薩摩富士(開聞岳)のように

お陰様の心、愛する心、助け合いの精神で・・

知覧特攻平和会館

2011-05-28 | 旅行

5年振りに帰省してきました。所用を早々に済ませ、いち早く馳せ参じたのが
「知覧特攻平和会館」でした。国の為若くして飛び立って行った特攻飛行少年兵の御霊1036人に合掌してきました。


祖国と母へのお別れの碑が建てられています

会館内に入ると大勢の人々が係員の説明に聞き入っていました。左に飛行機のプロペラが少し見えているのが名機飛燕です。

特攻銅像「とこしえに」です
像の右手は永遠の平和、左手は固い決意が秘められていると言う。そして開聞岳を仰ぎ見る眼は、生もなく、死もなく、すでに我もない隊員の仏心をあらわしているそうです。
像の下では、戦争を知らない子供達が写真に撮りに興じていました。

「アリランの、歌声とほく母の国に、念ひ残して散りし華華」

母国を離れて飛び立っていく少年の心情を思うと、つい目頭が熱くなります。当時の朝鮮出身者が11名と聞きました

開聞岳です。梅雨に入り厚い雲に覆われています。特攻飛行少年兵達は知覧基地を飛び立っと、祖国開聞岳に最後の別れをと翼を左右に振りながら戦地に向かったそうです。

会館の奥に置かれている来館メモ帳を拝見したところ「来館者が涙を流しながら書いたであろう濡れたままの記事がビッシリ詰まっていました」
小泉元総理の父小泉純也(元防衛庁長官)は、この知覧基地の近く加世田市の出身です。「1036人の御霊に合掌」