Ken坊の趣味と日常と仲間のページ

平凡なことを非凡に、非凡なことを平凡に書き綴る、
乱入大歓迎のブログ。

1931. 柔らかい空手

2017-05-20 | 格技

自分がやっている空手は
芦原英幸が技術を確立したもの。

その芦原英幸はという人は、極真会館で
大山倍達の一番弟子だった方だ。


実戦を重視した方だったのだろう(笑)
夜の街でヤンチャ者や、その筋の方々に
「なのぉ、すみませんが喧嘩を買ってくれませんか?」
と、喧嘩をセールスして回ったり。
道場破りを繰り返したという逸話の持ち主である。


後に、芦原英幸は極真との確執から極真を離脱し
自流を立ち上げた。
それが芦原会館


芦原空手は喧嘩やルールの無い実戦を
バックグラウンドにしているためか、
その技術はとても合理的で実戦的だと
自分は感じる。

体格や力に頼るのではなく、
相手のパワーをさばいてコントロールする事に
重きが置かれている。

とても柔らかい曲線的な動きをする。
最初に見学した時、合気道に似ているなぁ、と
感じたもんだ。

その経歴から、剛腕が売りというイメージだったが
実際の芦原英幸は、合理的な思考を持つ
理論派であったようだ。


芦原英幸、はALSという珍しい難病で
50歳という若さで亡くなった。
その死後、彼が体系化した技術は
サバキ系空手と呼ばれ、多くの分派を生んでいる。


自分が師事するのは、芦原英幸の直弟子で
あった方である。

ルールの有る試合のための技術ではなく、
あくまで武術としての技術の追求する点が、
自分にはとても面白く感じられるのである。

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1930. 2分でわかるフルコン空手

2017-05-20 | 格技

空手の系譜が分かったところで、
フルコンタクト空手のお話をしてみたい。


フルコンの父と呼ばれるのが

大山倍達。

「空手バカ一代」という漫画の主人公に
取り上げられた事で、僕らの世代では
知らぬ者の無い空手家。


戦後初の全日本空手道選手権で優勝。
その後、寸止めポイント制の試合形式に
異を唱え、自ら設立したのが
極真会館という団体(流派)

打撃は当てないと効いたかどうか判らん。
ということで、実際に打撃を当て合い
ダメージ量で勝敗を
決する試合方式を追及。

直接打撃制なので”フルコンタクト空手”


漫画のヒットも有って、フルコン空手は
急成長を遂げる・・
それが僕らの子供の頃の話。


大山倍達はビール瓶の首を手刀ではねたり、
牛と闘ったり、そして漫画になったりと、
話題作りの上手なプロモーターの才覚も
あったようだ。

また極真会館の方々は、他のプロ格闘技との
実戦も積極的に行ってきた。

その中で、技術的には特にムエタイの影響を
強く受けたように思える。
これが伝統派との大きな技術的な違いであろう。


そして極真会館は、多くの著名な格闘家を輩出した。
自流を興した人も山ほどいるので、
大山倍達はフルコン空手の父と言われるそうな。

そして、その筆頭とも言えるのが

芦原英幸。


ということで、次回はいよいよ
自分のやっている芦原空手のお話をしてみたい。

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