久世のくらし

42年ぶりのUターン、木の香りと土のぬくもりをお伝えします。

岡山の温泉 「小森温泉」

2023-02-20 08:59:41 | 日記
今年の冬はつらい。

毎日毎日曇り空。
「晴れの国おかやま」と言われているのに、ずーとずっと曇りか雨か雪。

今日も天気予報では「晴」だったのに、しかも岡山市内に出かけたのに、どんより曇り。
帰るころになってやっと少し日が差してきたくらい。

冷えた体を、帰り道の「小森温泉」で温めました。
http://komorionsen.web.fc2.com/
横目で見ながら、素通りしていた温泉。
あまりに目立たず、古そうで、ちょっと勇気がいりそうで、入ったことがありませんでした。
「今日は5時まで受付で、1時間入浴できます」と、電話で聞いたので、よし行ってみよう!

確かに古い。
享保17年(1732年)岡山藩主の池田継正が湯治場の経営に着手するまでさかのぼる。
当時は領内唯一の湯治場だったとか。
戦後、地元住民により復興運動がおこり、昭和28~29年に再興された。
池田隆政・厚子夫妻の出席の元、小森温泉は復興された。


夕方行ったので、館内は節電のためか薄暗く、どこに受付があるのか奥へ奥へと進む。
客室がいくつもあり、かつての賑わいの様子が伺えた。

小さな小窓の受付。入浴料610円。
男湯も女湯もそれぞれの階段を下っていく。

川のせせらぎのそばに脱衣場。
湯舟は2個。1つの湯舟に3人は入れるかな?くらいの大きさ。
やや熱いのとぬるめ。
湯と水のカランが3セット。
シャワーはない。
石鹸が備えてある。

先客が一人、地元の方だった。
入り方を教えていただく。
ひととおりシャンプー・体を洗って、湯船につかる。

何とも暖かい!
小さな窓からせせらぎが臨め、気持ちいい風が入ってくる。
あーーーーーっ 素朴な温泉に癒される。
ずーとずーと つかっていたい。

91歳を迎えたという元女将?が「寒くないですか?ストーブつけましょうか?」と声をかけてくれた。
「何でも出されたものは感謝しておいしくいただきます。」と長寿の秘訣を教えてくださった。

そして、ひなびた温泉に別れを告げた。

次はどこに行こうかな?





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