ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「私は人形ではない」:ブリュー・ミュージアム ショップ:ヤナギダ店長コラム

2016年12月24日 19時54分38秒 | owarai
【コラム:】
あなたは、私が女性らしく、レディー
に装うことを喜んだ。最初は、私も
それが楽しく、次はなにを着ていこ
うか、靴の色は、バックは、とか
細心の注意を払った。

あなたの前では、仕草や言葉づかい
などにも気をつけた。少しでも、
はすっぱな口調をすると、いやな
顔をするからだった。

けれど、私の中で、恋や愛は、そう
いう外側のことではない、形から
入るものではないという思いが、
ふつふつと頭をもたげてきた。

あなたは「好きだ」とも「愛してい
る」とも、何度も言った。それも
かなり効果的と思えるような場所
や、シュチュレーションで。

あなたなりに、心をこめているの
だろうが、私には、その心が上す
べりしていく。

あなたが愛しているのは、自分が
作り上げる恋そのもので、この私
の真の内部ではないような気がし
た。というより、もともと内部に
興味がないのではないかと思った。

私は人形ではない。

あなたは恋のきれいなところばか
り見て、たとえば、今、こうして
クリスマスに街じゅうが華やか
に飾りたてられていても、やは
り舗道には木枯らしが吹いて、
寒いのには変わりないというこ
とには、目を向けないだろう。

クリスマスはきれいで、ファン
タスティックでなければならな
いのだ。たぶん。

華やかなクリスマスの街に背を
向け、あなたを置いて歩き出し
た私の目に、きらきらと点滅す
る大きなツリーが揺れた。

・・・ひとりでクリスマスを過
ごそう。部屋に帰って、小さな
キャンドルに今までの思い出を
ともして消して、地味に、心だ
けはこもった私だけのクリスマ
スを・・・・

相手からもある程度愛が与え
られなかったら、人というもの
はその相手を愛することは出来
ない。


野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』



『もっと憎みなさい』 ブリュー・ミュージアム ショップ:ヤナギダ店長コラム

2016年12月24日 12時23分36秒 | owarai
【コラム:】
もっと憎みなさい。恨みつらみや
憎しみの対象が相手から自分に
移る。相手から一瞬でも眼が
免れる。

それが救いになるのだから、自分
を憎む、捨てた相手じゃなく。

人間というものは他人に対しては
理不尽に厳しいものだけど、こと
自分自身のこととなると、大目に
みたり甘やかしたりするのだ。

他人に対する憎しみは長い間持続
するけど、自分自身をそう長く憎み
続けることは、不可能だ。

すると、ある朝、あなたは急に、
「もういいや」と、思う。

もう疲れた、もう自分を許しちゃ
おう、とこう思うわけ。そう
やって傷は案外早く癒えていくのだ。


野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』




『女の苦悩』 ブリュー・ミュージアム ショップ:ヤナギダ店長コラム

2016年12月24日 08時04分28秒 | owarai
【コラム:】

その男をほんとうに愛していれば、
多少の技巧のつたなさや、無様な
点は、許したり諦めたりできるが、

愛していない男の場合は、諦めも
つかないし許せもしない。

そして男などそうめったに愛せる
ものでもない。無条件に心から
愛せる男なぞ、一生に一人現れれ
ば幸運だ。


野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』



「玉の輿」マニュアル:ブリュー・ミュージアム:ヤナギダ店長コラム

2016年12月24日 06時20分43秒 | owarai
【コラム:】
※ナディーヌ・ロスチャイルドの言葉を
ふと思い出した。
「わたしは、夫と家で夕食を食べる
時、一番きれいなドレスを着て、
一番いい宝石をつけるのよ。

だって、彼にきれいだと認めて
もらいたいんですもの」と
ナデーヌは言った。

「あたしみたいに何もできない
女はね、夫に捨てられたら死ぬ
しかないものね」と女友だちは
さらに言った。

「この年でよ、無一文になるこ
とを考えてよ。ゼロから始める
ことを考えてよ。

眼の前に老いがさし迫っていて
よ、病気や死におびやかされて、
たった一人で女が生きていく
ことを思うと、ぞっとするわ」

こういうかわいい女を、男は
絶対に捨てはしないだろうと、
その時私は思った。

今、女たちがずいぶんつっぱ
ていて、自立しているような
ことを言うけれど、男にして
みれば、

つっぱり自立女は別れやすい。

この女には自分がいなくても
大丈夫だと思えば、他に
大丈夫ではなさそうな女
に眼がいくこともあるだ
ろう。

そういえば、最近離縁され
た女には仕事があった。

※ナディーヌ・ロスチャイルド 
貧しい家庭に生まれ、1歳半のときから
義父と暮らす環境に育つ。 中学卒業と
同時に家を出た後、町工場、印刷所、
毛糸屋、画家のモデル、映画の端役、
ミュージックホールのダンサーと
職を転々とする。

ある日、パリの小劇場で見つけた
古いマナーの本が彼女を変え、後に
ロスチャイルド・パリ家の大富豪、
エドモン・アドルフ・ロスチャイ
ルド男爵に見初められ結婚。

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』