くりのみ会の帰り、地下鉄からJRに乗り換えの途中にある書店に立ち寄った。
この頃は、できるだけ本は購入しないで図書館で済まそうと思っている。
ただ、そうは思っても書店に立ち寄る回数は減るわけでもなく、立ち寄れば気になる本は購入することになる。
思っていることと、現実のずれの大きいこと…。
さて、今日は、下記の1冊を購入した。
『日本語は亡びない』金谷 武洋著
筑摩新書 2010年3月10日 第1刷発行
日本語関連の本は多く出版されているので気持ち的には敬遠であるが、本書を手にして目次をみると、最後の第3部で「二人のみゆき ー日本的視点の表現者ー」ということで、宮部みゆきと中島みゆきをとりあげている。
この二人が登場する「日本語」関連だった、購入するしかない。
なにせ、ファンなのだから。
~只今、地震があいました。ご注意ください。~
で、この二人を取り上げた金谷武洋は、現在、モントリオール大学東アジア研究所日本語科科長だそうだ。
その金谷は、「海外で日本語教育に携わる人間として日本語を外から見ると、日本語は大変人気があり、学習者の数もうなぎ上りで、そう簡単に亡びるようにはとても思えない」と述べている。
そうそう、少し前に、ニューヨーク金剛寺、大菩薩禅堂師家としてアメリカに禅を広めている嶋野栄道老師の講演会で、老師は聴衆の若い仏教者にたいして、「日本語をしっかりと勉強して仏典を究めなさい。英語の勉強などする横道にそれてはいけない。通訳・翻訳する人はいくらでもいる。これからの仏教者は、日本語でしっかりと仏教を勉強してもらいたい。西洋の専門家は、一所懸命日本語を勉強して、仏教の勉強をしている」といった趣旨のお話をしていた。
皆さんで、日本語を大事にしていきましょう。