BRM813 つくば その4

レシートチェックのコンビニからひとりで走り出しました。
100Km近くの走行となり、ガーミンの遅延表示がひどくなってきました。
ここから少しでも怪しい箇所はスマホのナビを見ながら進みました。
途中、ちょっと迷う箇所もありましたが、それでも思っていた以上に順調に走れています。

しばらくしてまた登りが始まりました。
もう少し勾配が緩ければ、助かるんだけどなぁ・・・
なんてことを考えながら登っていると、意外とあっさりピークに到達。

あら、ここには見覚えが・・・・
そうです。すでに3年以上も前のこと。
デビさんとYabooさんの3人で、モテギサーキットを往復した時の帰り道で走った峠でした。

今回


3年前の写真


看板がだいぶ汚れちゃいましたねぇ・・・
あの時とは逆走だったので、途中まで全く気が付きませんでしたが
振り返って見た時に、心に引っかかるものがあって思わず写真を撮ったのが大正解。
しばらく走ったところで「あああ！あの時に通った！！」と思い出して大興奮しちゃいましたｗ

その後、茂木の山間部をゆったりと走りました。

気温は高めですが、恐れていた酷暑にはなっていません。
自分にとっては十分に運動ができる気温。
これから道さえ間違わなければ、きっと完走できる。
そう思っていた頃、吹田パーキングの有人チェックポイントに到着。
ここで飲み物と梨を振る舞っていただき、リフレッシュｗ
そろそろ出発しようかなぁ・・・と考えていると

gonさんがやってきましたｗ

今回のブルべは、gonさんと遭遇する率が高く、
この後も何度も離れては追いつき、追いついては離されることが続きます。
ルートに不安のあった私にとって、本当にありがたいことでしたｗ

ここから参加された方々が口々に話されていた道祖神峠に向かいました。
私はまだ登ったことがありませんが、どうやら直線基調の激坂で
今回のブルべでは最大の難所であるとのこと。

ただこの時点で、タイム的に十分な余裕があったので
「ゆっくり登れば大丈夫だよ」と、意外にものんきに考えていました。
実際ゆっくり登ったんですけどねｗ

道祖神峠へのアプローチで、ある看板を発見。

東筑波ユートピアの看板でした。
キューシートからまだまだ先にあることはわかっているのですが、こんな看板が出てくるということは
これから向かうべき道が、間違えていないことを示しているということと
決して遠くないという二つの点で、私を勇気付けてくれました。

ほどなく道祖神峠の登坂が始まりました。
確かに直線基調で勾配がキツイ道でした。
でも時間に余裕があり「ゆっくり登って大丈夫」という思いがあったことで、それほどキツイとも感じることもなく無事クリア。

そのままダウンヒルに突入しました。

このダウンヒルをしばらく下ったところで、クレーチングに前輪を取られて大きな衝撃が自転車にかかりました。
その衝撃で1本のボトルが吹っ飛びます。
慌てて停車して、ボトルを探すのですがなかなか見つかりません。

実は吹っ飛んだボトルは水が入っている方で、残ったボトルは空。
どうしても探さないと、ここから次のPCが近いとはいえ、夏の時期の自転車は危険です。
１～２分ほど探したところで、草むらに隠れるようにたたずんでいたボトルをやっと発見ｗ
そのままダウンヒルを再開したのですが、カーブでバランスを崩しかけ、危うく落車寸前に・・・
見てみると前輪のタイヤの空気がありません。
そう、リム打ちパンクを起こしていました・・・・

早々に停車して、パンクの修理を開始しました。

修理をしていると、ブルべの方々が１人、また１人と通り過ぎていきます。
共通しているのは必ず「パンクですか？大丈夫ですか？」と声をかけて通過していくこと。
皆さん本当に優しい方々ばかり・・・
その都度「ありがとうございます。大丈夫です」と声をかけ返すのですが、その中にgonさんもおられました。
次のPC2で再び会うのですが、その時「止まればよかったと後悔してます」と言われました。
いや、止まっていただいてもこちらが恐縮してしまうので、止まっていただかない方がありがたいですよ。と話しました。

パンク修理が終わって、さてフォークに前輪を戻そうとすると・・・

赤とんぼ？
巷では絶滅危惧種と言われている赤とんぼがフォークに留まっていました。（フォーカス甘くてすいません）

慌てて写真に収めて、さてもう一度前輪をはめようとしたのですが、
この赤とんぼ、まだ留まったままです。
それでも１分ほどじっと眺めていたのですが、そろそろ出発しなければ・・・と思い
軽く触れてみたのですが、全く逃げる気配なしｗ
最初は軽く触れる程度だったのが、だんだん大胆に触れてみたものの、一向に飛び立とうとしないので、
じゃあいっそのこと、つまんで近くの木に移そうか？と思ったとたん、どこかに飛んでいきましたｗ
度胸と勘がいい赤とんぼでしたｗ

その後、PC2でgonさんと合流。
余ったとは言いがたい、大量の水をいただきました。ありがとうございますｗ

そして私はしっかりとカロリーと塩分を補給。

この時点で残りは約65Km。
裏不動峠だけが残された最後の難所ですが、時間に余裕があることに変わりなく
「まあ、ゆっくり走れば完走できる」という思いが、私を楽にしていました。

そしてもうひとつ。
実はこのPCでトイレ済ますことを考えていたのですが、残念ながらトイレはありませんでした。
ここから少し走ると、フラワーパークがあります。
そこのトイレをお借りしようと、ちょっと早めにスタート。

少し前にスタートされていたgonさんを追い越して、フラワーパークにin。
トイレを済ませ手を洗う時に、シャワーを浴びた後のような自分の姿を鏡で見て愕然ｗ
こんなに汗をかいていたんだ・・・・
2本満タンになっているボトルの水をしっかり飲んで、走り始めました。

ここからは普段筑波山に来る時にいつも走るコースです。

フルーツラインを右折して、裏不動への道を走ります。
いつもお昼前に通る道ですが、今回は夕暮れ時。
ちょっといつもと違う光景を新鮮に感じながら、進みました。

そして裏不動を登り始めた直後にまたまたgonさんに追い付きました。

今回のブルべで最後の難所である裏不動峠。
ここさえ登ってしまえば、後は「平坦な道＆一度走った道」が残るのみです。
この最後の難所を、gonさんと一緒に登りました。



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