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九里 【九里】を探して三千里

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武功夜話 気になる登場人物memo (9)細川藤孝 と 前野長康 当世茶の湯の咄の事 追記 安土新城の事

2020-10-09 | 佐々氏 バラバラ情報

p.383
当世茶の湯の咄の事
一、付けたりの事。清助殿当世茶の湯の咄
長岡兵部大夫殿(細川藤孝)、当世流の御仁に候。
茶の湯の道、三十一文字の道、和漢の書に堪能なり。
殊に当世の茶の湯、格別に堺町の住人宗易(千利休)と交わりあり。
この道を宗易より極む、宗易の高足に候なり。
前将殿、この故をもって茶の湯の道宗湯殿を師と為す者なり。
右御茶の湯の事、当世数寄者と申しこの道を嗜む者高家、摂家は元より、信長公を始め諸将に及び候と申し語り候。
孫四郎覚え。(吉田雄翟)


一、長浜新尉普請の事、並びに領内検地の事
蜂須賀彦右衛門尉(正勝)
前野将右衛門尉(長康)
 係、藤堂与右衛門(高虎)
   青木勘兵衛尉(一矩)
   真野右近将(助宗)
   加藤作内尉(光泰)


一、前野長康江州覚えの事、検地の事
もと浅井領三郡 浅井郡、伊香郡、坂田郡 

一、天正三年、前野長康江州所領地明細の事
浅井郡において上坂郷外六郷内、…
伊香郡において田居郷他二ヶ郷

===*===

この辺り(新人物往来社の武功夜話第一巻のp.387)
信長が大納言となって、安土新城を造った事など興味深い。しかも描写が生き生きとしている。

大石をいかにして引き興し、頂上の城近くまで引き上げるのか…など難しく、皆で頭を突き合わせて相談!
妙案を前野将右衛門が思いつき、惣奉行として丹羽五郎左衛門が取り仕切って行われた。(丹羽長秀のことと思う。)

一、御本丸石垣作事の事
筑前様、兼て御本丸の石垣に付き、穴太衆石職の弥兵次、惣左等頭衆を始め五十有余人の石工を召し寄せ御領内観音寺山、長命寺山より石を切り出し、水陸両道より安土へ運び入れ、御領内の人足連日六千人有余人諸将に後れ取り間敷競い合い候なり。
石奉行、前野将右衛門(長康)、蜂須賀彦右衛門両人の者、安土山石垣作事奉行申しつけられ候。観音寺山石切り場奉行、藤堂与右衛門(高虎)、尾頭甚右衛門(知宣)。湖上舟手奉行、浅野弥兵衛(長政)、桑山修理亮(重晴)。往還筋、加藤作内(光泰)、神戸田半左衛門(正治)、宮部善祥坊(継潤)、立木伝助(直治)、一柳勘左衛門(直次)、大方右の如くに候なり。

===*===

石道を開くため、夜を徹し樹木を切り倒し切り払い、鋤鍬を振って石道を開作し、樫木を敷き詰めこれに油を塗り、修羅を引き上げ十本の大綱数千の人足掛け声師とも曳き揚げると、スルスル難なく御山の頂に上らせることができたという。

此の油を塗る!という処に感心!





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