先進国と云う名の腐敗国家

福島で農家を営む男性が自殺したと云うニュースが報道されていた。
正直な話、ついに始ったと思う。

恐らく今後も自殺者は増えると確信している。
これだけの原発被害の直撃を受け、更には商品を出荷しようにも避難しようにも風評被害の影響で拒まれる人が相次ぐ中で、今後は原発が原因の自殺は増えないと言える方がどうかしていると思う。

国はろくな政策を採らず、政策を採ろうにも常に後手に周り被害は拡大。
挙句の果てには、同じ日本国民にも関わらず風評被害を鵜呑みにして避難受け入れを拒否する人・施設が出る始末。

これが民主主義の成れの果てか、そう感じる。


戦後復興から現在まで、他国に比べれば著しく経済・文化・技術が発展した日本だけど、その代償として一番人間が失ってはいけないものを失ったと、私は感じる。
未来への展望が望めず、一方では不正で私腹を肥やす馬鹿どもが居て、一向に格差是正が進まない日本社会。
これ以上堕ちるとすれば、日本経済が破綻か、首都直下型地震が起きるくらいだろう。
それだけ今の日本は腐っていると感じる。


私は被災者の本当の苦しみを理解しようとしても、恐らく100%理解すると云うのは難しいだと思う。
それでも、被災者の方には諦めないで欲しいと強く願いたい。