ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「恋に落ちて」 ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年12月20日 20時43分41秒 | owarai
【コラム:】
妻「あなたあの女(ひと)と寝ている
  でしょう?」
夫「いや。寝ていない」
妻「・・・その方がはるかに悪いわ」
映画<恋に落ちて>より

男と女がある時ふと出逢う。
一瞬相手の存在に釘づけになるような、
躰がぐらりと揺れるような、そんな驚き
が体内を駆け抜ける。

二人には言葉もなく、右と左に別れる。
が、そのまま永久に相手を見失ってし
まうかと思うと恐ろしい。

まだ一度たりともその相手を所有した
ことがないというのに、失うことが
怖いのだ。それが恋の始まりなので
ある。

「わたし、結婚しているの」とメリル・
ストリーブ演じるところの人妻が、
言葉少なに呟く。

「僕もだ・・・・」ロバート・デ・
ニーロが扮する男もポツリと応じる。
そして二人はまるで立往生したみた
いに、凝然とみつめあう意外、どう
することもできない。

大人の男と女が、まるで清純な少年
と少女のような感情にのみこまれて
しまうのだ。

恋する二人なら、当然、結ばれたい。
ひとつになりたい。せつないまでに
好きあっているのに、なぜかそれが
出来ない。

相手も自分も結婚しているからでは
ない。あなりにも愛しすぎて、怖い
からだ。

世の夫も妻も、自分の配偶者が浮気
していることにたいして、
男と女が好きあって、二人の間に何
もないことの方を、警戒するべきだ。

それこそ本物の恋だから。


60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』




:静かな夜だった ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年12月20日 20時36分03秒 | owarai
【コラム:】
テレビでは、女性に人気がある
という女優が出るドラマをやっ
ていた。

コミカルな都会劇で、テンポが
早く、キュートな顔立のその女
優は、ファッションモデルのよ
うに着るものを取っかえ引っか
え、いろいろなシーンに現われ
る。

カタカナ職業で、モダンなマン
ション、インテリア、若い子が
憧れそうな場面ばかりが出てき
て、そのなかで恋は、かけひき
あり、嫉妬あり、不倫ありと
忙しい。

なんのためにもなりそうもない
ドラマで、半分シラけて、こん
なこと本当にあるわけないと、
腹を立てながら見ている。

ところが、嘘っぱちとわかって
いても、少しシリアスな恋の場
面やセリフに、ふと自分の恋を
重ねているのに気づき、

あわてて情けないと、舌打ちを
してしまう。

だぶん、ヒロインの恋人役の俳
優が、少しあなたに似ているか
らだ。

普通っぽくて、やさしい感じの男
なのだが、少し煮えきらない。
そんなところも似ていた。

今頃、あなた、どうして過ごして
いるのだろうと、やはり気になる
のがくやしい。

一週間前、つまらぬことでいさか
いを起こした。
本当にささいなことだった。

その日以来、連絡がない。

・・・まあ、ちょっとした恋の
小休止ってのもいんじゃないの
・・・

マニキュアを落とすと、情けな
いくらい、黄ばんで疲れた爪が
あらわになる。女は、化粧をい
ったんし始めると素顔との落差
から、せずにいられなくなる。

そうたいしたことでも、たいし
た顔でもないのに、素顔でいる
勇気がなくなり、化粧という一
種、麻薬に似た毒を塗り続ける。

やはり基本的には、恋していて
も他人は他人という現実があり、
どこかで化粧をしたり素を出し
たりと、その配分がむずかしい。

静かな夜だった。いつもふたり
で窓からながめる夜景も、心な
しかきらめきが少ないような
感じがする。

・・・なにが小休止?単なる
強がりではないか・・・

という気分にもなってきた。
強気になったり、弱気になった
りと揺れている。

携帯電話が鳴った。
飛び起きるようにして、電話に
出る。

「俺だけど・・・」
その声で、一気にねじれた心が
ピンと張りつめて、いきいきと
動き出す現金な私がいて、

・・・やはりあなたが好きなの、
必要なの・・・
と、まるでテレビドラマのヒロ
インのようなセリフを、心の中
でつぶやいていた。

・・・◇・・・◇・・・・

かけひきなど意識せず、自然体で
恋はしたい

と思うものの 素のままで 心を
ぶつけ合うと

よじれた部分も 生まれてくる

時には 化粧も必要だろうか

巣のままで 疲れない恋になる
には

ある熟練と よじれる心を 積み
重ね

解き放つまでの 長い長い 時間
を経ていくのだろう

小休止といっても 余裕のある心
でなければ

迷うだけの うつろな時間になって
しまう

それでも 積み重ねたら いつか
実になる日が

来るのだろうと・・・・

そう思って ひとりの夜をいやおう
なく過ごすのもいい


60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』


「ピュアな子だから」ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年12月20日 12時16分50秒 | owarai
【コラム:】
男の子:どうしたんだ?うかね顔をして。
女の子:あなたのことを思い出したいの。
男の子:思い出したらいいじゃないか。

女の子:だって・・・・。
男の子:だって?
女の子:忘れないものは、思い出せないで
   しょ。

男の子:なるほど。
女の子:思い出すなんて、気まぐれないもの
    ね。
    思い出す人って、きっと移り気な心
    の持ち主だと思う。



60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』


「月冴える」ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年12月20日 11時12分50秒 | owarai
【コラム:】
「どこまでも冴えわたる 
藍色の空を

細く鋭い月が貫く クレ
ゼント・ナイト

夜空に住まう黒豹の その
爪痕に

陸の獣が遠吠えで 称賛を
贈り続ける」

『透きとおる寒さの中の
美しさ』
冬の冷え冷えとして澄み
切った様子を表すのに、

「冴える」ほどに適切な
言葉はないでしょう。

この言葉からは、水晶のよう
に透きとおって硬質な寒さが
想像されます。

純粋で美しく容赦ない寒さで
す。

そんな寒さの中で光りを
放つ月・・・・。

「月冴える」という言葉には、
これ以上ないくらい冴え冴え
とした感じがよく出ていると
思いませんか。

冬の夜空の月はくっきりと
見えて、それは美しいもの
です。

ただ、寒くてあまり長く見て
いるわけにはいかないのが
残念ですね。



60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』


『埋火 うずみび』ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年12月20日 07時17分17秒 | owarai
【コラム:】
火鉢の中で真っ赤になった
炭に灰をかけておくこと。

ガスや電気がなかった時代に
は、調理や暖房などはすべて
火をおこすところから始めな
ければならず、

時間も手間もかかりました。
そんな時、埋火は掘り起こす
だけですぐ火種として使えま
す。

お蚕さんを飼う農家は、カイ
コの葉をとった後クワの木で
ご飯を炊き、その灰をコタツ
の中に入れ暖を取りました。

「うずみ火や終(しまい)には
煮る鍋のもの」(与謝蕪村)の
句にもあるように、埋火はとろ
火程度の熱量があり、

じっくり煮込む鍋物の鍋をかけ
ておくのに最適でした。

そんな鍋の蓋をこっそり開けて
つまみ食い・・・・。

昔の暮らしには、そんな楽しみ
もあったのです。



60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』