ちゃりんこ役場

平坦系サイクリスト。埼玉県草加市から江戸川CRを目指します。Since2011,Aug

遠かった筑波山 後編

2015年06月19日 | ヒルクライム
前回のブログを読んで「筑波山、全然遠くないよね?」と思われた方。
正解です。

そして「どうせ帰り道、足が売り切れてキツかっただけでしょ!」と思われた方。
正解です。

ちょっとしたネタばらしをしたところで、前回からの続きです。


不動峠を登り終えた後、すぐに裏不動をダウンヒル。
本当は、この裏不動を登るつもりでしたが、舗装状態が悪い&コケが生えていている
というコンディションだったので、裏不動の登坂を断念。
そのまま一気に湯袋峠方面を目指しました。

フルーツラインに入ってから
強力な追い風を背中に受けて、びっくりするくらい高速巡航で進みました。
途中、パトカーとすれ違いました。
実は不動峠登坂中にもすれ違っているので、この日筑波山では2度目です。
それはきっと今週末のツールドつくばがあるため、たくさんの自転車乗りがやってくるからだと思いました。

ツールドつくばのホームページを読むと、自転車と自動車の接触事故があったらしいです。
大会前のだけではなく、今後もヒルクライムをされる方におかれては、
是非とも、マナーを守って走行していただきたいと思います。
だってあのような山道、田舎道(失礼)そしてわずかな距離で、パトカーと2度もすれ違うなんて
やっぱり尋常ではないと思います。(この日は筑波山界隈で合計3度すれ違いました)
近隣の住民の方々から、苦情が出ていることは容易の想像ができます。
マナーを守った走行を何卒、よろしくお願いします。←お前もな!

そして湯袋峠への道に入り、ヒルクライムを開始。
最初こそ、私にしては珍しく軽快に登っていたのですが、
だんだんと失速してくるのがわかります。
そしてそれと同時に、両大腿にどうしようもない筋肉の痛みと疲労感が襲ってきました。
どうやらここまで目いっぱい踏み続けてきたことで、足が売り切れてしまったみたいです。
仕方ありません。
ここからはガクッとペースを落として、ゆっくりゆっくり風返し峠を目指して登って行きました。

途中、車やオートバイがもの凄い勢いで私の横を追い抜いていきました。
ちょっと怖かったので、可能な限り道の端を走っていると
追い抜いて行ったオートバイの人が、左手で「ごめんね」のゼスチャーをしていきました。
常時160を越える心拍数で、頭がくらくらする中「背中を押して」のハンドサインはどうやればいいんだろう・・・
と考えながら、ただただひたすらに、ペダルを回しておりました。

そしてやっと風返し峠に到着して、そのままつつじヶ丘まで足を伸ばしました。

そして恒例の、つつじヶ丘でのソフトクリームを堪能。
今回の夏みかんソフトは、本当に美味しかったw
激走直後で疲れている&空腹状態で、何を食べても美味しいと思える状態であることを
差し引いても(多分)美味しいと思います。
是非、もう一度食べてみたいと思える味でした。

この日、異常な発汗量だった私は、ほんのわずかな休憩で、
すでに寒さを感じ始めておりました。
(不動峠登坂前に2本満水にしておいたボトルは、1本と半分を飲み干しておりました)
あまりゆっくりしていられないと判断して、ソフトクリームを食べ終わった直後に、
下山を開始しました。
そして今までとは真逆の向かい風の中、一路春日部を目指して、走り始めました。

下りから、平坦基調の道になったところで、売切れてしまった足の辛さを実感することに・・・
とにかく足が動きません。
動いたとしても、すぐに足がいっぱいになってしまいます。
更に往路とは一転、向かい風が状況を一層悪いものにしてしまいました。
「今日の家路はかなり厳しいぞ・・・」
ここにきて、この不都合な現実と向き合うことになりました。

それでも何とか、途中のコンビニに休憩に入ろうとすると
一台のパトカーが止まっていました。
「今日はこれで四台目のパトカーか・・・」
と思いながら入店すると、一人の警官が中国人とおぼしきおっちゃんとなにやら話しています。

私は買う物を買い、店外に出てむしゃむしゃとおにぎりをほうばっていると
警官は更に二人増えて、計三名で一人のおっちゃんを相手に、なにやらコミニュケーションを取ろうとしていました。

多分中国語を話しているおっちゃんの言葉がよくわからない警官は、
おっちゃんに向かい、スマホに向かって話せ、と言っている感じ。
スマホの翻訳機能って、そんな使われ方もされるんだ・・・と改めて感じました。
(そのおっちゃんが何で警官に囲まれているのか、その後どうなったのかは知りません)
警官と必死に何かを訴えるおっちゃんの横で、むしゃむしゃとおにぎりをぱくついている自転車乗り。
きっと近くを通った方には、かなりシュールな光景に見えたでしょうねぇ・・・

カロリーとビタミンを補給して、多少回復することを期待したのですが
コンビニを後にして、わずか300mくらい走って実感できたこと。
それは「全然回復してねぇ・・・」ということ。
前半飛ばしたツケが、何倍にもなって返ってきている感じです。

とにかくペダルのひと漕ぎひと漕ぎが重い。
そして全然進んでいる感じがしません。
数時間前に反対車線を、元気よく走っていた人物はもういません。
全身を襲う痛みに耐えながら、ただただ前を目指して、ゆっくりと進む以外
この苦痛から開放される方法はありませんでした。

「これくらいの時間には、利根川渡れるかな?」
「これくらいの時間には、江戸川渡れるかな?」
そんな予想は全て外れてしまい、大幅に遅れて春日部に戻ることができました。

今回、また久々になってしまった山に行ってきましたが
春に比べて更に、登坂力が低下している事実に気が付きました。
7月12日のTTが終わったら、可能な限り登っておかないと
春の反省が全くできてないことになります。
厳しい夏になりそうですねぇ・・・





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