選ぶかはあなた次第!


もしも日曜日で、大好きなカレと
初デートが待っているとしたら、
布団からとび起きますよね。

素敵な朝を迎えるためのポイ
ントは、ここにあるんじゃない
かな。

「先のことなんか誰にもわから
ない。わからないなら楽しい
こと、

素敵なことを考えていたほうが
絶対得!」


若葉   真夜中の雨音―  cinque ―

2018年04月06日 00時01分03秒 | owarai

「お願い、お願い、お願い」と、
叫びながら、雨はあとからあと
から地上に落ちてくる。

木の葉の一枚一枚を濡らし、樹
木の幹の奥深くまで染み込んで
ゆく、哀しい雨だ。窓ガラスを
伝う雫は、夜の闇を流している、
涙のようだ。

それなのに、あのひとのいる場所
は今は朝で、空は青く、どこまでも
晴れ、憂いのかけらもなく、乾いて
いるのかもしれない。たったひと粒
の雨さえも共有できない場所に、
決してつながることのない地平に、
わたしたちはいるのだと思った。

電話がなったのは、午後十時を
五分ほど回った頃だったか。
わたしはバスルームにいて、ち
ょうどシャワーを終えたところ
だった。

やっと、やっと、やっと、かか
ってきた。あのひとからの電話。
バスタオルを取るのももどかし
く、濡れた躰と濡れた髪の毛の
まま、電話機に飛びついた。
電話器をつかみ取り、相手を
確かめもしないで、わたしは
呼びかけた。

「もしもし、快晴?もしもし?」
「あ、もしもし、桜木さん?そ
ちらは桜木さんお宅でしょうか。
芦川ですけど」
軽い目眩のようなものを感じ
た。それは、失望のせいだと
わかっていた。けれどもその
失望を、芦川さんに気取らて
はならないと思った。咄嗟に、
わたしは驚いたふりをした。

「ああ、びっくりした。誰か
と思ったら、芦川さん」
「夜分遅くにすみません。ご
迷惑を承知でかけています。
部長からお辞めになると聞いて、
今、ちょっと、話せますか?」

駅の近くにある「喜合」という
居酒屋の場所を芦川さんに教えた。

レインコートに身を包み、大きめ
の傘を出し出して出かけたにも
かかわらず、店に着いた時には、
髪の毛も足もとも、泣きたく
なるほど濡れて、冷たくなって
いた。

店員さんが気を利かせて、おし
ぼりと一緒に、真っ白なタオル
を差し出してくれた。
芦川さんはふたりがけのボック
ス席で、日本酒を飲みながら、
わたしを待っていた。

わたしはジントニックを注文
した。店員さんが下がると、芦
川さんはすぐにしゃべり始めた。

「辞めるって、あの仕事の件です
か」
「もういいんです。ありがとう
ございます」
自然に、頭が下がってしまう。
わたしはもういいんです。
「アメリカに行こうと思って
るんです」

まだ、あのひとにも伝えてい
ない決意を、わたしは芦川さ
んに告げていた。

「こないだね、営業先の人が
教えてくれたんですけど、ニ
ュージャージー州にある日本
人学校で、教師を募集してい
るそうなんです。応募者が多
くて、競争率もすごく高そう
だったけど、でも、だめでも
ともとって気持ちで、書類だけ
でも出しておこうと思ってます」

「そうなんですか。アメリカで
仕事を?」
「はい」
「なんや、そういうことなら、
俺ももうこれ これ以上
言うのをやめておきます。

桜木さんが会社を辞めてしま
うのは依然として残念やけど、
まあ、そういうことなら。
俺が無理に引き留めても・・・」

思わず、芦川さんの優しい視線
に、しがみつきそになっていた。