公文式の真価とは
私達が目指しているのは単に数学(や英語、国語)の学力をつけて成績を上げることだけではありません。
学力をつけ成績を上げるという面でもほかに例を見ない効果を挙げていることは事実であり、大切なことですが、
公文式の真価は「自学自習」の態度と習慣を身につけるという点にあるのです。
子どもたちは自ら学ぶ喜び、自分の力で進んでいける喜びを体験させて、実社会に出てもみずから学びながら成長し、
物事に積極的に取り組んでいける人間に育って欲しいというのが公文式の願いです。
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1990年公文公(公文式創始者)の言葉
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夏休み最初の日曜日、21日にアスティー徳島にて「進度上位者の集いin徳島」が行われました。
この集いは公文がとても大切にしているイベントで、3学年以上(英語は別基準)を学習している生徒の皆さんの
これまでの努力を認め、讃える場であり、さらに高い教材を目指し、意欲を高める場です。
広い会場に徳島県総勢1200名もの方々にご参加いただけました。
改めて、ご参加いただけたことへのお礼を申し上げると共に、
素晴らしい生徒さんを育成してくださった保護者の方々に改めて御礼申し上げます。
修了生からのメッセージでは
わが教室obの横浜国立大学N君が堂々たる発表をしてくれました。
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N君の発表をまとめてみました。
Q:将来の夢と、夢に向かって頑張っていることは??
将来の夢は裁判官になることです。
今は横浜国立大学で「基本書」と呼ばれる、法曹界では権威のある先生方が書かれた、
いわば法律の教科書を読むことで、知識を習得しています。
Q:どうしてその夢を目指しているのか??
世の中の不条理に真っ向から立ち向かってゆきたいと思ったからです。
人生で最初にそう思ったのは、小学3年生の時で、自分を含め、たくさんの仲間たちがいじめを受けているのを目の当たりにして、
「これを無視してはいけない。どうすれば合理的な解決を図ることができるのか」と思ったのがきっかけです。
その時、合理的な解決手段として、法律の存在があることを知り、法律家、特に裁判官となって実際に判決を下すことで、
解決を促す張本人として活躍したいと思ったのです。
Q:公文の学習はどうでしたか??
私は4歳のころに公文での学習をスタートしました。始めたころは、まあまあ勉強はできていたほうなのかもしれませんが、
根気強さが足りず飽きっぽい性格だったために、投げやりになってしまうことも時にはありました。
そんな時はよく先生に叱られ、時には大泣きしたものです。
そんな私も公文式で鍛錬されたためなのでしょうか。
最終教材を意識して学習するようになりました。
それはおそらく小学校4年生くらいの頃だったと思います。
同じ教室のお兄さんやお姉さんが最終教材に到達したといって教室で褒められているのを見て、
「自分もあんな風になりたいな」と思ったのがきっかけです。
それ以来、俄然勉強のやる気が起こったのでしょうか、がむしゃらに頑張った結果、
中学生の時に国語と英語において「最終教材到達」という名誉ある称号を得ることができました。
公文先生は、礼儀作法の大切さも教えてくださいました。
先生は、常に「こんにちは。」から「さようなら。ありがとうございました。」までの挨拶の大切さを教えてくださり、
私のコミュニケーション能力を大きく向上させてくださいました。
このように、公文式は、勉強以外にも大切なものを教えてくれました。
Q:学習し続けてよかったことは??
私は、中学3年生まで公文式を続けました。
中3生や、高校生の方もいらっしゃるかもしれませんが、
私自身、4歳から中学3年生までという長い間、公文式を続けたことは大変価値の高いことだと思います。
ちょうど遊び盛りの時期とも重なっている関係で、周りの子たちのように思う存分遊べる時間がないことに
少々苦痛を感じることもありました。
ただ、このように公文式でストイックに頑張ってきたことは、
今となっては忍耐力やクリエイティビティ(創造力)の発揮に大いに貢献しており、
大変意義深いことではないかと思っております。
最後に:後輩へのメッセージ
是非憧れの存在を作ってください。それは、先輩でも同級生でも、歴史上の人物でも架空の人物でも構いません。
その人を尊敬することで、わずかばかりでも勉強への意欲は上がると思います。
私の場合、同級生の中で非常に頭のいい子を勝手にライバル視して、
焦げんばかりに闘志を燃やして勉強したものです。
また、そうじゃなくとも、誰かに自分をなぞらえて、
「こんな人みたいになりたいな」と半ばウキウキした気分で勉強するのもいいと思います。
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そして今日の主役、子供たちの表彰です・
今年も市原教室からはたくさんの子達が表彰されました。
来年はもっとたくさんの子たちが、このステージに上がってスポットライトを浴びて欲しいと思います。
3先生に限らず、公文式で学習していただいたからには、1人でも多くの生徒さんが大きな学習効果を実感してほしいです。
そのために
① 2・3学年先で終わるのではなく、目標はあくまでも高校教材以上を触れること。
*公文式教材のメインテーマはあくまでも高校教材で、そこを自学自習できるように教材が構成されている。
高学年以降でより学習効果を実感できるようになるためにもぜひ高校教材を目標に!
② 苦手教科のみに着目するのではなく、得意教科をより伸ばすことが中高以降の“先伸び”の秘訣。
*生徒保護者にとって、“苦手教科を克服したい”と思うのは当然でしょうが、
特に中高生以降は得意教科をより得意にしておいた方が、
テスト前に他教科に集中できる余裕が生まれるので先伸びしやすい。
③ 学力の貯金による余裕を活かして、将来の夢・目標について家庭での会話を大切に。
*学力に余裕があればあるほどそういう話はしやすい。
夢が変わってもいいので、学習する目的を生徒が意識して学習をした方がモチベーションにつながりやすい。
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