東京大学への進学者には、公文式に通っていた子どもが多い──。
子どもが有名校を目指す、お父さん・お母さんの間で、しばしば語られる話題だ。
今回の現役東大生へのアンケート調査で、まさにその実態が明らかになった。
現役東大生209人から回答を得た今回の調査によれば、
公文式の経験者は52名で24.9%。
“4人に1人”という数字は、多種多様な学習教室が存在するなかで
非常に高いものといっていいだろう。
ただ注目すべき点は、それだけではない。
東大生が公文式とどう付き合い、そこで何を得たのか──。
今回の調査結果は、そのことを明快に示してくれた。
まず学習していた教科について。
お父さん・お母さん世代にとって、「公文式といえば、算数・数学」というイメージが強いだろう。
しかし、「算数・数学」だけを学んだ人の割合は、わずか19.2%。
8割近くが複数教科を、そして約3割が「算数・数学、国語、英語」の全教科を学んでいた。
そして開始時期。これは、小学校低学年以下が76.8%で圧倒的多数を占めた。
さらに通った期間についての結果が見逃せない。
最も多かったのが、「6年以上」で26.9%。
公文式での継続的な学習こそ、東大に進学した子どもたちの大きな特徴といっていいだろう。
結果として、多くの児童・生徒が、中学生相当以上のレベルの教材にまで
しっかり到達している。
詳しくは
プレジデント冬号にて