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ロンドンの箱型タクシー運転手の大脳

2023年02月26日 | 学ぶ
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この記事は、私が40代の頃書いたもの

ロンドンの箱型タクシー運転手の大脳



おもしろい記事を新聞で見つけた。
ロンドンの名物、箱型タクシー運転手の大脳の神経細胞の話である。

ロンドンの箱型運転手になるには、試験に合格しなければならず、望者は自転車やバイクでこまめに街をまわり、地図を頭に叩き込まなければならない。
合格するためには2年かかるというから、楽な受験勉強ではないことがわかる。
だから、彼らは市内のどんな小さな道でもよく知っている。
そして、ロンドンのタクシー運転手の脳は、猛勉強のおかげで成長を遂げたらしいのだ。

ロンドン大学エレノア・マグアイナー博士
(認知神経学)が、タクシー運転手と一般の人の脳を比べたところ、運転手の大脳皮質の中で位置関係をつかさどる海馬の後方部分が肥大していた。
運転歴が長いほど、ここが膨らんでいるらしい。
つまり脳への刺激が脳の変化をもたらしているのだ。

成人の大脳の神経細胞は
1日に10万個ずつ減っていくのだというのに、タクシー運転手は逆に増えているのだから、これは驚きである。

高校の頃、書道の時間に書道の先生が繰り返し学習することの意義について、詳しく話しをしてくれたのを記憶している。

人間が一晩かけて学習したことは、一晩寝ると、半分近くは忘れてしまうのだという。
そして、また同じところを学習、この繰り返しによって忘れたものをもう一度頭にいれ、忘れる量を少なくしていく。
この繰り返しの作業で、脳はしっかり覚えるものを脳に叩き込んでいくのだ。
こうして、叩き込んだものは、忘れにくいし、いったん忘れても比較的簡単に思い出せる。

子どもの頃に歌った歌を、私たちは比較的よく覚えている。
小さい頃、なんどとなく歌った歌は、その頃脳に叩き込まれていて、
自然と口から出てくるものだと。

今はどうか・・
わたしは、お気に入りの曲をBGMの代りに、よく聴いているが、 歌詞をなかなか覚えられない。
人の神経細胞は1日10万個減ってるのだから
こういう作業も、年齢を重ねてくると大変時間のかかることとなる。
頭に入りにくい上にすぐに忘れる。
しかし、努力の如何では脳の変化をもたらす事もできるということだ。

苦労の作業を脳はちゃんと記憶しているのだ。

苦は楽の種という。
苦労は、決して無駄な作業ではない。

ロンドンタクシーの運転資格

一部の営業区域を除いて普通自動車第二種免許があれば誰でも運転できる日本のタクシーとは異なり、ナレッジ試験(The Knowledge of London、単に The Knowledge とも)と呼ばれる世界有数の厳しい試験に合格しなければロンドンタクシーの運転手にはなれない。この試験では運転技術のみならず、ロンドン市内の地理・道路・施設などを全て記憶し、出発地から目的地などへの最短距離を即座に示す事が求められる。
そのためタクシードライバーになるには3 - 4年程かかる。

歴代の車両と他国での使用例

オースチン/LTI FX4 1958年 - 1998年

LTI TX1 1998年 - 2002年 (シンガポール仕様車)


LTI TXII 2002年 - 2006年 (米国仕様車)

LT4 TX4 2007年 - 2017 (アゼルバイジャン仕様車)


ノキアのラッピング広告が施された車両

日本におけるタクシーとしての使用例 (チェッカーキャブ・互助交通(当時)





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